詳しいコンプレッサーの構造は知りませんが、圧縮室内にオイルが入っているため、吐出空気にオイルミストが含まれるのはオイル式の宿命です。 参考になるか分かりませんが、当方の使用環境を紹介します。 |
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[01] エアテックスフィルタ
含まれるオイルミストは微量(弱いオイル臭がします)ですが、ホースやハンドピース内にオイルが蓄積することを考えると何とかしたいものです。手っ取り早いのは、エアテックスのオイルミストフィルター(型番AFM-20)を通します。0.3μの粒子が捕集できます。 |
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[02] ミストセパレータ
当方の使用環境です。 |
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[03] (接続図)
量販店でSMC製を扱っているのは少ないと思いますが、バイクのエアサスなどにも使われているそうです。但し、非常に高いと思いますので、オークションあたりで未使用品を狙うのが現実的でしょう。
(ミストセパレータで検索してみてください。) |
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[04] エレメント(ろ過材)
問題は消耗品のエレメント(ろ過材)の調達ですが、ワンサイズ大きなフィルターを購入したので、しばらくは大丈夫でしょう。 |
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[05] コネクタ
ホースはウレタンチューブ+クイックコネクタを使っています。コネクタにチューブを挿すだけですが、耐圧は10気圧なので十分です。DIY店にて、コネクタは1個300円程度、チューブは100円/メートル程度です。 |
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[06] 接続ネジの規格
接続のネジは規格があり、ネジサイズについて、 |
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[07] シールテープ
PTとPFの正確な使用方法の区別を知りませんが、ネジ部でシールするのがPTネジ、Oリングなどを使用して端面でシールするのがPFネジと考えて良いと思います。 |
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[08] レギュレータ(AGS2G)
WAVE 5/17には圧力調節(レギュレータ)が付いていますが、この先にフィルターなどの圧力損失があると、ハンドピースに供給されるエア圧が下がってしまいます。このためハンドピースの一番近くにレギュレータを追加します。圧力調節機能だけであれば、エアテックスのAGS-2Gが安い(ヨドバシカメラで1,700円程度でした)です。接続方法は、前述のネジ規格を参考にしてみて下さい。 |
クレオスのリニアコンプレッサやダイヤフラム式コンプレッサはオイルレスなので、オイルミストの心配はありません。 オイル式コンプレッサでミスト対策ほかを行う場合、本体以外に\10,000程度(ミストフィルタ+ホース・フィッティング類+レギュレータ)かかると思って下さい。 |