SF サムライ・フィクション
(1998)
監督:中野裕之
三百年ほど前、日本は侍の国だった…
今は魂となった人物の、血気盛んな青年時代の回顧録。
つまらない映画は上映時間が長く感じるっつーのがある。
この作品を見ていて久しぶりに思い出したフレーズじゃ。
予告編のテンポは良かったのだが、本編はどうも、
いたずらに長いって気がする。
ここまで割切った(従来の手法とは一線を画した)んなら、
回りくどいエピソードの羅列は勘弁して欲しかった。
宝刀を盗んだ風祭(布袋寅泰)を暗殺しようとする忍者とか、
中年浪人・溝口が馬を買うため道場破りをするとか。
でも、時代劇なのに時々、
今ふうの言い回し(アクセントとか)があって、
変で面白かった部分は確かにありますな。
でも、それだけ。
布袋寅泰の侍姿は案外似合ってた。
98/12/6
Kの独善的評価 ★★(もう30分短くしてヨ!)