Delicatessen (1991)


Directed by Jean-Pierre Jeunet & Marc Caro


近未来の人肉食

精肉店の中だけで物語は進んでゆくんじゃが、

巧みに外部環境の情報が入ってくる。

郵便配達、TV、清掃車、新聞、世間話…

これら情報媒体は精肉店に住んでいる奇怪な住人の生活を通して、

終末世界の飢餓と闘争、絶望と荒廃を運んでくるのじゃ!

ピエロと笑われた新入りが本当に職業ピエロであり、

数々の(視覚効果も含めた)芸とイマジネーションとで人間性を示す。

彼と屠殺人の娘の恋は、精肉店の秩序を完全破壊する!

また、地底人の発想は痛快で、その行動も愛すべきものがあるなぁ〜

暖色モノトーンの画面と、巧妙に作られた音楽(音場)、

不安定な構図や極端に戯化された絶叫

世紀末人肉趣向ムービー、尋常じゃーないの!

(この作品、画像が意図的な露出アンダーにしてある。

出来ればフィルムで見て、影の部分のディティールを味わって欲しいの♪)

92/03


Kの独善的評価 ★★★★★(驚異の作り込み!これぞ不気味ロマンチック!?)


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