Cool Blues Talkin'

初来日公演より良かった!という
ボビー・ラッシュのステージを私も
観たかったです。(笑)







Vol.8

「シカゴの想い出〜94年初めてのシカゴより」(その2)

今回は前回の続きとなるわけですが、初めてのシカゴ=初めての海外旅行!とまあ、
自分自信も書こうと思った事がどんどん気紛れになるばかりで...まあ、いっかっ!!
さすが、白岩さんも「よもやまぶるうす」と名付けたわけだしね。(笑) ....ってなことで、
ローザ、バディガイレジェンズでシカゴの初日を終えて、翌日からはシカゴブルース
フェスティバル会場へ出向くわけです。

会場へは泊まっていたヒルトンホテルから徒歩で行けてなんとも便利なこと。
フェスティバルは日比谷野音のようなメイン会場とサブステージが数カ所で、
まず昼間はサブステージを拝見。

サブステージといっても豪華な顔ぶれで、ロバートロックウッドJR、デイブマイヤーズ、
デトロイトJR、ジュニアウェルズが体調を崩してトラでビリーブランチ、新人扱いだった
ケブモウ。ここで私、出演者に感動する事は去る事ながら、オーディエンスに感動した
というか、ショックを受けたわけで...。 この時に心の底から日本とアメリカの文化の違
いをひしひしと感じてしました。だって赤ん坊まで会場にいるんだも〜ん!ついに勝手
な思い込みで(そうか、やっぱりアメリカ人はオギャ〜と生まれてブルース体験しとる
んやなあ〜)と。それにもうブルースフェスがファミリーのハイキングだもんね。

ここでさすが本場の凄さを感じました。ちなにみオーディエンスの中に先頭を切って
はしゃいでるというか、かなりレゲェの入ったクレージーなおっさんが目に付くなと思
いきや、ルーリーベルさんじゃあ〜りませんか!でもかなりヤバそうで俺は近付くの
ちょっと恐くて....。すると、同行していたギタリストのOさんが、ファンだったらしく記念
写真をお願いしたら『だったらカネちょ!』と言われたらしく、なんとも我々をブルージ
ーな気分にさせてくれたのでした。

そして、5年後に知り合う事も想像できなかったデイブマイヤーズさんなんですが、
一張羅とも思わせるスーツがかなりボロボロだったらしく、これまた同行していた
スタックハウスBBの円城寺さんジローちゃんにもブルースを感じさせる事になった
そうで...、決め手はやってくれましたロックウッド様!実は途中で雨が降って来て
いたんです。するとロックウッドさんはステージ衣装を濡らしてはいけないと水色の
ゴミ袋を着てそのまま演奏していたのでした。なんともこれは可愛らしいと言うか
お茶目な感じがして場も和みました。(笑)ちなみにこの姿で奥さんのアニーとメイ
ン会場に移動する時の写真がbyグラ撮影として東中野のキングビーに今でも残
されていま〜す。

そして、この日メイン会場では、フレッドマクダニエル、ロバートロックウッドJR、
フェントンロビンソン、ボビーラッシュの出演でした。フレッドマクダニエルとフェン
トンロビンソンはこの後残念ながら他界してしまいましたが、一目お目にかかる
事が出来た事を本当に嬉しく思っております。実はこの時の旅で一番見たかっ
たのがフェントンさんだったりもしていたのです。

フレッドさんは加納姉妹にも負けずゴージャスな演奏をし、ロックウッドさんは
このメイン会場ではさすがにカッパを脱ぎ捨て、バンドスタイルでシカゴビートの
イナタさを伝統芸能のごとく披露したのでした。

そして、待ってました!フェント〜ン!あれれぇ〜... 。バンドメンバーのセッティング
中に一人でボ〜ッとギター持ってつったって客席見てるのだれ〜。うーっ、なんと
地味なおっさんだ...。てっきり、呼ばれて飛び出てジャじゃジャじゃ〜んかと思った
けどね。でも、歌ギターともにレコードで聞いている感動を全く損なわず最高の音を
聞かせてくれました!ちなみに小学生の頃よくザベストテンを観て、生で歌うCCB
を聞いて偉い下手だなあとガキながら感じていましたが...。「Going To Chicago」で
客席も最高潮!そして意外だったのが「My Girl」。ブルースマンが演奏するR&Bや
ソウルナンバーって新たな感動があるんですよね〜。

さてお次はボビーラッシュの登場。一昨年の新宿パークタワーブルースフェスで初
来日となったわけだけど、去年メンフィスのビールストリートでもばったり会って、声
をかけたらやたら喜んでもらっていいおっさんだなあとプライベートでも好印象な人で
したが、この94年に初めて生で観たボビーラッシュも最高だった!これぞアメリカの
エンターテナーショウと笑いまくった。周りにも「小椋君好きそうだよねぇ〜」と言われ
てしまいましたが、俺も何となくステージでの忙しなさ落ち着きの無さに付け加え、
顔つきさえ似てるかも?と思えて来てしまったのですが、この時のステージは初来日
公演を数段まさり、ボビーの衣装やエロエロダンサーにしてもゴージャスだった。
う〜んやっぱ本場でのアーティストのテンションも違うなあと思わざるをえないのかなぁ?
だってこの頃のオーティスラッシュさんが!!.....。つづく...。

E-mail: aah78640@pop06.odn.ne.jp

GURA OGURA 「グラのよもやまぶるうす」