Joint Security Area (2000)
Directed by パク・チャヌク
JSAは、共同警備区域(JOINT SECURITY AREA)。
朝鮮半島を南北に分断する38度線、そこでの事件を謎解きと回想で見せていきます。
全編、緊張感がみなぎっております!
で、JSAの謎に迫ってみましょう。便宜上、主な登場人物を次の名称で表します。
韓国の兵士…早撃ち、気の優しい
北朝鮮の兵士…顔に傷、絵描き、士官
『誰が誰に何発撃ったか?の謎』
1.「早撃ち」は「士官」の体に1発撃つ
2.「絵描き」は「早撃ち」の足(右?)に1発撃つ
3.「早撃ち」は「絵描き」に8発撃つ
4.「顔に傷」は「気の優しい」の銃で「士官」の頭にとどめの1発を撃つ
その後、銃に付いた血を拭く
5.「早撃ち」は(小屋を出る時)「顔に傷」の肩に1発撃つ
「絵描き」には、「早撃ち」が8発全部撃ったと思われます。
また「気の優しい」は自分では1発も撃たなかった計算になります。たぶん(笑)
劇中、問題になっている事に、南側の証言と弾の数が矛盾してるというのがあります。
北側が撃たれたのは、
絵描き-8発、顔に傷-1発(肩)、士官-2発
とすると、合計11発。
早撃ちの銃は10発撃って、残5発。早撃ちに16発弾を込める癖はない
事から、現場にいたもう一人の韓国側の兵士、「気の優しい」が浮かんできます。
で、「気の優しい」の銃で、誰かが1発撃ってる、と。
顔に傷は冷静に士官に1発撃ってる。
これは「気の優しい」の銃で決まりだと思うんですが。
士官の頭を至近距離で撃った為、銃に返り血が付いた。
血は拭いたが、スライドで隠れている部分は拭けなかった。
たぶん、「絵描きに対する1発目は、早撃ちが撃った」で決定でしょう。
自殺する理由はこれしかありませんので。
後の7発も、早撃ちが撃った気がします。個人的に。
気の優しいが混乱して、早撃ちの銃を取り上げ、
絵描きに7発撃ったのかも。(ちょっと弱いか)
絵描きに対する後の7発、銃は早撃ちの銃。
気の優しいか、顔に傷が撃つ場合、銃を彼から取り上げる
必要がありますよね。
状況的に、顔に傷の立場では、絵描きが撃たれたら、
助けたいと思う気がするのですが。
そう言えば、早撃ちは絵描きを撃った後、(だったかな?)
顔に傷の頭に銃を向けて、1、2回引き金を引きますよね?
あれで、弾が出なかったのは何故?
(この推測は映画を見た後、思い出し出し書いてるので、間違っている場合はご容赦を)
2001/6/1
Kの独善的評価 ★★★★★(これが男の友情!)