この監督、この作品を見よ!

寺山 修司 監督

青森県出身の詩人。数々の実験映画で、虚構と現実の壁を破壊する。


『書を捨てよ町へ出よう』(1971)

寺山修司の分身みたいな佐々木英明主演。

新高恵子に筆おろししてもらうとか、

兎好きの妹がサッカー部員に輪姦されるとか、

かなり過激な内容。

街頭での賞金付き勝ち抜きボクシングや、

チンポ型のサンドバッグをぶら下げての警官とのやりとりとか、

虚構と現実が入り交じる実験精神旺盛な場面多し。

最期の「明かりをつけてくれ」は劇場側に向けて言った台詞であった。

『田園に死す』(1974)

寺山修司の美学が貫かれた幻想的な作品。

上半身裸でギター弾きながら歌う三上寛=家畜小屋の男も見れる。

母の子殺し、子の母殺しがテーマだったような。


他の寺山修司監督作品(見たのだけ)

『ボクサー』(1977)

足の不自由なボクサーの物語。

トレーナーに菅原文太。あまり実験はしてない。

『さらば箱舟』(1984)

寺山修司の遺作。

山崎努がしだいに言葉を忘れてゆくとゆ〜。

『サード』(1978)

監督:東陽一、シナリオ:寺山修司。

サードのあだ名をもつ非行少年の青春。

男女4人で売春-斡旋してたのですが、パクられ少年院に入ります。

少年院で野球の親善試合?があり、若い女の子も参加。

その夜、行なわれる集団マスターベーションを

俯瞰撮影するのが迫力ですよ。


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