はじめての すごい ディーラー参加− [to home]
ワンフェスに参加するまで〜ワンダーフェスティバル2005冬の場合〜
 ワンダーフェスティバルにディーラー参加するにはどうしたらいいのか?をまとめてみました。わたくしも初めてなので色々と勉強しながらになりますが、参加までの流れを自分自身のチェックも兼ねてまとめてみました。 今回は、ワンダーフェスティバル2005冬(2月20日開催)を例にしています。 版権申請ってどうなっているのか?原型はどのくらいの日程で作らなくてはならないのか?イベントの日にちから逆算していけばスケジュールの見積もりができるので参考になると思います。
◆この色は提出する書類等です。
◇この色は実行委員会から送られてくる書類等です。

参加申込マニュアルの購入(会場で買えば300円)(8/29済)
 初めて参加するには、「参加申込マニュアル」を購入する必要があります。マニュアルは、ワンダーフェスティバル会場のインフォメーションブースで購入できます。1部300円です。 郵便で請求することもできます。その場合は400円かかります。マニュアル請求の締切は9月10日必着となっています。

ディーラー参加申込と当日版権申請希望リスト・・・9月30日18時必着(9/9済)
 参加マニュアルに入っている書類を作成して、ディーラー参加の申し込みをします。申し込みの際に
 ◎参加申込書 ◎PRカード ◎版権申請希望リスト
を一緒に送付します。また、広告の申し込みもこの時に行います(希望する場合)。封書による申し込みの他、インターネットを使った申し込みもできるようになっています。PRカードもメールで入稿することができます。
やっておくこと・用意するものなど備 考
ディーラー名の決定これが決まっていないと始まりません(笑)。ウチは「やくもぎゃらりぃ」で参加しますのでよろしくお願いいたします。
参加規模の決定卓数や人数のことです。1卓につき2名まで参加可能で、人数を追加すると追加料金が発生します(上限は+1名)。
ウチは1卓2名(25000円)+1名(2000円)の予定です。
PRカードの作成PRカードはガイドブックに掲載されます。お客さまはみんなこのカードを見て来るので重要な情報源です。ただ、提出が申し込みと同時なのでアイテムが全て商品となるとは限りません。(9/3済)
広告の申し込み広告はガイドブックの後ろの方に掲載されます。広告のサイズによって料金が違います。宣伝費としては1/6ページ1万円がアマチュアディーラーとしてはいいところでしょうね。PRカードより締切が遅いので新しい情報を載せることができるのがメリットかな。
アイテムの決定イベントの商品を決定します。申し込み時に申請したもの以外を後日追加することはできません。当日版権が必要なものは版権申請希望リストに記載して書類を提出することになります。この段階では仮申請となります。本申請を見送ってもペナルティはつきません。ウチのアイテムは「桐島カンナ(サクラ大戦)」「綾瀬恵那(よつばと!)」の2つですね。
版権元の調査当日版権のアイテムの版権元などを調べておく必要があります。申請リストには「原作題名」「メディア(コミック・TVアニメ・ゲームソフトなど)」「原作者名・掲載紙名・出版社など」の項目があります。同じ原作でもコミック版とアニメ版では版権元が変わることがあるので明確に決めておく必要があります。過去の実績があるものは原作にコード番号のついたリストが同封されているのでコード番号を記載しておきます。
仕様の決定アイテムそのものの「スケール」・「材質(レジン・ソフビ等)」・「寸法」・「価格」・「販売数」・「仕様(キット・完成品等)」の項目を決めておく必要があります。
申し込みの実行9月30日必着なので、封書・ネット、いずれにしても9月中旬には済ませておくのがよいと思います。(9/9済)

ディーラー登録通知と当日版権受理通知書・・・10月29日まで(10/27済)
 ディーラー登録通知には、ディーラーのID番号とパスワードが記載されています。このIDとパスワードは今後のワンフェスでも使用するものとなります。
 一緒にディーラー参加料と当日版権申請手続費の請求書が届きます。コンビニ振込の用紙も届くのでコンビニで支払うこともできます。
 当日版権申請通知書も届きますので、申請した内容と合っているか確認します。当日版権受理通知書は本申請の時に一緒に返送します。

 10月27日に登録通知・版権受理通知書が届きました。ネットでも確認できるようになってました。抽選があったか不明ですが、結果は「参加」でした。よってディーラー参加が決定しました♪

版権不許諾通知・・・10月下旬から随時
 版権が下りないと確定したアイテムについては随時、この通知が届くそうです;;。何事もないことを祈りましょう。Webでも自分の申請アイテムの状況を検索することができるようになっています。

当日版権本申請(+メンバー登録用紙提出)・・・11月15日18時必着(11/1済)
 ディーラー参加申込時に申請した当日版権リストのアイテムについて本申請をします。本申請したものについて、規定の条件を満たせなかった場合は次回の参加に制限がつくなどのペナルティがあります。 間に合わなかったアイテムについては本申請を見送ることもできます。
やっておくこと・用意するものなど備 考
原型の製作申請用の写真が撮れるレベルまで原型の製作を進めます。完成度が高いほど審査を通りやすくなることは明白ですね。
(桐島カンナ 9/17原型完成)
(綾瀬恵那 10/19原型仮完成)
申請用写真の撮影本申請には監修用の写真が必要です。全身の正面は必須で、その他にも色々なアングルや拡大写真を一緒に送付することになります。どのアングルが必要か?というのは具体的な指示はないのですが、正面・背面・側面はあった方がよいかと思われます。
(桐島カンナ 10/30済)
(綾瀬恵那 10/31済)
誓約書の作成参加マニュアルに同封されている本申請用紙についている誓約書に直筆で署名をし、捺印をします。各アイテムにつき1通ずつ書くことになります。(10/31済)
メンバー登録用紙の作成ディーラー参加するメンバー全員のリストを参加マニュアルに同封されている用紙に記入します。(10/31済)
当日版権受理通知書のチェック本申請するアイテムに「申請する」、しないアイテムに「申請しない」のチェックをします。全て取りやめる場合にも記入して返送する必要があります。(10/31済)
本申請書類の送付作成した本申請用紙とメンバー登録用紙、当日版権受理通知書を郵送します。締切当日必着なので書留速達などで確実に届くようにする必要があります。それと版権が降りるように祈りも込めて送りましょう(笑)。(11/1済)

ディーラー参加料入金・・・11月21日必着(10/28済)
 ディーラー登録通知に記載されている請求額に従って、ディーラー参加料を指定の口座に振り込みます。
 10月28日に参加料・広告料(37000円)を指定の口座に振り込みました。版権料はまた後日振り込むことになります。
 参加料入金確認のお知らせが11月1日に届きました。

参加キャンセル届け出締切・・・12月1日
 参加をキャンセルする場合は、速達はがきなどでワンフェス実行委員会まで届け出ます。締切までに届け出た場合は、参加費の半額が返却されます。 締め切り日をすぎてのキャンセルは原則不可となっています。

ガイドブック広告原稿送付・・・12月20日必着(12/6済)
 ワンフェスガイドブックの巻末に掲載される広告の原稿を作って送付します。PRカードよりも新しい情報を載せられますし、3万人の人にピーアールできるのはとても有効な手段だと思います。
やっておくこと・用意するものなど備 考
広告原稿の作成作品の写真などを使って広告の原稿を作ります。ホームページの宣伝も忘れずにネ♪デジタル原稿は、PhotoshopやIllustratorのファイル形式「EPS形式」で提出することになります。色はグレースケール、解像度は300dpiです。(12/3済)
刷り見本原稿の向きがわかるようにプリントアウトしたものを見本として一緒に送付します。(12/5済)
送付用媒体申し込み時に選択した入稿形態に合わせてメディアを用意します。私は「CD−R」で申し込みましたので、送付用のCDが必要です。あと、CD用の封筒も要りますね。(12/5済)
広告管理票「広告原稿について」に付いている「広告管理票」も一緒に送付します。掲載誌の受け渡し方法(郵送・当日手渡し)や原稿返却(要・不要)を選択することができます。(12/5済)
広告原稿の送付できあがった原稿(メディア)・刷り見本・広告管理票を送付します。締切に間に合わないと白紙の広告が載ってしまいます。締切は絶対に守らなくては・・・(12/6済)

当日版権判定結果通知・・・1月11日まで(1/2済)
 当日版権本申請の結果が送付されます。送付される前に結果をWebで確認することもできます。一緒に版権料の請求書が届くので速やかに入金しましょう。
 恵那の審査結果をWebで確認することができました。結果はOKでした♪(12/25確認)
 カンナの審査結果もWebで確認することができました。結果はOKでした♪(12/28確認)

 当日版権の判定結果の通知は1月2日に届いているのを確認しました。年越しを実家で過ごしたので正確な配達日はわからないのですが10日くらい早めに届いています。判定結果に保留のアイテムなんかがあるとギリギリまで届かないのかもしれません。
 判定結果の他に、版権料請求書・コンビニ振込用紙・版権元宛誓約書(セガ・メディアワークス宛各1通ずつ)・サンプルラベル・注意事項が一緒に送られてきました。
 版権元宛誓約書は、必要な場合に送られてきます。ワンフェス実行委員会宛に郵送にて提出します。締切は版権料の振込期限と同じく2月7日です。(1/6済)
 サンプルラベルは、ワンフェス当日に提出する完成品・製品などに貼り付けるラベルです。恵那は写真の提出も求められていまして、写真の場合は裏にこのラベルを貼り付けて提出することになります。
 注意事項は当日販売する製品についてのルール・コピーライト表示・サンプルの梱包などについて書かれたものです。

版権料入金・・・2月7日締切(1/5済)
 版権料請求書に従って指定の口座に入金します。版権料は本申請時に申請した販売個数分となります。
 版権料入金確認のお知らせが届きました。(1/7)

版権元宛誓約書の送付・・・2月7日締切(1/6済)
 版権元によって必要な場合があります。当日版権判定結果通知と一緒に送付された書類に必要事項を記入し、ワンフェス実行委員会宛に送付します。

参加最終案内(搬入出マニュアル)・・・2月10日まで(2/5済)
 ワンフェスの最終案内で搬入の方法や当日のサンプル提出の方法などについての案内となっています。また、卓番号がこの書類で初めて判明します。
 案内の書類と一緒に、人数分のディーラー入場パス・ディーラー登録書・追加椅子引換券(ディーラー登録書から切り取るようになっています)・会場図(卓配置マップや経路)・ディーラー搬入車両証(今回ウチは車なし)が同封されています。
 ディーラー入場パスはこれがないと会場には入れないので重要なアイテムです。メンバー各個人に渡しておく必要があります。ディーラー登録書はディーラー受付の際に提出します。ガイドブックの引き替え券を兼ねています。これらの書類はまとめて当日会場に持っていきます。

広告見本誌(2/10着)
 広告を申し込んだ際に「見本を郵送で受け取る」のオプションを選択していたのでガイドブックが1部送られてきました。 ディーラー参加の場合、ガイドブックを手にするのは当日(または前日)のディーラー受付手続のときなので、事前にアイテムチェックをするには一般のガイドブックを購入するのが一般的だと思います。 ですが、このように早めにガイドブックがもらえるとその分の経費が浮くので、気分的に2000円分返ってきたようなお得感がありますね♪

前日搬入・・・2月19日
 前日16時30分から19時30分まで、会場に搬入することができます。車を使って会場に直接搬入できるのは前日搬入の時だけです(当日は駐車場から手運びとなります)。
 ディーラー受付は当日の朝は混むため、なるべく前日に手続を済ませておくことが推奨されています。当日駆け込みで慌ただしくなるよりも余裕をもってイベントに臨みたいものです。
 というわけで、ウチも前日搬入をしてきました。ディーラー受付では特に問題はなく、ディーラー登録書と引き替えに書類を受け取るだけの簡単なものでした。追加の椅子も受け取っておきます。もらった書類にはディーラー票のほか、当日版権関連の重要書類が含まれます。
 証紙:販売する商品に必ず貼るシールです。これがないと違法商品になります。余った証紙は撤収時に返却します。
 売上報告書:生産数(サンプルや展示見本も加えます)や販売数(実際に売れた数)、売上高を記入して撤収時に提出します。
 当日版権取得ディーラー証:クリアケースに入った表示票です。イベント中ブースの見える位置に掲示し、撤収時に返却します。

 また、一緒に次回のワンダーフェスティバル参加申込マニュアルがもらえます。

ワンダーフェスティバル当日・・・2月20日
 当日は会場1時間前の9時までに入場します。当日の流れは以下の通りです。
 ディーラー受付:前日に済ませておけば必要ありません。
 サンプル提出:当日版権アイテムについては指定のサンプルをイベント中に提出します。完成品は壊れないように梱包して持っていきます。これが結構大変ではないかと思います。皆さん、どうしているんでしょう?(^^;
 撤収:売上報告書を記入して、証紙の余りと当日版権取得ディーラー証を返却します。サンプル提出と別々に手続できます。撤収専用窓口が設けられていまして、こちらはガラガラです。

やっておくこと・用意するものなど備 考
原型の完成複製用原型、もちろん完成させなくてはいけません。
複製型取りと複製をします。
提出サンプルの作成ワンフェス当日に提出するサンプルです。完成品が必要な場合は作ってもっていかなくてはなりません。
パッケージの作成複製したパーツを選り分けてキットとしてパッキングします。箱も作らなくては。
組立説明書の作成組立説明書は必須です。連絡先を記入しておく必要があります。
展示用完成品の作成キットの売れ行きは展示完成品のデキに大きく影響されると聞きます。気合いを入れて作りましょう(笑)。
ブースの設営用具の準備展示台やクロス、値札などを用意します。せっかく作ったのですから、皆さんに見てもらえるように舞台を整えなくてはいけません。

収支計算(^^;
 初参加のワンフェス、果たしていくらくらいかかったのでしょう?
支出の部金額(概算)備 考
ワンフェス参加費27000円基本料金+1名の費用です。
広告費10000円ガイドブック1/6ページ分の費用です。
版権料8400円版権料は「販売価格の何%X販売予定数」になります。レートは版権元によって差があるようです。
シリコン35000円初めてということもありまして14kgも使ってしまいました。一応残りはありますがほぼ使い切った感じです。
レジンキャスト27720円2kgセットX10の価格です。今のところ4kgくらいは余りそうです。
原型材料2800円スーパースカルピーも使いましたが、カンナ+恵那で実質プリモ1本分でした。
合計110920円いつの間に大台を突破していたのでしょう(^^;。さらに設備投資の分もありますから初期費用はそれなりですね(汗)。

収入の部金額備 考
桐島カンナ16000円4つ売れました。
綾瀬恵那60000円15個売れました。
合計76000円恵那が稼いでくれたおかげで材料費はまかなえました。これはかなり大きなプラスと考えられます。 夏用に複製したキットの材料費もまとめてカバーできたので夏は参加費などの経費のみの支出となりますからね。初陣としては100点です。

これにて終了です。お疲れさまでした。
ちなみに次のワンフェス2005 Summerの参加申込締切は約1か月後の3月28日です。というわけで、上に戻る(笑)。
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