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跡航の陽太 の航跡

誤差について
  二十四節気の誤差は プラス マイナス1分程度です。
望月の計算では1分遅れ、朔月の計算では2分遅れとなっています。
日の出日の入り時刻などは正確なようです。
詳しくは「誤差についての詳細」を見てください。

太陽と月の黄経の大時計(月の満ち欠け)
黄道上の太陽と月の位置関係で、月の満ち欠けは決まります。太陽黄経は太陽と地球の関係ですから、黄道を地球の公転軌道だと考えることも出来ますが、月の黄経は地球と月の関係ですから、これを同時に見ようとすると、どうしても地球を中心に据えた天動説で考えなければならなくなります。

大きな時計を思い浮かべると分かりやすいです。普通の時計とは、長針と短針を入れ替えて、反時計回りに回る時計をイメージしてください。短い分針が月の針で、1時間で一回りします。長い時針が太陽の針で、12時間で一回りします。時計の中心が地球です。
時計の針を回して、長針と短針の重なり合ったときが朔月です。長針と短針が一直線に伸び切った時が満月になります。
長針から短針まで、左回りに回った角度の差が太陽と月の黄経差です。黄経差0度のとき朔月で、180度のとき満月です。

太陽と月のこの時計は、実際は、太陽の針は365.24日で一回りし、月の針は平均29.53日で一回りともう少し(太陽の針が動いた分、約30度)回転します。回る速度も一定ではありません。複雑です。
また長針と短針の文字盤はぴったり同一平面上にあるわけでもありません。もし同一平面上にあったとしたら、毎回朔月に日食が起こり、満月に月食が起こることになります。そうであったら楽しいけれど…。

普通の時計で、最初に長針と短針が重なるのは、1時5分27秒です。その時の角度は 32.7273 度となります。360/32.7273=11ですので、11回目に重なるときにはもとの12時に戻ります。
太陽と月の長針と短針の重なり(朔月)は12回あります。ぴったり12回だとするならば、30度ごとに重なることになり、月の針は60分で390度回ることになります。
390度の回転を12回繰り返すと、角度としては13回転になりますが、これは地球の自転が公転分を含めて1日に約361度回転し、365日で366回転するのと同じことです。
地球の自転周期24時間は361度の回転であり、月の公転周期29.53日は390度の回転なのです。
ちょっとややこしそうですが、地球の自転周期361度の1度が分かりにくいと思ったら、90度動かしてみるといいです。これはもう明白です。



旧暦と月齢と満月の関係について
  月の周期は29.53日です。満月の月齢がその半分の14.77と決まっていれば簡単なのですが、実際の満月の最小月齢は13.9、最大月齢は15.6です。1日半以上の開きがあります。どういうことなのでしょうか。

月の公転軌道を見てみます。新月から満月までを上弦軌道、満月から新月までを下弦軌道と呼ぶことにします。新月、地球、満月は一直線上に並んでおり、これが楕円軌道の直径となるのですが、楕円軌道のその楕円の向きによって、上弦軌道の方が長くなったり、下弦軌道の方が長くなったりと、楕円の直径を平行移動するような変化を繰り返しています。この短くなった上弦軌道を進むときには、13.9日で満月に至ることもあり、長くなった上弦軌道を進むときには15.6日掛かることもある、と言うことのようです。

旧暦の1日(朔日)は月齢0.0を含む日です。月齢0.0がその日の朝なのか、夜なのかということも、満月の日付に影響してきます。月齢14.0を含む日が15日ですので、満月の最小月齢13.9は大方15日に含まれ、15.6は16日に含まれそうなものですが、14日の23時に満月になったり、17日の午前01時に満月になったりすることもあります。

それでは、満月を眺めるのは何日がいいのかとなると、それは圧倒的に(平均的には)15日の夜です。満月の分布図を思い浮かべてください。少し乱暴ですが15日の正午から16日の正午までの24時間に多く分布していると仮定します。そのピークを、三歩譲って、16日の午前03時だとしても、やはりそれは15日の夜の続きの月なのです。六歩譲って16日の午前06時だったとしても、まあ同じようなものです。

でも、ほんとうは、十五夜、十六夜、それぞれに今見える月をただそのままに眺める、それがいいのです。



月は本当に地球の周りを回っているのか
  小学校の理科室に、太陽と地球と月の運行を模型化する手回し式の器具がありました。中心に電球があって、これが太陽です。地球は自転しながらこの電球の周りを公転します。月は地球の周りを公転しながら地球と一緒に電球の周りを公転します。分かりやすくて、よくできた教材でした。
でも、ひとつ疑問が湧いてきました。月の二重公転はどんな軌跡を描くのか、本当に地球を回っているのか、という疑問です。

月と地球が同じ大きさだと仮定してみます。月と地球はその距離38万キロを直径とする一つの円をお互いに回転しながら、太陽の周りを公転します。その公転軌道は、サインカーブのような曲線の波の形をたどるはずです。

理科室の模型を見て思い描いていた月の軌道は、地球の周りをくるくる回りながら、太陽の周りを回るものでした。
この模型の下に模造紙を敷いて、地球と月の底に鉛筆を突き刺して、その軌道を模造紙に描いてみたいと思います。当然、地球は大きな円を一つ描きます。月は小さな円を12個描きながら、それが大きな円として連なるようになるだろうと、なんとなく思っていたのですが、この月の鉛筆が円形を描くには太陽を回る軌道上で月は逆方向に戻らなければなりません。太陽を回る軌道は地球のその軌道などとは比べようもなく、月が逆方向に戻るなどはあり得ないことです。円形を描くことは出来ないのでした。

地球が月の影響を受けないこの模型の場合であっても、月と地球を同じ大きさとして仮定した場合と同じような軌道を描くはずです。
ただ、サインカーブが円運動であるように、この月の軌道の波の形もまた円運動であることに違いはありません。

実際の月と地球の重力差は1対6だと言います。大きな差ではありますが、圧倒的な差とまでは言えません。

もし月に意識があったとしたら、自分は地球を回ってなどいない、地球に邪魔されながら太陽の周りを回っているだけだ、と思っているかもしれません。

もし月世界人の文明が発達して、天動説を否定し月動説が主流となっても、地球が月の周りを回っているという地動説までは否定できないのではないかと思われます。そうして、月世界人と地球人との間で不毛な論争が続くのです。

お互いに影響を受けながら、影響を与えながら、ともに太陽の周りを回っているということで、論争を打ち切り、仲良くすることは出来ないものだろうかと思っています。

結論です。
月は地球の周りを回ってはいる、しかしこれは相互的なものであり、6対1の力関係に過ぎない。そんなところでしょうか。


子午線の祀り、竹取物語、更級日記
  「子午線の祀り」(作者:木下順二)の冒頭ほど、月の力を魅力的に語ったものはないと思います。初めて読んだときには、文字通り足の裏から頭へ突き抜けるような衝撃を受けました。地球人にとって、月はただの物理的な天体ではないのです。運命とか魂とかそのようなものと結びついた力を持つ神々しい光であり、引力なのです。
子午線の祀りの冒頭を受けて、その目には見えない天の子午線と黄道の交わる点に月が到達したとき、月の南中です。「そのときその足の裏の踏む地表がもし海面であれば、あたりの水はその地点へ向かって引き寄せられやがて盛り上がり、やがてみなぎりわたって満々とひろがりひろがる満ち潮の海面に、あなたはすっくと立っている」となります。月の力の弥増さる時です。

昔の人々にとっては、月の光は畏れ多く、直接見てはならないと言われることもあったようです。
竹取物語に、「かぐや姫、月のおもしろう出でたるを見て、つねよりも、物思ひたるさまなり。ある人の、月の顔見るは忌むこと、と制しけれども」とあります。
更級日記にも、姉が亡くなった後、その子供たちを寝かしつけながら「荒れたる板屋のひまより月のもり来て、ちごの顔にあたりたるが、いとゆゆしくおぼゆれば、袖をうちおほひて」とあります。
だからと言って月を眺めなかったわけではありません。見てはいけないものを見ているという、なにかしら密かにわくわくするような思いもあったのではないかと想像します。



暦計算、二点比較、カレンダーのそれぞれ
計測地点 太陽と月の黄経、月齢、月の大きさ(輝面比)などは世界中どこにいても共通ですが、出没時刻や南中高度などは当然のことながら緯度経度によって異なります。計測地点を選んでください。初期設定は熊本になっています。
計測地点をcookieに保存することが出来ます。cookieに保存された緯度経度はカレンダーのページの計測地点としても有効です

月出と月没 月没時刻は、その日の月没です。ですから、その日18時に出た月の沈む時刻を知りたければ、翌日の月没を見なければなりません。
二点比較に表示している、月出から月没までの時間はその日に月の出ている時間です。これは、午前0時から月没までと、月出から24時までの合計時間になることもあります。

暦計算 暦計算では、表示桁数以下の小数点は切り捨てです。

満月と朔月の前後の月の大きさ(輝面比)は小数点以下6桁まで表示します。
1分ずつ時間を進めて、満月と朔月前後の黄経差、輝面比、月齢などを確認してみてください。
満月、朔月が近づくと(前後12時間ぐらい)、満月、朔月までの時間の目安を表示します。

二十四節気の前後では太陽黄経を小数点以下4桁まで表示します。

二点比較 二点比較では、すべてその日の正午の値です。表示桁数以下の小数点は四捨五入です。

冬の東京は日暮れが早いと思っていました。熊本と比較してみると、12月18日に44分の差があります。夏場は30分ぐらいです。そのぶん夏の東京は夜明けが早く、日の出時刻に44分の差があります。

二地点とも熊本に設定してみて、南中時刻に変動があるということを初めて知りました。明石が12時、熊本は12時半ぐらいで変わらないものだとばかり思っていました。どちらも季節によって30分ぐらいの変動があります。

二点比較することで、いろいろと発見もあるのではないかと思っています。

ある特定の日がその年の第何週であるのか表示しています。通し日数も表示。
ときおり佐俣温泉に出掛けるのですが、わたしは奥の湯舟が好みです。奥の湯舟は、男湯と女湯が週替わりなのだそうです。今週が偶数週なのか奇数週なのかを知ることも、ときには重要なのです。

南中時刻がなぜ変動するのかについて、国立天文台Wikiの「南中時刻は変化する」のページに説明があります。
地球は太陽の周りを1日に約1度公転しています。南中から次の南中まで、地球は360度自転した後、この1度分さらに自転しなければなりません。地球の公転速度は北半球の冬に早くなるので、この余計に回らなければならない分量も大きくなると言うことのようです。このほかにも地軸の傾きによる要因もあるそうなのですが、ううむ、そのあたりのことは国立天文台の説明を読んでください。

カレンダー カレンダーのページは曜日の順に日付をならべただけのものです。数字の入力をしないで、過去も未来も進みやすいように単純化の工夫をしています。
暦計算のページで計測地をcookieに保存しておけば、その緯度経度で暦事項の計算をします。二点比較とは違って、こちらはページを開いた時刻の値です。

おみくじ 暦計算のページにおみくじがあります。
暦のページ開設当時、javascriptの勉強を兼ねて、あんなことこんなこと、何が出来るのかいろいろ試してみながら作ったサイコロゲームです。
このほかに、月を動かすスクリプトなどもあったのですが、これはあまりにも無意味なので、削除しました。


誤差についての詳細
  二十四節気の誤差は プラス マイナス1分程度です。

2026年の夏至は、国立天文台に拠ると、6月21日17時25分です。
私の使っている計算式で時間を進めていくと、17時28分に夏至、黄経90度になります。
天文台の時刻と比べると、3分遅れています。夏場はたいてい2分から3分遅れてしまいます。私のほうが正しいのだと言い張ってみたいとも思うのですが、相手は国立天文台です。ふむふむ。
あっさり負けを認めて、4月から10月までの間は計算結果から、70秒減算して時刻表示するようにしました。

これはなんとも姑息な誤差修正法です。
暦計算のページで1分ずつ時刻を進めながら、太陽黄経90度を跨いでみてください。そうして、表示時刻と違うではないかと笑ってください。
先に述べた誤差は、この姑息な修正を経ての1分程度なのでした。


望月の計算ではほぼ等しく1分遅れとなっており、朔月の計算では2分遅れとなっています。
暦計算のページはこの誤差を保持したままにしています。
カレンダーのページではそれぞれ1分と2分を減算して表示しています。

日の出日の入り時刻などは正確なようです。国立天文台の出している2026年の暦要綱と照らし合わせた限り、誤差はありませんでした。






  ここからは2003年、暦のページ開設当時の古い説明です。

月の暦について   
  月の満ち欠け周期は平均で約29.53日ですが、平均と言うからには長かったり短かったりするんですよね。月は気まぐれなんだなあと思っていたら、ちゃんと計算できるみたいです。よかった。でもこれが複雑なんだなあ。わからん。複雑と言えば、月の南中高度の規則性がいまだに掴めないでいます。真冬に異常に高い月を見ているような気がするんだけど。

冬の月が高い訳、分かりました。
月も太陽も黄道上を運行します。黄道は地球の外側に輪っかを置いてみると分かりやすいと思います。夏の昼間の黄道が高いということは、夏の夜の黄道は低くなり、冬の昼間の黄道が低いということは、冬の夜の黄道は高くなるということです。単純なことでした。


太陽の暦について
 太陽黄経 天動説で考えて、太陽が地球の周りを回る軌道を黄道といいます。天動説と地動説は相対的なものだから、太陽に対する地球の公転平面と考えてもいいと思います。黄道上の太陽の位置(公転平面上の地球の位置)を示すのが太陽黄経で、春分点を0として一回り360度を角度で表します。

 二十四節気 太陽黄経を15度づつに区切ったときの節目です。
春分を0°として、夏至90°秋分180°冬至270°です。

 立春、雨水、啓蟄、  春分、清明、穀雨
 立夏、小満、芒種、  夏至、小暑、大暑
 立秋、処暑、白露、  秋分、寒露、霜降
 立冬、小雪、大雪、  冬至、小寒、大寒

地球の公転はやや楕円軌道を辿っているようで、となると、太陽から受ける引力も一定ではない訳で、地球って奴は等速運動してないんですね。なんて奴だ、地球。円なら円、四角なら四角と、もっときちっとした動きが出来ないのか、と思ってしまいます。
一年365.2422日を24で割っても駄目なんですね。世の中、そうそう単純じゃないんだなあ。

北半球の真冬に太陽に近づき、このときの公転速度は1年が353日程度となり、夏至の後に太陽から最も遠ざかり、1年に換算すると377日ほどの速度になるようです。
二十四節気の間隔15度を通過する時間として見ると、冬の間は14.7日前後で通過し、夏場は15.7日前後かかって通過することになります。

誤差について
海上保安庁海洋情報部によると2003年の立夏は5月6日午前7時10分なんだそうです。私の計算とは12分の差がありますが、1年のうちの12分と思えば5万分の1の誤差です。よしとしましょう。詭弁くさい(笑)。

誤差修正ルーチンを追加しました。
公転軌道を分割して、公転の角速度に 360/353 を乗ずるといった原始的な修正ルーチンですが、ほぼほぼ満足のゆく計算結果を得られるようになったと思っています。

更に誤差修正ルーチンを追加しました。コロンブスの卵のような単純な解決法です。一度計算した日時に立って、そこからもう一度計算することで、ぴったり太陽黄経の到達時刻を計算できたのでした。


スクリプトについて
  月齢、太陽黄経、旧暦の計算プログラムについては、ながのゆたかさんのページに詳しい解説があり、ソースコードも公開されています。
これは月の黄経から月齢を計算するなんだかとっても本格的なもののようです。読んでみても何をやってるのかまったく分らないけれど、分らないまま外部関数として使わせていただきました。ありがとうございます。
なお、表紙の月齢はもっと簡単な計算法を使っています。こちらは最大で0.1程度の誤差が発生するらしいのですが、趣味的な範囲では十分な精度だと思います。

 簡易 月齢計算プログラム (JavaScript)


 Tokei = new Date();
 time = Tokei.getTime();
 time = time / 86400000;
 cyc = 29.530589
 jul=2440587.5 + time;
 k = Math.floor((jul-2451550.09765) / cyc);
 t = k / 1236.85;
 sg = 2451550.09765
     + cyc * k
     + 0.0001337 * t * t
     - 0.40720 * Math.sin((201.5643 + 385.8169 * k)* Math.PI/180)
     + 0.17241 * Math.sin(( 2.5534 + 29.1054 * k)* Math.PI/180);
 moonage = jul - sg;
 moonage = Math.floor(moonage * 100) /100;



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