2008.4.14追記

レベルカラー


初代ガンプラ世代の方ならMr.カラーの他に「レベルカラー」をご存じではないでしょうか?
年末の掃除の時に見つけたレベルカラーのパッケージに関するネタです。
絶版品なので、レベルカラーを知らない人にはつまらない雑記です(^^;)


[01] レベルカラー(その1)

おそらく最もポピュラーなパッケージデザインだと思います。発売は「タカラ」です。
詳しくは知らないのですが、模型メーカーのRevell社と関係があるのでしょうね。


[02] レベルカラー(その2)

単なる旧パッケージだと思っていたのですが、発売をみると「グンゼ産業レベル部」?
グンゼ産業と言えば、現Mr.カラー発売元の「クレオス」の旧社名ですね。


[03] レベルカラー(その3)

てっきり上と同じデザインと思っていたのですが、よく見ると「GUNZE SANGYO Mr.Color」ですね。
発売も「グンゼ産業ホビークラフト部」になっており、これはクレオスになる前のMr.カラーの発売元名称と同じです。


[04] Mr.カラー

クレオスになる前の、グンゼ産業時代のMr.カラーのパッケージです。
察するに、グンゼ産業は当初Revell社と関係がありレベルカラーを販売していたが、タカラにそれを譲り、自前でMr.カラーを販売するようになったのでしょうね。

事情をご存じの方の情報をお待ちしております <(__)>

2008.4.14追記
上記推測に対して追記しました。詳しくは下欄にて。


[05] レベルカラー(その4)

番外編@
レベルカラーとMr.カラーの番号は殆ど同じですが、まれに違う番号のものがあります。
例えば、シャインレッドはMr.では79ですが、レベルでは87です。

シャインレッドの場合レベルとMr.の色味は殆ど同じですが、異なる場合もあります。
例えば、黒鉄色はMr.ほど黒くなく渋い色合いで、アイボリーはMr.ほど濁っておらずFinisher'sのファンデーションクリームに近いです。


[06] レベルカラー(その5)

番外編A
パッケージのラベルデザインは同じですが、蓋が・・・
仕舞うのにサイズがそろってないと邪魔です(^^)


模型製作をしていなかった時代でも、未練がましく年末掃除のついでにカラーチェックをしていたので、レベルカラーも固まらずにまだまだ現役です(^^;)
つまらない雑記にお付き合い頂き、ありがとうございました m(__)m

2008.4.14追記

ネット上の情報から得た知識ですが、ちょっと補足してみます。
米Revell社とグンゼ産業は1963-1977年の間提携にあり、1969年に「レベル」ブランドを使って自社開発した塗料(実際の製造は藤倉化学株式会社)を販売したのが、グンゼ産業のレベルカラー(写真[02]:但し発売当初のものとはデザインが異なる)だそうです。
1977年、米Revellとの提携が終了したグンゼ産業は、それまでの塗料に自社ブランド「Mr.カラー」をつけてデザインも一新(写真[04])することになりました。
尚、新デザインに移るまでの過渡期にあったのが、写真[03]の状態です。

1977年、米Revell社はグンゼ産業との提携の後「タカラ」と提携し、タカラが「レベル」ブランドを使用した塗料(レベルカラー)を発売することになりました。
タカラが発売したレベルカラーは、初期のものは瓶の蓋に「Revell Color」のロゴが入って(写真[06])おり、後期のものは「TAKARA」のロゴ(写真[01])に変わっています。

従って、上記写真を時系列で並べると
・グンゼ産業系統・・・[02]-[03]-[04]
・タカラ系統・・・・・[06]-[01]&[05]
となります。

尚、ここまで書いて言うのも何なのですが、真実の程は定かではありません (^^;;
書籍では「35分の1スケールの迷宮物語」(2004.01大日本絵画:モリナガヨウ著)でも色々と裏話が紹介されているみたいですので、興味が出たという方はそちらもご参考に。




コラム一覧に戻る