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客引きオヤジ
クムリのバスターミナルでえび夫妻を待ち構えていたのは一人の客引きだった。見るからにうさんくさそうなオヤジだが、あたりはすっかり暗くなっているし、別段あてもないのでヤツについて行く事に。旅先では意外と客引きの連れて行ってくれた宿にあたりが多いような気がする。旅行者の好みを知り尽くしているのかな。

「宿までのオートリキシャ代は持つから」と言っておきながら、着いたらちゃっかり10ルピー請求してくるオヤジ。ダメだよー。払ってくれるっていったじゃーん。でたよ、インド人ダメもと精神。

着いてみたら暗くてよくわかんないものの、何だかいいお宿っぽい。そこに泊まることに決め、食事を取りに町まで向かう途中、またオヤジ(宿の主人らしい)に遭遇。さっき受け取った宿代がもう酒にばけたらしく、ベロベロだ。
「ヘイ、マイフレンド!一緒に食事どうかい!」
「おっちゃん、よっぱらってる。よっぱらい嫌いだよう」
「マダーム、ソーリー、ベリーソーリー。ちょっと飲みすぎたんです。ほんとに失礼・・・」

女性の前で酔う事が礼を失する事なのか、それともいつもおカアちゃんにしかられているのか、えびが嫌な顔をするとオヤジはとたんに恐縮して、千鳥足で夜の闇に消えていった。だいじょうぶかいな、この宿。ちょっと不安・・・。


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北細南太の法則
クムリの雑貨屋で雑誌を買った。
「これマラヤラム映画の本?」
「そう、マラヤラム映画とセクシーショットの本」

インドまで来てエロ本を買う日本人女。
インド青年は何を思って売ってくれた事だろう。

ところでインド映画は言語圏によっていくつかに分かれているのをご存知だろうか。
マラヤラム映画の雑誌

日本で有名なムトゥはタミル語圏タミル・ムービーのスター。チェンナイのあるタミルナドゥ州は、もちろんタミルムービーの本場である。一方北インド中心のヒンディ語圏はヒンディ・ムービー。ここケララ州はマラヤラム語圏なのでマラヤラム・ムービーだ。

そしてクムリで買った雑誌により、インドを旅行してて薄々感づいていた事をはっきり実感できた。セクシーショット本を見て確信した事とは・・・。


ヒンディ→タミル→ケララと進むごとに女優がだんだん野太くなっていく。 という、北細南太の法則だった。

ヒンディ女優
ヒンディアクトレス

タミル女優
タミルアクトレス

ヒンディ映画の今時のアクトレスはスタイルがよろしい。中にはぽっちゃりした女優さんもいるけど、主流は日本基準でもOKな細身ボディに推移してるよう。

対してタミル。ぼーん。迫力のバストはお約束。日本でも昔あった郁恵ちゃん健康お色気路線として理解できる範囲ではある。

そして問題(?)のマラヤラム。雑誌をめくるとそこには、もはや日本人的感覚ではなかなかついていくのが困難な、独特の世界が。

こんなで
マラヤラムその1
右の女性からは勇気さえもらった気がします。

おまけにこんなで
マラヤラムその2
に、妊婦プレイ・・・?

そのうえさらに エロ度が増したピンナップでは

ドン!でかいにもほどがある、マラヤラムその3ドン!

きわどいショットになればなるほど肉付きがよい女性が起用されていた。ケララのエロス、それはにく・・・?


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