Cool Blues Talkin'

グラさんの宝物のひとつ、オ−ティス・ラッシュの
サイン入り秘蔵写真も近日公開予定です。
お楽しみにっ!!







Vol.9

「シカゴの想い出〜94年初めてのシカゴより」(その3)

さてさて、またまた前回の続きからと言う事で早速「よもやま」するとして、
そうそう書き忘れていましたが、あの時のシカゴブルースフェスの初日は
メイン会場で、お誕生日と言う事でジミ−ロジャースさんがステージに登場
もしていました!どうやら毎年恒例のようでしたが、一目は意見できた事
だけでもラッキーだったなあ...。それにしても、その後、このジミ−さんと
この日出演していたフェントンさんがいずれも新宿パークタワーフェスに来日
決定していながら病で亡くなられた事を本当に残念に思いました。

そしてシカゴフェスのメイン会場2日目は、マジックスリムなどの出演があり、
トリがオーティスラッシュさんだったんだけど、実はツアー御一行様に同行
してクラブ廻りにいってしまったんです!というのもこの数カ月前に確か
第1回目の新宿フェスにオーティスさんが来日しており僕ももちろん駆け
つけたわけですが、オーティスさんの調子が今一つ悪かったのか御機嫌斜
だったのか、どことなくあれぇ〜と感じていたので、今夜ぐらいみんなと付き
合おうと思いクラブにいってしまったのでありました。

ところがどっこい!これがどえらい後で後悔するはめに!そして辿り着いた
クラブが「リリーズ」という可愛い印象のお店。ちなみにこのクラブは割と
シカゴでもマイナーというかローカルに徹したバンドの出演が多かったみたい
でチャ−ジもただ。へぇ〜なんてのんきに、東京は中央線ブルースバーなら
ではのトマチュー(チューハイのトマト割りの事で僕の最も大好きな酒)を懐か
しんで、代わりにカクテルのブラッディーメアリ−を注文したわけです。

すると、このリリーズでメイン会場で演奏するオーティスラッシュさんの演奏が
ラジオ中継で放送されていたわけなんですが、「えっぇっ〜〜〜〜〜!!」
このときグラ小椋はまじで驚きまじで後悔しました!!それはそれは素晴らしい
を何度も言い返したい程の演奏が繰り広げられていたのです!!地元ならではか?
ホーンセクションもばりばりフューチャーされ「RIGHT PLACE,WRONG TIME」
「CROSSCUT SAW」「I WONDER WHY」といったレパートリーがオーティスさんの
ライブアルバム『TOPS』以上に聞こえてきたのです。思わず「なぁ〜んで日本公演
とちゃうねん!?」と見に行かなかった事を本当に悔やんでしまいましたが、きっと
ストレス面でも本場地元で演奏することが、アーティストにとってリラックスできる事
なんでしょう...。と自分を慰めたものでした。

それに付け加え、リリーズで注文したトマトカクテルが、凄まじいお味でして、
ドデカグラスにウォッカ、トマトジュースまでは良かったんですが、グラス半分
ぐらいとどめとばかりにオイスターソースらしきものがどっぷり注ぎ込まれまし
て、まさに「ソースの味しかしん!」律儀にそれをたしなんで飲み干した僕は
見事に明くる日お腹を壊し熱をだしダウンしてしまいました。ソース入れ過ぎ
やっちゅうーの!

それで熱から解放されてからは、シカゴの街をぷらぷら散歩がてらレコード
探しと楽器屋探し。なんとこの94年という年は1ドル¥90という、学生だった
僕にとってはなんともありがたい時期でありまして、絶対シカゴでギターを購入
しようと決めて出かけていたのでもありました。ここでちょいと余談をすると、
最近CDをリリースした大学時代の先輩でもあるマック奥山さんなんか、学生
時代カナダに留学していた頃、カナダの中古楽器屋でフェンダーのストラトキャ
スターを買ってきたのはいいんですが、見事に気付かずかジャパンフェンダー
のものを買ってきてしまったんです(笑)その頃は特に僕なんかUSAに憧れて
いましたからね〜。

ってなわけで、シカゴのベルモントという街にでっかいギターステーションがある
という事を聞き出し、いざベルモントに向かうわけです!さて無事に辿り着く事が
できるのでしょうか...。つづく...。

E-mail: aah78640@pop06.odn.ne.jp

GURA OGURA 「グラのよもやまぶるうす」