映画に関する戯言…

偶発であるコトを言う

by 陳歩瓶瓶


あのね、

映画を見終わって、その映画の感想とか、

批評めいたコト言いたくなるじゃない?

逆に、聞かれる場合も結構あったりするんだけどね。

そんな時ってどう言えば一番よく伝わるか

ちょっと疑問じゃんかよー。

そうだろBABY?

俺ってさぁ、ワリとそういうトコって気を使うんだよね。

でね、

俺の場合って↓こーすんだナ。

まず、

面白い」か「面白くない」かを言っちゃうね。

これって、自分の主観もモチあるんだけど、

それにとらわれずに、

そう!

作品の本質に迫りたいよね。

分かりにくいですか?

俺の場合、感動・映画的存在価値なんかが基準

次に、

凄い」か「凄くない」かだね。

これは、その映画から、どのくらい映像的刺激・快楽

受けるかってコト。

ある時は、「スターウオーズ」のデルタ型の宇宙船(※1)であろうし、

鳥の目カメラ(※2)だったり、ジュリア・ロバーツ(※3)のでっかい、

鼻の穴と口だったりする。

最後は、

好き」か「嫌い」か。

これは非常に個人的なことで、十人十色だと思う。

以上を組み合わせて使用するのだ。

例えば、

T2(※4)」は強烈「凄い」し、「好き」だけど話は「面白くない」。

グリーン・カード(※5)」は、ちょっと「面白く」、大「好き」だけど、

凄くない」って具合さっ。

皆もやってクリクリ(※6)

この文章は、月刊イフ(free paper)1991年10月号、通巻15号に掲載されたものです。


用語解説

※1 スターデストロイヤーの事を言ってる。

※2 「バーディー」の事を言ってる。

※3 「プリティ・ウーマン」のヒロインの事を言ってる。

※4 「ターミネーター2」の事を言ってる。

※5 アメリカの永住権を題材にした恋愛映画。

※6 「おぽちゃまくん」の茶魔語である。


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