インド女性はほんとにおしゃれだ。外出する時は、腕輪やらネックレスやらアンクレットやらありったけの装飾品を着けないと気がすまないに違いない。
そんな彼女たちのアクセサリーでもっともステキだなあと思ったのが、生花の髪飾り。しっとりぬれてウェーブのかかった長い髪をきれいにまとめ、仕上にジャスミンやマリゴールドをピンでとめつけている。一日しか持たない生花ってところがまた粋じゃあないですか。
この生花の髪飾り、ケララよりもタミルナドゥでよく見られた。お寺の街マドゥライは町じゅうに花屋さんがあふれてたし、マハバリプラムで乗ったバスは花飾りをつけた女性がたくさんで、そこらじゅういい匂いが漂っていた。
マドゥライの花屋さん。
花を糸でつないだものを売っている。
えびが買ったジャスミンを髪につけようとモタモタしてたら、花屋のおばちゃんが自分の髪からピンを抜き取ってとめてくれた。
お返しにえびのつけていた赤いパッチンどめをつけてあげると、まわりに冷やかされて照れるおばちゃん。かわいいぞ。
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インド人は、子供もあなどれないおしゃれさん。
原色の色合わせが映えるのは、こぼれそうにでっかいお目目でクッキリ顔の彼女たちだからこそでしょうねえ。
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はだかんぼの赤ちゃんも鈴のついた足輪なんかはめちゃってる。なんか、インド人にはかなわない感じ。 |
勝手にインド子供おしゃれ大賞。まっ黄色のドレスにくりんと短い髪。なんたるおしゃれさん。
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男性の服は?
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ドーティまたはルンギという一枚の布を腰に巻いてる人多し。このルンギ、初期値はくるぶしまで隠れるロング丈なのだが、そのうちヒラヒラして邪魔になるに違いない。大半の人が半分に折り込んだミニ丈にしている。棒のような魅惑の細いおみ足を惜しげもなくさらしつつ。
←歩きながら長い丈ルンギの裾を持ち、パンパンッと布をたくして腰のところに折り込んでる人をよーく見かける。
それからインド人ってほんとに裸足の人が多い。私ら日本人とは裸足の年季の入り方が違うのだろう、足の指も自在に独立して動かせそうな形だし、カカトのひび割れ方なんて尿素入りクリームもおやすみ靴下も歯が立ちそうにない。
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もちろんサンダルが買えないって人もいるんだろうが、好きでやってる人も多いと見た。マドゥライからチェンナイに帰る時、普通より少し豪華なプライベートバスに乗ったんだけど、前の席のおっちゃんおもいっきり裸足だったもん。こんなバスに乗れるんだから、ぞうりも買えないほど困窮してるわけではなかろう。じいちゃん、裸足がお好きなのね。でもちょっと浮いてたよ・・。
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