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FATHERS AND SONS

1969

国内盤 SJET-9509-10 ビクター音楽産業(廃盤)

-- STUDIO SIDE --
1 ALL ABOARD
2 MEAN DISPOSITION
3 BLOW WIND BLOW
4 CAN'T LOSE WHAT YOU AIN'T EVER HAD
5 WALKIN THRU THE PARK
6 FORTY DAYS AND FORTY NIHGTS
7 STANDIN'ROUND CRYING
8 I'M READY
9 TWENTY FOUR HOURS
10 SUGAR SWEET
--LIVE SIDE --
11 LONG DISTANCE CALL
12 BABY PLEASE DON'T GO
13 HONEY BEE
14 THE SAME THING
15 GOT MY MOJO WORKING(PART 1)
16 GOT MY MOJO WORKING(PART 2)

MUDDY WATERS-vocal,slide guitar
OTIS SPAN-piano
MICHAEL BLOOMFIELD-guitar
PAUL BUTTERFIELD-harp
DONALD "DUCK" DUNN-bass
SAM LAY-drums
BUDDY MILES-drums

マイクがマーシャル・チェスに持ちかけて実現したというセッション。
当時のLP(国内盤)の福田一郎氏のライナー、ノーツによると、プロデューサーのノーマン・ディロンはマイクの親友で、シカゴ大の助教授。
このノーマンのアイデアでスタジオには古い型のアンプが持ち込まれ、50年代のマディのサウンドの再現を狙ったとのこと。
実際、聴くと判りますがこの試みは小気味よく成功してます。
「シカゴ・ブルース」-- ブルースを愛する者にとってこだわりが生まれる、一種のブランド。

マイクのギターは普段よりリバーブ押さえ目、枯れた味さえ出ている。
ポールのアンプ・リファイアド・ハープはいつもと同様、バリバリ豪快なトーンでプレイしているが、
マディにはかぶらないよう気を付けているところはさすが。

スパンのピアノに導かれて始まる"Twenty Four Hours"マディもかなり気分良く歌っているのがワカる。
スパンお得意のソロのあと、マディがタメにタメて歌うところで、
思わずマイクが Yeah! と合いの手を入れるところなど、当日のスタジオの雰囲気が伺い知れる。
このアルバムはマディ自身も相当気に入った、と書かれています。

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