あさぎとよつば−
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12月2日
原型が完成したので型取りをしていきます。
今回は新パーツが3つでしたが、上半身と後髪のパーツはほぼ同じ長さだったので、一つの型で作ってしまうことにしました。
はじめに粘土埋めをしていくのですが、前に使った粘土は堅くなっていました。堅くなった粘土はレンジでチンするか、湯煎すれば柔らかくなると聞いていたので実践してみました。
キッチンのレンジは使えないので、おとなしく湯煎をしました(^^;。まあ、確かに柔らかくはなったのですが、粘土の伸びはよろしくなくて、感触としてイマイチでした。チンしたらもっといいのかもしれません。
で、地道にパーツを粘土で埋めていきます。パーツにはあらかじめパーティングラインを引いておきます。こうするとどこまで粘土で埋められるのはわかるので楽ちんです。
前髪のパーツはU字型をしています。粘土埋めの際に粘土の圧力でパーツが変形してしまう恐れがありましたので、粘土埋めでは左右の髪の毛の間を粘土で埋めるようなレイアウトにしました。
粘土って詰めていくウチにパーツに力をかけてしまうことがあって、結果的にパーツの合いを損なってしまうことがあります。今回はそういうリスクを考えて型作りをすることができました。
12月9〜15日
粘土埋めの状態でシリコンを流し込んで片面の型を作り、ワックスコーティングをした後に反転型を作ります。
12月15日
ファーストショットで型のチェックを行います。きれいに抜けていればそのまま量産に入れますが、大きな空気の溜まりなどが見られる場合は、湯逃げを追加するなど型に手を入れていきます。
今回は前回の残り+アルファで20体分くらい複製しています。
12月23日
複製が終わったら、展示品の作成に取りかかります。
はじめにパーツの表面についている離型剤を取り除きます。これまでは「離型剤落とし剤」を使っていたのですが、子供が生まれたこともあってにおいの強烈な薬品系は使えなくなってしまいました。
そこで、今回は電動歯ブラシを使ってクレンザーでパーツの表面を磨き、離型剤を落とす作戦でやってみることにしました。私は早まって電動歯ブラシを購入してしまいましたが、Mr.カラーから「ポリッシャー」という同様の道具がリリースされていました。
そちらでもいいと思います。ポリッシャーは電池ですが、電動歯ブラシは充電式です。ただ、コストはポリッシャーの方が安そうです。
使い勝手はかなりよかったです。表面に付いていたマジックの跡もきれいにしてくれたので、結構強力にパーツの表面を磨いてくれるようです。
よつばとあさぎ
1組目のよつばとあさぎは初版のカラーリングを元にしました。あさぎのシャツは若々しくなるようにスーパーイタリアンレッドにしています。
あさぎの手にはハリセンを持たせました。ハリセンは紙で作ったものでキットには付属していません。自作でお願いいたします。
あと、この作例ではシャツのボタンを小さいリベットに付け替えています。
ワンフェスの会場では、元のイラストと同じように、エピソードのタイトルをポップにして一緒に展示しました。
よつばとあさぎ
2組目は服の色を変えて作りました。あさぎはうすいグリーンのスカートにイエローのシャツというパステル調のカラーにしています。
こちらのあさぎはシャツのボタンはキットのままにしてあります。こうして見るとそんなに大きすぎた、という印象はないように思えます。
ただ、元のイラストに比べるとやはりでかすぎですかね〜(^^;。
よつば
1組目のよつばは初版と同じカラーリングにしました。2組目のよつばは、シャツの色を蛍光ピンクにしています。
スカートはうすいピンクに、下に着ているシャツはスーパーイタリアンレッドにしてアクセントを付けました。