あさぎとよつば−
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1月9日
原型ができたのでシリコン型を作ります。わたしの場合は型多めの方法です。
パーツの大きさ、厚みなどを考慮して、同じ型に入れるパーツをグループ分けしていきます。
大きさがバラバラのパーツを同じ型にすると、余白が多くなってコストアップに繋がってしまいます。
1月18日
型作りは、まず粘土埋めから始まります。わたしは粘土埋めが嫌いです(^^;。
パーツとパーツの間は最低1センチは開けます。レジンが流れるランナーは木の丸棒で渡しておきます。
パーツが埋まったら、空気が抜けるように湯逃げを爪楊枝でけがき、型ズレ防止のためにダボを打っていきます。ダボは5ミリくらいの深さがあればOKです。
ついつい深くしてしまうのですが(^^;。
レジンの注ぎ口には湯だまりを作ります。10円玉くらいの面積があれば大丈夫です。湯だまりはレジンの流れをスムーズにするのと同時に、サイフォンの原理で十分にレジンが行き渡りための手助けをしてくれます。
1月19日
粘土埋めができたら、シリコンを流し込みます。シリコンは、原型からの厚みが1センチ以上になるように量を量っておきます。
初めは原型の周りに流します。筆を使ってモールドにシリコンを擦り込んだり、エアブラシを使ってパーツ表面の気泡を飛ばしたりします。表面に気泡が付いてしまうと、パーツにイボができてしまいます(^^;。
1月19日
原型付近の処理が終わったらシリコンを流していきます。気泡が入らないようにゆっくり流します。
全て流し終えたら、型をゆっくり揺すって中の空気を抜きます。揺すると空気がぽわって浮いてきます。15分くらいやりましょう。
最後に、シリコンのブロックをトッピングしておきます。シリコンブロックは補強の石膏との食い付きをよくするためのものです。初めて作る場合は、シリコンブロックがないのでなくてもよいです。
古い型のリサイクルのようなものです。シリコンが固まり始めたくらいにトッピングするといいです。余り早いと埋没してしまうのです(^^;。埋没させてシリコンの量を稼ぐやり方もあります。
1月20日
シリコンは種類にも寄りますが半日くらいで硬化します。固まったら補強のための石膏を流します。
石膏の厚みは1センチくらいあるとよいです。
石膏が固まったらひっくり返して粘土を取り除きます。