救命士

Bringing Out the Dead (1999)

Directed by Martin Scorsese


'90年代初頭のニューヨーク、救急車に乗る救急救命士の物語で、

かなりネガティブな内容。

もう、精神と肉体をギリギリまで削ってるという印象。

緊急通報も心拍停止ばかりで、さながら都会の悪夢でありますな。

劇中では、主人公の救命士(ニコラス・ケイジ)が

心停止から蘇生させた初老の男の娘とラブラブになって、

明るい展開になるのかな?と思いきや、

重い現実に打ちのめされるまま…であります。

見てるこっちも心労になりそう。

面白かったのは、薬の売人がバルコニーで串刺しになってるシーン。

鉄の柵を切断中、摩天楼の夜空に向かって言う台詞、

火よ、降り注げ!この世は強者の物だ!(だったかな?←笑)

がカッコ良かったです〜。

2000/3/31


Kの独善的評価 ★★★(薬の売人がイイ!)


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