Q いつから飛べるのでしょうか? 実際に空を飛ぶまでの日数は?

A これはつまり「最初のうちは机上講習や地上での練習が行われるだけであって、実際に空に浮かぶ体験ができるまでにある程度の日数を要するのではないか。辛い修行(笑)の期間があるのではないか?」という予想から生じる疑問かと思います。
 確かに初めてスクールにやってきた方に対しては、ある程度の地上講習が行われます。まずはパラグライダーの飛行に関する予備知識や、使用する機材の名称を覚えることが必要不可欠だからです。

 しかしその過程に何日も要することはありません。もちろんこれはスクールによって異なるのですが、ほとんどのスクールで、初日から空を飛ぶ(空に浮く)体験をすることが出来ると思います。

 初期のパラグライダー講習をどのように行なうかについては様々な方針があるようなのですが、大別して
  (1)講習専門の緩やかな斜面(飛んでもあまり高度がでない)で、基本的な操作を習得する。
  (2)インストラクターとのタンデム(二人乗り)で、最初から山の上から高々度フライトを行なう。
 のふたつがあるようです。

 前者の(1)の場合はインストラクターは地上にいて、無線や拡声器を使って講習生に操作の指示・助言を行います。講習生は地上から浮く感覚に慣れながら、次第に長距離・高高度のフライトに挑戦していきます。
 それとは別に(2)はいきなり高度差数百メートルもあるテイクオフに登ってフライトするかわりに、操縦はイントラがやってくれるわけです。イントラと一緒に空を飛びながら、空中での操作を直に習得することができます。
 それぞれ特徴はありますが、いずれにしても地上講習ばかり何日もやらされるなんてケースは殆どないと思います。





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