ベトナムはなぜか、旅人の評判がよろしくない。拝金主義のせちがらい国。旅する前のベトナムのイメージはそんな感じだった。
ベトナムの悪評のひとつに「つっけんどんで無愛想」ってのがあった。やだなあ。写真とか撮りにくそう。・・・しかしですね。こんな評判をたてたやつは、ちょっと中国の地方都市にでも出かけていってもまれて来るがよい。本当のつっけんどんとはどんなもんか、知るがよい。
ぜーんぜん笑顔じゃんか。しかもその感覚はとても日本人に似てるように思う。あ、外国人だ。あ、目、あっちゃった。なんかよくわかんないけど、とりあえず笑っとけばカドたたんやろう。えーいにっこり。という感覚。理解できるだけにすごく楽ちん。
ついでにもうひとつの悪評が「ボリ根性すごすぎ」。これも別に、他のアジア諸国と比べて際立ってる感じはしないけど。バイクタクシーとかしょっちゅう声はかけてくるが断ったらあっさりあきらめるし。客引きを断って笑顔で「サンキュー」って言われたのはベトナムが初めてだったけどな。
てなわけで、噂により歪んでいたえびのベトナム人感は、すっかり覆されたのであった。いやー、ほんと、実際行ってみないとわからないもんですなあ。
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写真も撮りやすくて安心。
子供なんぞを撮ってると、横から
「こいつも撮ってあげてよ!」
(↑たぶん自分も撮って欲しい)
と声がかかる。そして指名された人は
カメラから逃げまくる、という光景が。
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