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菊田をもっと聴いて下され!! とても凄いやつなんだから。





菊田俊介氏 全作品紹介

現在、ココ・テイラー・バンドで大活躍中の菊田俊介
もはやシカゴの顔役の一人としてゆるぎない存在感を放っています。
まだの方は是非お聴きになってみて下さい。
今からでも遅くはありません。

Shun Kikuta with Nellie "Tiger" Travis / Heart and Soul


ヴォーカルに、現在シカゴでも注目の若手シンガーネリー"タイガー”トラヴィス
を迎えて放ったとてもソウルフルなアルバム。ゴキゲンなシャッフル・ナンバー
から"Let's Do it Again"や"I'd Rather Go Blind"といったソウルの大スタンダ
ード、さらには"Thrill is Gone"といったブルースの大スタンダード、そこにさら
にさらにしゅんさん入魂のオリジナル曲が挟まれて非常にバラエティに富んだ
内容となっています。ギターの聴き所も多く、しゅんさんが単にシカゴの一ギタ
リストという訳ではなく、もはやなくてはならない存在であることが実感として
伝わります。ホーンも効果的に使われていてぐっと来るアレンジも最高です。

2000 M&I MYCP-30043 国内盤

Me And My Guitar / Shun Kikuta featuring J.W.Williams

菊田俊介の作品の中でも最も人気の高い1枚!豪華ゲスト陣、
オーティス・ラッシュ、ココ・テイラー、ジュニア・ウエルズの参加
も光りますが、それ以上にシュン自身の気合いがこのアルバムの
価値を決定付けています。元々は国内盤 「They Call Me Shun」
の全曲と「Funky Blues」から2曲を加えたものですが、国内盤が
廃盤の今、このBlueSox盤は非常に貴重です。ジュニア・ウエルズ
の「WatchMe Move」と「Littele by Little」はノリノリのジュニアの
熱唱が聴けるのも嬉しいです。ギターが実にいい音しています。

1999 Blue Sox BS-001

Live and Kickin / Shun Kikuta & J.W.Williams

1996年12月のパークタワーでのライヴ盤。J.W.ウイリアムスとの
コンビーネーションはさすが、日々シカゴで共にステージに立つ仲
だけにばっちりの呼吸。以前は国内盤で出ていたものをBlueSox
から新装再発した際にタイトルも"Live And Kickin'"となりました。
ファンキーなカッティングはここでも絶好調で、その気持ちよいくら
いの技を堪能できます。スローなストレート・ブルースでの泣きの
フレーズにもぞくぞくきます。シカゴでのギグをそのままパークタワ
ーに持ってきたといえるホットな1枚。オン・ステージでパワー全開
のしゅんさんの姿を見事にキャッチしたリアルなアルバムです。

1999 Blue Sox BS-002

Nellie "Tiger"Travis / I Get It Like That

何と今度はあのネリー"タイガー"が自分のアルバムに
リードギターに菊田俊介を迎えて放った作品です。一発
目から噂のブルース・テレキャスターがぶりぶりに切れ込
んできます。最高にファンキーです!さらにビリー・ブランチ
も 2曲でハーモニカに参加しているのも注目です。Shun
名義の"Hert and Soul"と大きくイメージが異ならないのは
きっとこういったソウルフルな路線がネリーの最も得意とす
るスタイルなのかなと益々感じました。必聴作品です。

2000 Tiger Belle Publishing US盤



Shun Kikuta - guitar
Nellie Tiger Travis- vocal
J.W. Williams - bass&vocal
Jerry Porter - Drums
Roosevelt"Madhatter"Purifoy - keyboard

冒頭からしゅんさんの快活なトークに乗って
シカゴのブルーススポットが次々紹介され
気分はいやが上にもシカゴ・ブルース!
さらにはネリーやJ.W.とのライヴ映像もたっ
ぷり収録されたおまけビデオが付いている
のでいるので、本編の教則ビデオで紹介さ
れる美味しいフレーズが何処でどのように
実際に使われるかの参考にもなります。

その本編の方では観てるだけでやる気が
出てくる親切な展開となっていてこれ一本で
吸収できる物は相当に沢山あると思います。

毎日のように現地のミュージシャンと充実した
ブルース・ライフをおくっているしゅんさんだから
こそのツボにはまった教則ビデオといえます。

ブルースギターを弾くなら必見のビデオです。





QEEN AYACODOBAE
JUST A LITTLE MORE LOVE IS ALL WE NEED

'98年5月にシカゴで吹き込まれた「R&Bのディーヴァ」
クィーンのアルバム。しゅんさんはクィーンの要請でこの
アルバムに全面参加、いつもの切れ味鋭いギターを
ソロとカッティングの両面でたっぷり聴かせてくれます。
しかししゅんさんのカッティングはほんとに芸術の領域
に達してると思います。見事!!です。
クィーンの歌もかなり胸きゅんでgood。






以下、既発作品の数々。
コメントはリリース当時のものです。

SHUNSUKE KIKUTA & J.W.WILLIAMS LIVE THE 3RD PARK TOWER BLUES FEST.'96
KICP 574 King Record 1997年4月9日発売

@LOVE OF MINE
ALUV SUMBODY
BDRINKIN GASOLINE
CTURNING POINT - TURN BACK THE HANDS OF TIME - LET'S STRAIGHTEN IT OUT (MEDLEY)
DHONEST I DO
ETORE DOWN - JUST A LITTLE BIT(MEDLEY)
FBLUES WITH A FEELING
GDON'T EVER LEAVE MEHBIG BOSS MANKIKUTA SHUNSUKE (G)



J.W.WILLIAMS (VO.B)
JOHNNY IGUANA (KB)
JERRY PORTER (DM)
MAKOTO AYUKAWA (VO.G ON 7)
FUMIO ISHIKAWA (HP ON 5.6 & 7)

1996年12月のパークタワー・ブルースフェスでのライヴ・アルバムがついに発売になりました。
やはり本場のライヴシーンで日夜鍛えてるしゅんさんだからこそのライヴ・パフォーマンス、音の分厚さが違います。
これは聴かなきゃ損!
個人的にはストラトのときより、この ES-345のしゅんさんの方がしっくりくるんですが。
一音、一音に心が込められていて、セクシーな弾き方になったのはこのギターになってからのような気がします。
ストラトやヴァーゴの時のシャープなイメージも捨てがたいけど、、ファンは勝手なことを言う、、ですか。(笑)
J.W.のヴォーカルもさらに豪快さを増して、「オネスト・アイ・ドゥ」ではけっこうソウルフルな味が出てて泣けます!
石川さんのハーモニカも快調で Eでは特に気合いが入ってます。
鮎川さんの Fはもうブルース大好き!ってのがビンビンくる。ヴォーカルに華も艶もあり。
ロッキン・ブルースで盛り上がった後にJ.W.の 8Gがとても気持ちよいです。
考え抜いてあるんですね、この選曲と並びは。
しゅんさんのギターも色気たっぷり、これぞブルースの醍醐味です。


菊田俊介 / シカゴ・ミッドナイト
KICP 546 King Record 1996年11月21日発売

@FOUR CROWNS
ALOVE OF MINE
BDRINKING GASOLINE
CBIG BOSS MAN
D29 WAYS
EI'M GONNA GET LUCKY
FRIB TIPS EITH HOT SAUCE
GDON'T TELL ME WHAT YOU'VE BEEN DOING
HLUV SUMBODY
ILET'S STRAIGHTEN IT OUT
JCHICAGO MIDNIGHT

菊田俊介(g)
J.W.ウイリアムス(vo/b)
ジョニー・イグアナ(org,p)
ジェリー・ポーター(ds)
ブレイディ・ウイリアムス(ds)
シカゴ・ホーン(tb,ts,tp)

-- 特別ゲスト --
ココ・テイラー(vo)
ビリーブランチ(hca)
エディ・ショウ(ts)


Shunのオリジナル"FOUR CROWNS"からスタートする、今回も手応え充分な仕上がりです。
ボトムのしっかりしたJ.W.のベース・ラインにのっかってShunのギターが快調に飛ばします。
"DRINKING GASOLINE"はライヴっぽいニュアンスのスロー・ブルース。
つかみの部分から、Shunのハードエッジなギターにのけぞる。
ジミー・リードの"BIG BOSS MAN"は全くのこのバンドのスタイルでplayしてますが、これがまた思い切りファンキー!

ココが歌ってる"29 WAYS"と"I'M GONNA GET LUCKY"はまるでパーマネントなバンドのようなノリ。
普段からライヴで鍛えてる人はここが違うと思う。
ハーモニカのビリーもかなり気合い入ってます。

個人的に大好きな曲調の"LUV SUMBODY"から"LET'S STRAIGHTEN IT OUT" わぉおー!好きなんですこういうのが!
私は"LET'S STRAIGHTEN IT OUT"はグエン・マクレーので持ってますが、オリジナルはラティモア。
今回のShunは全部ハムバッキングの音なので、たぶんジャケットのES-345を使用してるのかな。
枯れた渋めのトーンが、キマってます。


菊田俊介 / ゼイ・コール・ミー・シュン
KICP 485 King Record 1995年10月25日発売

@Mr.Air
AWoman Across The River
BMe And My Guitar
CSame Old Blues
DCut You Loose
ECome On In This House
FTake A Look Behind
GLet Me Love You Baby
HI'll Take Care Of You
II'll Play The Blues For You
JMemory Of Louis

Shun Kikuta -g
J.W.Williams - vo
Johnny Iguana - kb
Al Brown - b
Brady Williams - ds
Harmonica Hinds - hmc
Chicago Horns
Junior Wells - vo & g on trackE
Otis Rush - vo& g on trackF

初のshun名義のリーダー作。ゲストも豪華で内容も濃いです。
快調にスタートするシャッフルの@はあのマイケル・ジョーダンに
捧げたshunのオリジナル・インスト。よく唄うギターがゾクゾク来ます。
フレディ・キングで慣れ親しんできたAをちょっとひねった感じで、
これがまた新鮮に響きます。J.W.のヴォーカルもいい味だしてて、
shunのギターとのマッチングもぴったりです。

ジュニアの唄うEはアコースティック・ヴァージョン。ここでのジュニア、
泣けるほど良いです。ラッシュの加わったFはそのラッシュのテンション
が非常に高く、ベストに近いプレイをしてます。。

ソロの途中から shunとラッシュの激しいギターバトルが展開されてとても
スリリングです。俗に言う血管ぶち切れ状態の一歩手前がたまりません。
日夜シカゴでのギグやライヴで鍛えてきたshunの面目躍如という瞬間です。
J.W.の唄うGはバディ・ガイを凌ぐかと思えるほどのテンションをキープしたまま、
shunの豪快なソロへと雪崩れ込みます。コード弾きとスクイーズを絶妙にミックス
したshunのソロはこのアルバムでも白眉のひとつ。さりげなくかますエルモアの
フレーズに思わずにっこりってのも有ります。
いずれの曲も shunの持ち味をフルに発揮した素晴らしい仕上がりとなっています。


TRIBUTE TO MAGIC SAM
KICP 441 King Record 1994年12月21日発売

@TORE DOWN...JUST A LITTLE BIT ARECOSINDER BABY
BLOVE ME WITH A FEELING CI JUST GOT TO KNOW
以上4曲--J.W.WILLAMS & THE CHI-TOWN HUSLERS with Shun Kikuta,BILLY BRANCH--

DI NEED YOU SO BAD EMAMA, TALK TO YOUR DAUGHTER
FALL YOUR LOVE GTHAT'S ALL I NEED
以上4曲--MAGIC SOME & THE TEARDROPS--

HOUT OF BAD LUCK IYOU BELONG TO ME JRIDING HIGH
KYOU DON'T LOVE ME LI WANNA BOOGIE
以上5曲--EDDIE SHAW & THE WOLF GANG

シカゴ・ブルースの代名詞とも言うべき巨人、マジック・サムへのトリビュート・アルバム。
Shunはシカゴの現役強者達と肩を並べ、4曲でそのシャープなギターを聴かせてくれます。
1996年12月、新宿パークタワーでのライヴはこの時のバンド、J.W.Williams(Bass & Vocal)でのものでした。
眼前でみたShunはCDとは比較にならない迫力があった。


FRANK COLLIER BAND featuring SHUN KIKUTA & JUNIOR WELLS
FUNKY BLUES KICP 421 King Record 1994年9月21日発売

@ Funky Blues
A Still In Love
B Can't Stop
C Gone For Good
D Treated Me So Bad
E I'm A Blues Man
F Stormy Monday Blues
G Mustang Sally
H Never Make A Move Too Soon
I I've Got To Use My Imagination
J Watch Me Move K Little By Little

Jr.Wells on Track JK

事実上のshunのデビューアルバム。
オリジナルのインスト・ブルースからイマジネイションの
カヴァーまで幅広いスタンスで、変幻自在のShunの
ギターが鮮やかに炸裂しています。

ジュニア・ウエルズか参加したJとKはこの頃の
ジュニアといしてはベストの出来で、アルバムの
白眉ともなっています。


Chicago Blues Night
GBW 001 / DIW - disk Union

(1) Bright Lights Big City
(2) Worried Life Blues
(3) Queen Bee
(4) One Eyed Woman
(5) I'll Take Care Of You
(6) Col Blood
(7) Having A Good Time Momma
(8) I've Been There Before
(9) Hoodoo Man Blues
(10) Help Me

Produced by L.Mcgraw-Beauchamp(Chicago Beau)
Recorded Live on Mar.22.1991 at Chicago Music Compiex

Shon Kikuta(菊田俊介) - guitar
Michael Doston - guitar
Willie Kent - bass
Freddie Crutchfield - drums

And more person

これがしゅんさんのシカゴ初吹き込み。
ヴォーカルに数人のゲストを迎えて'91年に
シカゴでライヴ・レコーディングされたもの。
客席との和やかな雰囲気の中でプレイされる
曲の数々。しゅんさんのギターが随所に光って
いてこの時期すでにスタイルが確率されていた
事を物語ります。
グリーン・オニオンのリフで演奏されるインスト
の(10)がやたらかっこいいです。


しゅんさんは写真入りでスウェーデンでも紹介されています。

これはスウェーデンのブルースマガジン Jefferson誌 No.126に掲載された
しゅんさんの最新作"Heart and Soul"の記事です。編集長アンダース氏の
絶賛のコメントと最後に、しゅんさんがココ・テイラー・バンドの一員になった
ことも書き添えてあります。問い合わせ先に私の名前が書いてあるのも嬉
しかった。 2000年12月29日 bb


Blues PEOPLEでは今後も逐次、shunさんの活動に関してこのページで追いかけていきます。
shunさんのシカゴでの活躍が、いずれはshunさんのさらなる成功だけでなく、
我らが日本のGOOD MUSIC LOVERSの未来をも明るくしてくれそうな予感がしています。
頑張って下さい、shunさん!

他にもまだあるしゅんさんの作品は下記のBlue Soxのサイトでチェックしよう!

もしお近くのショップでShunさんの作品が手に入りにくい場合は
bbのお店apple Jamへお申し付け下さい。
お店のURLはこちらです。→ apple Jam




しゅんさんと私の最初の"出逢い"

フランク・コーリアのバンドでリリースした「ファンキー・ブルース」 - KICP-421 キングレコード
これを初めて聴いたときの印象は、その流れるように鮮やかなギター・ワークに鳥肌が浮くのを感じました。
その後'96年に新宿パークタワーで shunさんの実際のパフォーマンスを観たり、インタビューを読んだりしてる間に、
shunさんはそういったカッコ良さだけでなく、ギターでいかにブルースを歌うかを追求してるんだってことに気が付きました。

バークリー卒業後シカゴに移り、ストリートやギグで自らを鍛え上げながら、レギュラーのバンドを持つようになるまで、
実力だけの世界で生き抜いてきた人が持つしたたかさも感じます。
故ジュニア・ウエルズやオーティス・ラッシュとの親交も shunさんの実力と人柄を偲ばせます。
実際にお会いしたときも、出番の直前にもかかわらず、悠然としてらしたのが印象的でした。
ブルースほどそのエモーションや自らのルーツを問われる音楽で、シカゴの第一線で活躍される shunさん。
これからもGOOD MUSICを愛する人々の希望の星であり続けて欲しいと願ってます。


菊田俊介氏のオフィシャル・サイトはこちらです。



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