監督 : 滝田洋ニ郎
原作 : 夢枕獏
794年、僅か10年で長岡京から平安京へ遷都し、平安時代が始まる。
「陰陽師(おんみょうじ)」と呼ばれる男達は、鬼やあやかしを世の理をもって制する。
陰陽師、安倍晴明役の野村萬斎、キャラ立ちまくり!
物語を体現するキャラクターは、これぐらい強い個性じゃないとイカンという見本ですな。
衣装も一人だけ真っ白で、光の反射率も高いっス(笑)
知力で勝負するタイプなので、全体的には静かな映画になってます。
対極的な官史の源博雅(みなもとのひろまさ)が人情味豊かなンで、
力と理念、二人で一対という面白い組み合せになってます。
「人の世も捨てたものではない」という言葉も、大きな社会不安が影を落としている現在、
あって欲しいメッセージなのかも。
(現実問題、これだけ暗いニュースが毎日続くと、「千と千尋の神隠し」も、
人々に夢や希望を与えるという意味で高く評価されるのかも)
2001/11/15
Kの独善的評価 ★★★(もう少し、庶民の生活が描かれたら良かったかな)