ジャンヌ・ダルク
Joan of Arc, The (1999)
Directed by Luc Besson
リュックベッソン監督の描くジャンヌダルク。
1431年5月30日、北フランスのルーアンで
火刑台にかけられ処刑された乙女ことジャンヌの物語。
かなりアレンジが入ってる模様。
はっきり言って、キリスト教圏の人間が作ったとは思えない内容になってるねー。
特に、ジャンヌがイギリス側に捕まってからの獄中の自問自答がそう思わせる。
無神論者なのかなぁ、リュックベッソンは。
宗教が世界を支配していた中世っていうのが全然感じられないな。
オルレアンの戦いとか、軍隊同士の合戦シーンは大迫力なんだけど。
(ジャンヌが胸に矢を受けて、梯子から落ちる所なんか圧巻でした)
一番気になるのは、ジャンヌ役の女優に魅力を感じない事でしょう。
烏合の衆の軍隊をそのカリスマ性で指揮し、勝利に導く神の使いとは、
反狂乱で金切り声を張り上げるだけの女じゃない…と思うんだけど。
『百姓の娘は王太子から贈られた重さ二十五キロの鎧を身につけ、白馬にまたがった』
(ジャンヌ・ダルク 村松剛・著 / 中公新書 より引用)
ジャンヌは、体力に恵まれた健康な少女だったのは間違いないみたい。
あとは、やっぱりカリスマ性でしょ!
2000/2/1
Kの独善的評価 ★★★(ジャンヌに魅力が乏しいかな…)