アクセルライン巻き戻しゴム 情報提供者:平△さん


図6  アクセルを踏み込みやすい長さにラインを調節すると、地上では長すぎて歩くと足に絡みそうになります。(図6

 特にテイクオフ時とランディング時は危険なので、邪魔にならないようにアクセルラインを短く固定したいところです。

 そこで以前は、図7のように、ハーネスのプーリーより上の位置で、アクセルラインにコードロックをつけて、フットバーがずり落ちないようにしていました。

図7  この方法だと、フットバーを高い位置に引き上げてコードロックで止めてテイクオフできます。
 アクセルを使う時は、フットバーを踏むとコードロックはプーリーで止められるのでラインだけが引かれ、使用位置まで引き出すことができます。

 問題はランディング時で、一度伸ばしたアクセルラインをたぐり寄せ、コードロックをずらして止める必要があり、両手をブレークコードから離さなければなりません。強風でランディング直前までアクセルを使っているような時は、アクセルラインが長い状態で降りることになります。
 (こんな条件では飛ばなければいいのですが)


 そこで、手を使わずにフットバーを引き寄せられるようにフットバーにゴムひもをつけました。(図8図9

図8   図9

拡大写真  私は、前にも書いたように2段のフットバーを使っているので、2段目にゴムひもの端を結び、アクセルラインと一緒にハーネスのプーリーを通し、ゴムひもの他端はハーネスのリクライニング調整ベルトに結んでいます。(左が拡大写真です。赤紫色のラインがアクセルライン、白いラインがゴムひもです)

 この時ゴムひもの長さは、2段目がハーネスのお尻の下まで引き付けられる長さにします。短か過ぎると、フルアクセルまで踏み込む前に、ゴムひもが伸び切って、それ以上踏めなくなってしまうので注意が必要です。

 この状態だと、フットバーの1段目だけがハーネスの下に30cmくらいぶら下がり、テイクオフやランディングで走るのには邪魔になりません。
 アクセルを使う時にも、丁度かかとを掛けやすい高さになります。
 また、アクセルラインをグライダーに接続していなくてもフットバーはゴムひもで引かれているので、テイクオフの準備中にもフットバーを引きずることはありません。

 フットバーが1段の場合は、フットバーに直接ゴムひもを繋ぐとハーネスのお尻の下まで引き上げられて、足を掛けられなくなるので、丁度良い高さにフットバーが垂れ下がるように、ラインの途中にリング等をつけて、そこにゴムひもを結べば大丈夫だと思います。

 欠点は、プーリーにラインとゴムひもを通すので、あまり太いラインは使えないことと、ゴムひものテンションの分だけアクセルが重くなってしまうことです。(1998.9)


[平△さん、情報提供ありがとうございます]


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