ターミネーター4

監督:マックG


2003年、サイバーダイン社は女医を通じ、兄と二人の警官を殺した死刑囚の男に

死後の献体を求めてきた。

2008年、自我に目覚めたスカイネットは人類に対して核攻撃。

2018年、「審判の日」以後も人間と機械との壮絶な戦争は続いていた。

抵抗軍リーダー、ジョン・コナーは、脳と心臓以外は機械の男、マーカス・ライトと対峙する。

ジョンは自分の父親、10代のカイル・リースを救えるのか?

完全に戦争映画。

子供や体調の悪い人、歯が痛い人とかは見ないほうがいい。

凄まじい音圧の衝撃が、ほぼ全編にわたって襲ってくる。

見終わると頭がぼーっとします。

シリーズ物は最初の約束事を守るのが鉄則。

その意味では完遂してる。その意志を感じる。

人間と機械(コンピューター)との間に妥協や融和は一切無い。

どちらかが死滅するまで徹底的に殺し合う形だ。

より効率的に人間を殺す為に自己改良、修復、増殖を繰り返すスカイネット、

元々機械なので放射能は屁でもない。

核戦争時の電波障害もとっくに克服してる雰囲気だ。

自分に害が及ばないとなると、使う武器に制限がなくなる見本。

当り前だが、ロボット工学三原則もありえない世界。

1 人間を傷つけない

2 1に反しない限り人間の命令を守る

3 2に反しない限り自分を守る

ターミネーター3はB級SF映画だった。

台詞で説明しては映像表現の意味はない。

今作で、3のヘボヘボな結末は払拭された。

ジョン・コナーは勇敢な戦士になっている。

また、ターミネーター=シュワルツネッガーも克服出来た。

最後の場面、重傷をおったジョンは戦死、人間機械のマーカスが

2代目ジョン・コナーを名のって抵抗軍の指導者になるのかと…?

TVドラマ「サラ・コナー クロニクルズ」も面白いし、世界観は大きく広がった。

ただ、悪夢のような未来はご免である。

2009/7/9


Kの独善的評価  ★★★★(メビウスの環になり、未来永劫堂々巡り。シリーズの完結性は高い)


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