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the BUTTERFIELD BLUES BAND "EAST-WEST"

1966

国内盤 SJET-8071 VICTOR RECORD(廃盤)

1 Walkin' Blues
2 Get Out Of My Life, Woman
3 I Got A Mind To Give Up Living
4 All These Blues
5 Work Song
6 Mary,Mary
7 Two Trains Running
8 Never Say No
9 East-Weat

ポール・バターフィールド vocal, harp
マイク・ブルームフィールド guitar
エルヴィン・ビショップ guitar
マーク・ナフタリン organ,piano
バクシィ・マフ bass
キース・ジョンスン trumpet
ユージン・ディンウィッティ tenor sax

当時日本では、2ndのこちらが最初にリリースされました。
@なんかはG.S.のゴールデン・カップスがカバーしてましたが、日本のブルースの黎明期によく語られたアルバムです。
スリー・コードのシンプルなブルースから、脱皮を計ろうという意図がよく分かるアルバム。
DとHにそれが顕著です。

特にHは当時、絶賛された曲で、後の「スーパー・セッション」の
"HIS HOLY MODAL MAJESTY"なんかに引き継がれたアプローチです。
タイトルのMODALがモード奏法にひっかけてあるとことなんか、ミソですね。
ここでのポールは曲によって、ジュニア・ウエルズ風になったり、チャールズ・ブラウン風になったりと変幻自在です。
個人的には、Bがベスト。
マイクのギター・プレイがポールの唄の弱さを補って余りある快演を聴かせます。
このアルバム制作後、アルトにあのデイヴィッド・サンボーンが加わり
映画「ウッドストック」ではちらっとサンボーンの姿が見られます。

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