仮面の男

Man in the Iron Mask, The (1998)

Directed by Randall Wallace


1662年、仏。

傲慢で無慈悲な若きルイ14世の親政。

暴虐に耐えかねて、年老いた三銃士は王の替え玉を

仕立てることを計画し、銃士隊の隊長ダルタニアンと対決する。

レオナルド・ディカプリオが暴君のルイ14世と、

双児の慈悲深い弟・フィリップを一人二役で演じるのが見所じゃ。

レオ君は、全く性格の違う二人の王を見事に演じきってる。

合成シーンも違和感は微塵も無いのだ。

ダルタニアン役の役者、ガブリエル・バーン

どっかで聞いた名前だと思ったら

ミラーズ・クロッシング(Miller's Crossing (1990))の主役のトムじゃん。

ずいぶん久しぶり!の感があるぞ。

ミラーズ・クロッシングでは主役であるにもかかわらず、

全編殴られっぱなしじゃったが、

仮面の男では、銃士隊の隊長で剣の達人と、とても格好よかったっス。

でも、出来の悪い息子に刺殺されるのはちと淋しい気もしたのじゃ。

(国民全体を欺いたのだから当然の結果、とは割り切れない)

しかし、暴君のルイ14世、「王は神なり」と、

罪を問われぬ絶大な権力(我侭?)をこれでもかと行使する。

力を思う存分使うのは気持ち良いだろうなぁと感じちゃった。

98/08/18


Kの独善的評価 ★★★★(結束の固さに男の友情を見た)


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