サーマルに切り込め







Panasonic LUMIX GF-1, G FISHEYE 8mm F3.5
2010/10/6, 1/320 F6.3 ISO100, JPEG




  • ハンググライダーは左右に体重移動して旋回します。例えば左に旋回したければ、ベースバー(手で持っているパイプ部分)の左側に体を寄せてやります。
  • しかし実は、それだけでは緩慢でロスの多い旋回しかできません。そこで同時にベースバーを少し前へ押し出してやります。こうすることで翼は空気をとらえ、ハンググライダーは綺麗に旋回内側へと向きを変えてゆきます。機体のバンク角(左右への傾きの角度)が大きいほど、押し出す量も多くなります。
  • 写真のフライトでは、翼を持ち上げてくれるサーマル(熱上昇気流)の範囲内に留まれるよう、尾根の上で旋回していました。サーマルは弱くて小さく、思うように上昇できません。
  • そんなとき、ちょっと強めのサーマルを感じました。上昇するその空気の柱の中に入り込めるよう、ベースバーを押し出して、ハイバンクターンで切り込みます。



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