☆ 基板で遊ぼうぜぇ〜 ☆
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番外 筐体を買おう!
もってる基板紹介(99/6/26)
基板屋さんリンク

このコーナーでは、タイトルどおり、アーケードのゲーム基板を家庭で遊ぼうぜェってコーナーです。

「基板」って聞くと、特殊な知識とか、特殊な技術とか無いと遊べないんじゃないかと
思ってしまう方もいると思いますが、イヤイヤ簡単です


一般的なセットでこんな感じ


●コントロールボックス●
コンシューマー(PSやサターンのような家庭用ゲーム機を指してます)で
言うところの「ゲーム機本体」みたいなものです。
写真に写っているのは、カナリ古い、コントロールボックスで、今は、売ってません。
(パネルがスパスト2ってのから予想つくでしょう)
値段は、物によって違いますが、2万〜5万円くらいでしょうか。
何が違うのかって言うと、レバーが純正だったり、サイズが違ったり、麻雀パネルがついてたり
本体とジョイスティックにわかれてたりと、そんな感じです。
基板でゲームを遊ぶだけなら、ぶっちゃけた話、何を買っても、そう変わりは無いので
気に入ったものを買っちゃいましょう。

●モニター●
写真にあるのは、18インチのRGBモニターですが
無くても問題ありません
コントロールボックスには、S端子やビデオ出力がついてますので
普通のテレビにつなげても十分に遊べます
私も実際、ずっと、テレビで遊んでました。ただ、やはり、専用のモニターのほうが写りがよく
(Sはまだマシだが、ビデオ入力は、カナリにじむ)、また、縦画面にも対応しています。
(普通のテレビを縦にすると、壊れるのでやめましょう)
また、ごくまれに(セガのモデル2や3とかが有名)普通のテレビの周波数じゃ写らないものもあります。
そういう時は、このような、業務用のRGBモニターが必要です。
このような、モニターは普通の電気屋さんでは売ってませんので、どうしても欲しい人は、基板屋さんで買いましょう。
店によっては、モニターのみがむき出しで売っているので、ボックス化してくれるか聞いてみるといいと思います。

●ハーネス●
ハーネスと言うのは、基板とコントロールボックスを結ぶコードです。
これが、ないと、つながりません。現在、一般的には「JAMMA」と言う規格のハーネスです。
(JAMMAって種類のケーブルって考えてもらっていいです)
ほとんどのゲームはこれで、OKですが、、カプコンのゲームやSNKのMVS基板などは
6ボタンだったり、4ボタンだったりするので、この、JAMMAにキック線などをつけた
マイナーチェンジ版のハーネスが必要となります(セガの基板などは、全然違うハーネスなので注意)
簡単な半田付けで作れるので、自分で改造しても全然OKですが、基板屋さんに頼めば、作ってくれる所も多いです。
(または、改造済みのハーネスを売っています)

●基板●
一番大事なゲーム基板です。
コンシューマーで言うところのゲームCDです。スーファミで言う所のカセット。
(ちなみに、CP3システムはCDだったりする。もってないけど)
これが、肝心ですね。
メーカーによっていろんな形態がありますが、上の写真のように、大きなカセットみたいなものもあります。
一般的には

こんな感じですかね(ちなみに、この基板はカプコンの「キカイオー」です)
写真のように包装して、壊れないようにする必要もありますが
基板屋さんで、包んで売ってますので、そのまま保存すればOKです。
さて、ここで、最初の写真の基板のような、システム基板について、簡単に説明しましょう。
システム基板で有名なのは

・カプコンのCP2やCP3
・SNKのMVSやハイパー64
・セガのSTVやNAOMI
・タイトーのF3

番外ではプレステ基板(そう、あのプレステーションです)などがあります。
すぐ上の写真の、キカイオーはプレステ基板ですが、これは、一般的に一体型です(外そうと思えば外れますけどね)
それは、置いといて、私が持ってるCP2とMVSを簡単に紹介します。

カプコン CP2 システム

上の緑色のケースが、ゲームの基板(ソフト)です(ちなみに、ソフトはX−MENvsSTF)
で下の黒い箱がCP2システム基板です。
カプコンのこのシステムは、写真のように、ゲームソフト基板もシステム基板も、プラスティックのケースに入っていて
とても扱いやすく出来ています。システム基板にゲーム基板を載せる(差し込む)だけで準備OKですし。

システム基板は基本的に、システムとソフトを分けることによって
コストを押さえることに成功しています。
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ちなみに、いま99/6月現在、古くなったCP2のゲームは超安いです。ストZEROが500円くらいだし、ZERO2も2Kくらい
ヴァンパイアシリーズなど、全5種そろえても1万円でおつりがきます。
上にある、X−MENvsSTFも8Kで買いました。と、本物思考の人には、いまは安くて超おすすめ。
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でも、いい事ばかりじゃなくて、こいつの欠点は「内部電池が切れると動かなくなる」ことです。
技術があれば、自分で電池を交換できますが、私のような不器用な人間は、メーカーに頼むしかありません。
(電池は、年中立ち上げていれば、切れることは無いそうです)
でも、聞いた話じゃ、ほっといても10年はもつんじゃないか? なんて、事も言われてます。

☆SNK MVS システム☆

こっちは、CP2のように、プラスティックに包まれてませんが、やってることは同じです。
下のMVS基板に、ゲームのROMカセットを差し込んで遊びます。
(ちなみに、写真のカセットは「マネーアイドル エクスチャンジャー」)
MVSのカセットは、NEOGEOのROMを持ってる人には見慣れたものですね。
あれのサイズが違うだけで同じ様な物です。

と、こんな感じで、普通の基板は、システムもゲームのROMも一体化してあって。
CP2やMVSのシステムは、システムに、ゲームの基板ROMをカシャッと差し込んで遊ぶようになってます。


さて、後は実際に買って遊ぶだけ。まず、好みでコントロールボックスを買う。
遊びたいゲームを買う。高いと思ってる方も多いと思いますが
確かに、新製品などは10万単位の値段がしますけど、少し古くなったゲームは数百円、数千円から買えます。
チョット、高いやつでも数万円程度です。そして、ハーネスを買う(とりあえずJAMMA)
で、基板とコントロールボックスをハーネスで繋いで、コントロールボックスからテレビ入力を接続(時にはモニター)
後は、電源をつけるだけで、家庭でアーケードのゲームが遊べます。

さぁ、今すぐ、ご〜、ちゃれんじ!!


番外
☆筐体を買おう!☆

さて、さて、やはり、基板を家庭でしばらく遊んでいると、アップライトのアーケード筐体が欲しくなりますねぇ。
ちなみに、我が家にあるのはこれ

カプコン筐体のミニキュートっちゅう物です。
「筐体なんて高いんだろうなぁ」
な〜んて思ってる、そこのアナタ、間違ってます
そりゃあね、新品でDDRの筐体が欲しいだとか、フライトシュミレーターや、レースゲーの筐体が欲しい
とか言われると、結構値がはります(50万〜200万くらいでしょうか?)
でも、普通のアーケードの筐体を中古で買う場合は、はっきり言って安いです。
ちなみに、写真のミニキュートは2万5千円で買いました。
ちなみに、どのコントロールボックスより、安いと思います。
29インチくらい、デカイのが欲しいなんて言っても4〜6万程度で買えちゃいます(中古の値段です)
でも、以下のことは気をつけたほうがいいと思います。

まず、何はともあれ場所
置く場所が無いとダメです(当たり前)、意外と大きいです。
29インチモニターの筐体くらいになると、縦横1m近くになります。
と、なると、1番気をつける事は、各扉や廊下の大きさです。
買って、配達してもらったら、部屋に入らないなんてのは、超最悪ですね。
まぁ、でも、全部が全部大きいわけでもありませんけど、我が家のミニキュートも幅は50cmしかありませんし
セガのエアロシティも幅が60数センチくらいですし、小さいので妥協するのも手です。
基板屋やメーカーで寸法を調べておきましょう

次に、何で遊びたいかです
筐体の最大の弱点は、汎用性が低い(モロモロの変更が大変)というところにあります。
たとえば、横画面(普通のテレビ)の筐体を買うと、当然、縦シューは遊べません。
(まぁ、動きますけどね。画面が倒れてます)
コンパネや、中の配線も、何を遊びたいかで選択する必要があります。
私の場合は、カプコンの格闘と、通常の横シューと、MVSのゲームが遊べれば、問題無いと思い。
買う基準として、6ボタンのコンパネで、カプコン等に対応できるキック線がついてるもの
ってな感じでカプコンの筐体にして、それと、横シューなど、JAMMAの物はそのまま動くので問題なし。
後は、MVSのゲームだが、これは、通常配線じゃダメ。そこで、基板屋に変換ハーネスの制作を頼みました。
このように、どんなゲームを遊びたいか、方向性をしっかりさせておき
後は基板屋さんに、配線やコンパネの変更を頼むといいと思います。
特にモデル2や3のゲームをメインで遊びたいなんて場合は、専用のもので無いと動きませんし。

大きな所では、この2点を気をつければいいと思います。
後は、
「簡単に捨てられない」(そりゃそうだ)
「メンテナンスが必要となる場合がある」(車も機械もみんなそう)
「騒音等、近所迷惑に気をつける」(筐体で苦情が出るのは情けない)
などの細かい点を覚悟すれば、家に待望の筐体を置く事が出来ます。
やっぱり、こう、臨場感っていうか、筐体で遊んでると楽しいです
みなさんも、思い切って買ってみましょう(笑)