監督 : 三池崇史
冒頭、強制送還される外人を乗せたバスを主人公がヘリと機関銃で襲撃します。
場所は埼玉県。…ちょっと待て、どこが埼玉県なんじゃい!(笑)
とゆ〜ノリの無国籍アクション映画に仕上がっておりました。
同じ原作者の「不夜城」とは、別のジャンルの映画ですなぁ「漂流街」は。
岡本喜八監督が「独立愚連隊」や「殺人狂時代」でブイブイ言わしてた頃の勢いを思い出しましたわ。
日系ブラジル人のマーリオ(だったかな?もう忘れてる)と
その恋人の中国美人には、「不夜城」同様、まるで感情移入できません
でしたが、吉川コージの仁義無きヤクザは痛快でありました。
(こういう人間ばかりだと、組織の存続は難しいでしょうなぁ)この吉川コージと
若い、フィギュアが趣味の中国マフィアの首領に、かなりのウエイトが置かれており、キャラも立ちまくり!
主人公もキャラが立ってるには立ってるけど、敵の二人がどういう死に方(とゆ〜か殺され方)をするのか、
興味は俄然そこへ集中しますな、これは!(笑)
主人公が恋人と子供を救いに単身、吉川コージの事務所を襲うのですが、
(銃は散弾銃?)ここは、階段-窓から飛び下りる所まで、1シーン1カットで撮影して欲しかったっスね。
最後、敵対組織のNo.2同士が、ホモカップルになるというオチも気がきいております。
闘鶏とか、埼玉県とか、ビルにグレネードランチャー打ち込む所とか、
妙にチープな箇所も楽しめましたわ。
2000/12/1
Kの独善的評価 ★★★★(張り切って行きましょう!という感じですか(笑))