<MA.K.って何?>
MA.K. ZbV 3000 MASCHINEN KRIEGERは、
十数年前に模型雑誌のホビージャパンで、
SFイラストレーターとして有名な横山宏氏(Kowの署名に注目!)
が中心となって雑誌連載された企画です。
連載時はS.F.3.D ORIGINALという名称でした。
(月刊ホビージャパンでは1982年5月号から、
1985年12月号まで連載されました)
連載中、S.F.3.D人気は沸騰。
1983年8月には待望の別冊化。
その後も、加速度的に人気は盛り上がり、
雑誌の企画としては全く異例の、
インジェクションキット化
(市販の普通のプラモデル。全21種)されたり、
シミュレーションゲームやビデオ映像にもなりました。
連載は3年7ヶ月続いた所で、突然中止!
ファンは茫然自失となり、
プラモを発売してた(株)日東は倒産と、
ドラマチックな展開が現実にありました。
<MA.K.の世界観>
物語は、戦争で環境が破壊された未来の地球で
自治管理を委任されたシュトラール軍と、
ならず者の集団で地球の独立を旨とする傭兵軍が
戦うという筋書きでありました。
対立する二つの勢力が明快で、
非常にわかりやすい世界観です。
その世界観を体現するSFメカニックは、
横山氏、独自のリアリティあふれるもので、
多くの人々を魅了し、また現在も魅了し続けてますなぁ〜。
模型製作には、既存のプラモデルの部品を組み合わせ、
オリジナルの造形物を作り上げるという手法が斬新でした。
<MA.K.復活の日>
ホビージャパン連載当時は、
S.F.3.Dのページだけ全く別の濃厚なSF世界でした。
初めて見たのが82/12月号のS.A.F.Sの回だったので、
強烈なインパクトがありました。
当時は、スターウォーズの劇場映画も
見てない(見れなかった)中学生だったので、
S.F.3.Dで展開されるフォトストーリーこそ、
本物のSF世界と体感しておりました。
デザイン・モデル製作の横山宏氏、
企画展開の市村弘氏、
グラフィックデザインの今井邦孝氏、
特撮の小野寺宏友氏
のお名前は私の脳裏に深く刻まれております。
時は流れ、1998年に不死鳥のごとく、
日東科学教材株式会社から
旧S.F.3.Dシリーズのプラモは、
MA.K. ZbV 3000 MASCHINEN KRIEGER
と名前を変え再販されたのであります。
(99/5の時点では、9アイテム発売)
当時の興奮が再燃してくるではありませんか!
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