雷雲が空を覆う…

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PENTAX MZ-5, SMC PENTAX FA 28-70mm F4
1997/5/25 FUJI RVP
- 上空を覆う黒い雲。その正体は「雄大積雲」とか「積乱雲」と呼ばれる雷雲です。雲が黒い(暗い)ということは、その雲の厚さがかなりあることを示しています。
- 雲が厚いということはそれだけ雲が垂直方向に発達していることを意味し、よって雲の中の上昇気流が強烈だということになります。積乱雲はよく大粒の雹を降らせます。それは雹があの大きさに成長するまで落ちてこれない、強い上昇気流が雲の中に存在しているためです。
- 万が一、フライト中にこんな雲の中に「吸い込まれて」しまうと、非常に危険な事態となります。 激しい乱気流により機体が破壊されるかも知れませんし、高空に運ばれたことによる寒さなども無視できないものとなります。 それゆえパラグライダーのパイロットは雲を良く観察し、積乱雲の発生を予知しようとしているのです。
- もちろんフライトしていなくても、こんな雲がやってきたら当然つぎに予想されるのが雷と大粒の雨。機体を片づけて撤退準備を急ぎます。
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