![]() 以前も書きましたが、GoProHDで静止画を撮るためにインターバル撮影(連続撮影)すると、膨大な数の画像ができるので選別作業が大変です。やはり必要な時にのみシャッターを切りたいわけです。しかし、GoProHDを遠隔操作可能にする純正オプション、「Wi-Fiバックパック&リモート」の発売が いい加減待ち切れないので、リモコンを自作してみることにしました。
GoProHDの背面には、HEROポートという拡張用のコネクタがついています。この中にPOWER/MODEボタン相当の接点が来ていて電源のon/offが出来るようです。SHUTTER/SELECTボタン相当ではないのが残念ですが、GoProHDにはワンボタンモードというのがあって、カメラ電源がonになると自動的に電源投入時初期設定で決めたモードで記録を開始できるので、これで代用できます。GoProHDの設定をワンボタンモード:on、電源投入時の初期モード:インターバル撮影(またはビデオ) にしておけば良いわけです。
HEROポートのピンアサインについては、いろいろ調べてみると1,9,27,30番がGNDで、12番をこのGND(のいずれか)に落としてやると、POWER/MODEボタンを押したのと同じ状態になることが分かりました。
![]() コネクタは出来たので、あとはどうon/offさせるかです。私の場合、だいぶ前に予備用に作っておいた無線リモコンを利用しました。2000円位の家庭用無線チャイムをホームセンターから買ってきて、嵩張る受信機ケースやスピーカー等を取り去り、乾電池からCR2等のリチウム電池に切り替えるなど軽量コンパクト化を図ったものです。そして受信時onになる部分をテスターで当たり、2SC1815等のトランジスタで増幅して小型リレーを動かすようにしています。このリレー接点に12-27番を接続してon/offができるようにすればOKです。
このままでも良いのですが、さらに万一の田んぼ沈を想定し、一瞬の水没程度なら耐えられるよう冒頭の写真のように開口部をカバーします。このとき、スポンジ状の材料を使うなどしてある程度の通気性を確保しておきます。気温差による結露でレンズやハウジング内側が曇るのを防止するためです。 |
ページ最終更新:2012/5
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