ボーン・コレクター

Bone Collector, The (1999)

Directed by Phillip Noyce


手首が地面から生えている。

その手は、指が一本切り取られ骨が露出している。

連続した計画的猟奇犯罪に、

首から下が麻痺した科学捜査のエキスパートと女性警察官が挑む。

都市の約百年前の記憶が残る場所、

そこをわざわざ犯行現場に選ぶ事で、物語は深くなってると思うね。

動けない男が指示を出し、女が行動し捜査するってのは、

そのサディスティックな関係が感じいいねぇ。

犯人が居るかもしれない現場に、まず最初に単身入らせるし、

手がかりを得る為、遺体の手首の切断を命じたりと、

ほとんどイヂメ(笑)

暗躍する不気味な犯人と共に、

寝たきりの捜査官が、いつ発作で植物状態になるかわからないのが

作品に緊張感を与えていましたな。

でも、終盤はちょっと急ぎすぎで、強引に話をまとめた気がする。

2000/4/26


Kの独善的評価 ★★★(終盤、急ぎすぎだよ〜)


[戻る]