監督:ジョン・ウー
西暦208年、
赤壁で対峙する80万(曹操軍)対5万(劉備、孫権同盟軍)の最終決戦、
今、戦いの火蓋が切って落とされる。
天地を埋め尽す圧倒的な曹操軍、弱者に勝てるすべはあるのか?
壮大なスケールで描かれる赤壁の戦い、
前半は最終決戦までの張りつめた緊張感、
後半は凄まじい規模の戦闘シーンが延々と続く。
意外な事に、
呉の大都督・周瑜の妻、絶世の美女と謳われた小喬の
挺身投降や救出劇にハイライトは当っていない。
むしろそれを喰っていたのが、
蹴鞠の千人隊長と孫権の妹・尚香との悲恋。
デブ助と信じて死んでいった隊長があまりにも純朴すぎる!
ここがパート2で一番光が当っていた箇所だった。
次点は両軍が士気を高める場面、
曹操が疫病におかされた兵を見舞う場面であり、
冬至のお祝いに、周瑜の皿に友が団子をつぎつぎと渡す場面。
決戦前、いやが上にも盛り上がる。
逆に中村獅童が爆死する所はアッケラカンとした
英雄譚のようだった。
2009/4/23
Kの独善的評価 ★★★★(三国志に興味が出てきました)