殺戮にいたる病

作者・我孫子 武丸 1992.9
★★★★

※注意
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完全にやられた系 見事にやられましたの1冊

ミステリーの分際でエピローグ(蒲生稔は、逮捕の際まったく抵抗しなかった)で始まる衝撃的な物語。

永遠の愛を求めて、女性を殺しては乳房や女性器を切り取り持ち去るという猟奇殺人を繰り返す「蒲生稔」と、息子が殺人犯ではないかと疑い悩む「蒲生雅子」と、犯人に知人の女性を殺された元刑事の3人の視点から、物語は進む。

しかし、この作品も人に進められ読んだのだが、序盤は「おい、これ、本当に面白い、ってか本当にミステリーなんだろうな……?」と疑うほどホラーである。それも、超級のスプラッター。ネクロの稔の犯行が克明に描写されていくので、すっごいグロイです。ただ、それでいて、文章が読みやすく、ついつい顔をしかめながら読み続けてしまう。その内、どうなるのか? いや、いったいどうなってるのかと気になって、最後に唖然、呆然。見事です。


超ネタバレ
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