ハイドロパック

 暑い季節は熱中症だけでなく、脱水症状に気を配る必要があります。暑い季節でなくても、乾燥した空中を長時間飛んでいると喉の渇きを感じます。その対策として水分を補給することは、喉の渇きを癒すだけでなく集中力を持続させる効果もあるようです。
 そこで水分をどう摂るかです。自転車のようにボトルから水分補給できればよいのですが、フルフェイスヘルメットを被って寝た姿勢で飛び、しかも片手操縦の難しいハングではボトルの水を飲むのは大変です。それにボトルを装着しておく場所もありません。
 そんな理由から、ハングパイロットの方々はチューブで飲料を飲む「ハイドロパック」を使っている人が多いようです。昨年の夏の暑さに辟易した私も真似して、早速使ってみました。

 ハイドロパックはいろんなメーカーから様々な容量のものが販売されています。特に容量は迷うところです。大は小を兼ねるという考え方から大きいものを選んでおけば無難かと思いますが、たくさん水を入れれば当然そのぶん重くなるので、それを避けたい人は1.5〜2リットル程度がいいのかなと思います。
 私のハーネスは写真のように背中部分に荷物入れがあるので、その上部にハイドロパックをセットし、後頭部からチューブを出して肩ベルトに沿って前に垂らします。チューブがぶらつかないよう、途中で一箇所、肩ベルトにベルクロ等で固定しておきます。
 これで長時間フライトも万全、のつもりなのですが、なかなか長時間フライトできないので活躍の機会がありません。(^^;





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