バトル・ロワイアル

監督:深作欣ニ


大不況、完全失業者15%以上。崩壊する家庭や学校。

そんな中、新世紀教育改革法(BR法)が可決。

厳正なる抽選で選ばれた中学三年生のひとクラス(40名程度)の生徒に、

3日間孤島で、最後の一人になるまで互いに殺し合う事を課せる。

クジが当った中学生は、死刑判決が下った死刑囚と同様の扱いであります。

で、映画の率直な感想は、「あまり面白くないなぁ」です。

どうも死んでいく様が、グッとこないんですな。

拳銃で友達が撃たれました。地面に倒れました。で、即、死亡。

撃たれた人間の、意識があるか?心臓が動いているか?呼吸があるか?

何処を撃たれたのか?弾は抜けたのか?体内に残っているのか?

誰も確かめないんですな、コレが。

疑心暗鬼、相互不信の殺し合いを見てる気がしないのですよ。

北野たけしが教師兼最高司令官で出てるのですが、

この男だけ、異常に暴力的です。突出してるよ。

可愛い女学生が最後まで生き残るんですが、

この彼女に「心中しよう!」と愛の告白!北野、カッコ良すぎ!

最初の方で、私語をした女生徒の頭にナイフを投げ込む所もエエですよ。

結局、教師もか弱き小羊なんで、行き場がないという結論か。

あとは、川田というBRの生き残りが、最初から最後まで

おいしい所を全部もっていきますね。

2000/12/18


Kの独善的評価 ★★(中学生、銃の扱いが上手すぎ〜)


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