director:Jhon Woo
善人と悪人の入れ替え劇。
FBIの捜査官とテロリストの極悪人は、互いに天敵の間柄じゃ。
どちらも徹底的に個性を打ち出してるぜ(物語の展開上、必須)。
顔の皮膚を剥がし、骨を削り、脂肪を取り除き全くの別人になるところ、
描写がそれほど克明ではないんだけど、皮膚を蟲が這い回る
かのようにゾワゾワしたのだ。
なんか、ものすごく嫌悪感があった。
喉に埋め込まれたマイクロチップによる声紋チューニングも
嫌だったよぉ。
理論的には納得できても生理的・感覚的に
拒否・拒絶することってあるじゃん。
実際にこんな事(face/off)したら頭おかしくなる気がするヨ。
自分以外の他人が、その人物に性格を与えている部分は少なくないからネ。
FBI捜査官のアーチャーの愛情表現の時の癖で、手指で相手の顔を
上から下へと撫でるってのがあるんだけど、
死人の目を閉じてやる動作に思えてならなかったんじゃ。
愛情表現としては違和感があった。
新鮮だったのは、刑務所での鉄板の床に磁石靴。
このシステム採用している刑務所って実際あるのかな?
98/03/29
Kの独善的評価 ★★ (それなりに楽しめた)