シン・レッド・ライン
Thin Red Line, The (1998)
Directed by Terrence Malick
1942年、第二次世界大戦の激戦地、ガダルカナル島。
丘陵の飛行場を占領する為、日本軍と米軍の激しい戦闘が展開する。
全編これ心象風景と言っても過言ではない、
とても静かな戦争映画。
兵士達の陰鬱なモノローグと個人のバックボーン映像が挿入され、
終始、頭を重力で押さえつけられてる感覚がある。
特定の個人にまるで感情移入出来なかったなぁ〜。
名も無き一兵卒の視点で、
背の高い草むらを進んだり、丘を登ったりするもんで、
映像から異常にプレッシャーを感じた。
生死の境目に足を踏み入れ、生理的に不快になって
胃液が込み上げて来る感覚は味わえる作品じゃ。
ただ日本人が殺される描写は、どうも気分が悪いね。
99/4/11
Kの独善的評価 ★★(心象風景がタルイの)