さくや妖怪伝

監督 : 原口智生


江戸時代、宝永四年(1707)。

富士山は噴火し、妖怪達が暴れ出す。

妖怪討伐士のさくやは妖刀・村正を手に妖怪退治の旅に出る。

はっきり言って、何で妖怪を退治しなければならないのかワカラン!のですが、

村正を含め、さくやのキャラクターは魅力十分に描かれておりました。

(人間に対して)良い妖怪、悪い妖怪の区分もワカラン!

さくやの義弟は、さくやの父が殺した妖怪の子供!という

この作品最大のテーマは、

妖怪とは一体何か?という疑問に対する答えが、劇中まるで無いので

骨抜き状態で淋しゅうございました。

でも、さくやは凛々しくてカッコ良かったです。

使う人間の寿命を吸いとる村正も面白かった。

むらまさ!

と、さくやが叫ぶと、封印してある木箱がパカッと開いて、

刀は宙に飛び上がり、

しかる後に、さくやの手元に降りてくる

っつー演出は面白いよ。

続編は、現代日本でやって欲しいね。

さくやは学生。夏休みに自転車で、抜き身の日本刀が入った箱を背負って全国行脚。

妖怪とおぼしき悪人(例:そごうのミズシマ会長、三菱のリコール隠しした人)を切り殺します。

悪人は村正で切られると、煙になって消えますので、

死体の処理はこれでOK!

というの、友人の健さんに話した所、「そりゃスケバン刑事だよ!」と言われた。

確かに(笑)

2000/9/1


Kの独善的評価  ★★★(さくやの眼光が鋭くてカッコイイ!)


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