Drive My Car Challenge 100,000km!! PARTII

 100,000kmを達成したスバルレックスに続き、再び始まりました。1998年5月時点で81742kmのトリップメーターが100,000kmになる日は果たして来るのかチャレンジのコーナー!
last update: 1999/07/17

NOW 8 4 8 7 2 . 3 km
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98/05/16 Sat 81742.0km+18.9km=81760.9km

 と!いうわけでDrive My Car Challenge 100,000km!! PARTII、始まり始まり。
 今日、ホンダのシビック(黒)を入手。キーを受け取った時点でトリップメーターは81742kmだった。
 シビックのトリップメーターはレックスと違い、1km単位で表示される。これでは、このコーナーとしては走行距離の有効桁数が少なく面白味が欠けてしまうため、0.1km単位で表示される下段の区間距離計(これが本当は「トリップメーター」)の数値を利用することにした。詳しい説明は省くけれど、0.1km単位でまあ信頼できる走行距離が出せるはずだ。
 走行距離の精度よりも問題なのは、シビックのトリップメーターに100,000kmの桁があることだ。レックスにはこの桁がなく、100,000kmで0kmに戻るようになっていたからこそ、100,000kmにチャレンジする意味があった(ついでに、レックスを運転していこうとした解体屋の人が52kmしか進んでいないトリップメーターを見て「ええ!?」と目をむく、というおまけまでついてきた)。今回は100,000kmの桁があるから、じゃあ0kmに戻すためにチャレンジ1,000,000kmかといえば、いくら何でも百万キロなんて途方がなさすぎる。このコーナーの主旨に沿って100,000kmを達成しても、単に最上位の桁が0から1になるだけというのはナニだが、まあ現実的な線ということでかんべんしてもらいたい。
 前回のレックスでのチャレンジは、(1)開始時点で95000kmであった、(2)車検が8か月後に迫っていた、ということから思いついた企画だった。期限つきだったことで張り合いが出ていたと思う。シビックの車検はちょうど2年後の2000年(うわ〜2000年だって)の5月ということになるが、これを今回100,000km達成の期限とするのは、今の生活を考えると少々無理がありそうだ。「チャレンジ100,000km」と銘打つわりに気合いのないことになるかもしれないが、なに前回だって「トリップメーターを進ませるためだけの運転(首都高をぐるぐる回るとか)はしない」という秘密ルールがあったくらいだ。適当に運転して、その様子を記録するという主旨で進めていこうと思う。今回もよろしくどうぞ。

 さて、シビックを運転して数秒後に思い知ったのはその巨大さ。3ドアの車としては標準的な大きさなのかもしれないが、なにしろレックスは軽だったから、これと比べるとどんな普通車も大きく感じる。助手席の窓がこんなに遠いとは、車幅感覚が身に付くまで気をつけないと。マニュアルだったレックスに対し、シビックはオートマである。楽ちんだけど少しつまらない。その代わりというか排気量が550ccから1500ccと約3倍。ほかにパワステ、パワーウィンドウ、サンルーフなど、いろいろパワーアップした部分があってこれはいい感じ。今日はとりあえずそのへんをうろうろ走り回ってみたのだった。

98/05/17 Sun 81760.9km+7.7km=81768.6km

 ゆうべ、電話でO氏と話していて「自分と同じ車を街で見かける頻度」の話題になった。
 昨日載せた車の画像を見るとわかると思うがこの黒いシビック、本当にどこにでも走っている。家から駅まで行く途中、この車が置いてある家を2軒も見かけるくらいだ。つまりそのくらいありふれた車だということなのだが、O氏は「自分の車だからよく気がつくんだよ」という。彼が以前に乗っていたユーの巣、もといユーノス500でさえ、本人にしてみると「わりとよく見かける」車だったという。ユーノスに乗っていない我々にとっては信じられない話だが本当だ。ちなみに彼は今レガシー(白)に乗っており、ご存じの方はご存じのようにこれは今もう本当にたくさん走っているから、もはや「今日は×台の仲間を見たぞ」という状態ではないだろうか。ではレックスのほうはどうだったかというと、これはさすがに古い車だものでほとんど見かけることがなかった。たまにすれ違うと「タワリシチ!」と叫…んだりはしないが、古い車でお互いガンバロー的な連帯感を(こちらが勝手に)抱いていたりしたのである。そういえば今日買い物に出たら、ひさしぶりにレックス(赤)を見かけた。

98/05/23 Sat 81768.6km+9.4km=81778.0km

 ボストンにいるH先輩から次々と荷物が送られてきている。中身は岡崎京子のマンガ、ペーパーバック、あちらで録ったフットボール番組など。会社から戻ると郵便受けには不在票が入っていたり、小さい荷物ならそのまま入れられたりしていた。これを郵便局まで取りに行くのがひとつ。(関係者各位:H先輩6月中旬頃帰国の由)
 ホームセンターで買い物。流しの下に使う棚、コンバット、歯ブラシ。オートバックスで洗車スプレー、タオル。

98/05/25 Mon 81778.0km+12.6km=81790.6km

 突如バナナを食べたくなり、小雨のぱらつく中スーパーへ向かう。1/2房で198円[税抜]。せっかくなので、M通りからT通りを回ってみた。車幅感覚や加速感覚が少しづつ身についてきているような気はする。雨足が強くなってきたので、リアワイパーというものを使ってみたりした。

98/05/29 Fri 81790.6km+22.9km=81813.5km

 近所のコンビニへ。ついでにうろうろ。でもなんだかまだうまく走らせることができないよ。ふー。今日も雨だ。

98/05/30 Sat 81813.5km+7.4km=81820.9km

 ボストンからの荷物の不在票がまたポストンに(おっと)入っていた。ので郵便局へ。天気が良かったら良かったで、暑くてうまくいかないね。

98/05/31 Sun 81820.9km+18.4km=81839.3km

 車とは関係ない話から入りますが、今月は31日まであったんですね。5/30の次は6/1だと思ってました。なぜなら眼前に展開しているカレンダー、第5週の部分が電気スタンドによって見えづらくなっているわけです。しかも土曜日が28日とかならまだ続きがあるような気がしてくるけれど、土曜日が30日ではもうダメです。31日は電気スタンドの向こうにしかありません。31日などわたしの頭にはありません。
 そんなこんなでおまけの一日(c)筋肉少女帯の今日は、今年の2月3日にスーパーで会ったS先輩(変な紹介)の引っ越し手伝いなんである。まずシビックで先輩宅へ、その足でレンタカー屋へ行って1トントラックを借り、武蔵野市の現居と小金井の新居を3往復したらもう夜になってしまった。トラックは乗用車と違って鼻先が出ていないのが面白い。あと車高があるぶん、どうもいばって運転するような気分があるのだった。

98/06/02 Tue 81839.3km+27.5km=81866.8km

 小雨の中、とりあえず帰宅してから買い物に出かけた。はずだったのだが、なんだかふらふらと乗り回す。川を渡って山を越える。だいぶストレスがたまってるような。すれ違う車のどれくらいが、このシビックのように無目的に走っているのだろうか、とか考える。

98/06/05 Fri 81866.8km+4.6km=81871.4km

 小雨の中、とりあえず帰宅してから街道沿いの本屋、H屋へ(正確にはHヤ)。岡崎京子の新刊(!!)「UNTITLED」とプレステ雑誌を買う。店員さんが「×円のお返しです」までしか言ってくれず間合いが悪かった。
 岡崎京子に「!!」がついているのは、岡崎京子が2年前(96年5月)の交通事故で現在も療養中だから。事故後数カ月で昏睡からは醒めたようだが、今回の単行本の制作にはまったく関わっていない様子(「UNTITLED」というタイトルも編集部と家族の合議で決めた由)。悲しいことにこの「UNTITLED」も相変わらずいいマンガなのだった。早く良くなっておくれ。

98/06/06 Sat 81871.4km+80.1km=81951.5km

 夜になってから秋葉原の呑み会へ。この車で山手線環内に入るのは、これが初めてだ。

98/06/13 Sat 81951.5km+13.8km=81965.3km

 実家まで。

98/06/14 Sun 81965.3km+14.6km=81979.9km

 実家から。

98/06/20 Sat 81979.9km+23.8km=82003.7km

 あちこちお出かけ。というか今日は行ければ行くべきところがあったのだけど起きられなかったのだよ〜。ゴメンよー。でサボテン買ったりしてました。種類は「キンコウ」。実にサボテンちっくなサボテンです。
 もう日本に戻ってきているH先輩がボストンから送っていた荷物が、相変わらず断続的に届いてきている。今朝も1つ届いた。不在票も1枚あり、今日やっと荷物と引き換える。それから、この車で2回目の給油。いよいよ燃費が明らかに。

給油253.7km÷30.5l=8.3km/l

 うあーこれは。そりゃ遠出とか全然してなくて(電話でいう隣接――1分半で10円――の範囲内だけをうろうろしている)クーラーはガンガン、カーステレオにワイパーに燃費の悪くなる要素満点だけどさ、こりゃちょっと、このくらいの車では普通なのかいな?

98/06/21 Sun 82003.7km+19.0km=82022.7km

 恵比寿で『ガタカ』を観てきた。いや別に車で恵比寿へ行ったわけではないのだけど、これがいい映画で。遺伝子操作が当たり前の近未来で、遺伝子を偽って遺伝子的エリートになりすまし、夢をつかもうとする男の話。映像が物語に深く参加していて、この映像だからこそ伝わるものがあった。いろいろ深いところにもそもそと残る作品でした。
 で帰宅してから車で出かける。4/4に買った自転車がさすが安物、ハンドルを支える部分のボルトがすぐゆるんでしまう。6mmの六角レンチを求めて近所のホームセンターへ向かうが夜8時を過ぎておりすでに閉店、そこで足を伸ばした先が、吉祥寺から井の頭通りを環8に向かう途中にある深夜系ホームセンター「ドンキホーテ」である。周辺に大きな道はあるが駅はないという場所柄車で来る客がほとんどで、店のまわりは路側帯のカラーコーンをものともしない無法駐車の嵐だ。幸い駐車場がタイミングよく空いたので、そこへ入れる。「ドンキホーテ」は夜だというのにやたらと客が多い。夜になってから買うものなんて6mmの六角レンチくらいだってのに、いったい皆ナニを買うのか?
 しかし六角レンチはいくつかの口径(?)がキーホルダー的にまとめられたものしかなく、6mm単体では売っていなかった。このまま帰るのも手持ちぶさたなので、ジャンクフードだの烏龍茶だのを買う。これではほかの客と変わらないぞ。そうか、皆も6mmの六角レンチを買うことができず、しかたなくそのへんのものを買っているのだ!

98/06/26 Fri 82022.7km+355.0km=82377.7km

picture; early morning in nojiriko(8KB)
早朝の野尻湖
 野尻湖へ。というのも「野尻キャンプ」なる年に一度の大企画が今年も行われており、OBとしてはぜひ裏からこっそりストーム(いたずら)を仕掛けたいわけなのだった。OG一名を加え、さらに途中参加の2名を連れていくという使命も帯び、深夜に一路中央道を下る。で着いたI.C.が信濃町(しなのまち)ってそりゃ新宿かいな。ともかくそこから10分も走らぬうちにもう野尻湖。東京から4時間前後とは、近くなったもんだ。
 野尻キャンプはYMCAキャンプ場で行われている。同乗のキャンパーをキャビン(キャンパーが寝泊まりするバンガロー)へ連れていったところで夜が明け死亡。

98/06/27 Sat 82377.7km+20.8km=82399.5km

 キャンプ場には着いたが、キャンパーたちの邪魔はしたくないので裏で仮眠→食事→だるだる&ストームの算段。別便のTr先輩(車はアルシオーネ)とも落ち合う。この日の運転は、コンビニとガソリンスタンドへ出かけたぶん。深夜近く、Tr先輩が東京へ発ってからN先輩(車はアルシオーネ)も到着。

給油387.5km÷33.8l=11.5km/l

98/06/28 Sun 82399.5km+323.2km=82722.7km

 野尻湖に着いてからの数十時間は、仮眠→食事→だるだる&ストーム計画→仮眠→食事→だるだる&ストーム計画が短い間隔でループしており、なんだか妙な時間感覚である。ともかくこの日の午前中、野尻湖から東京へ戻る。さすがに疲労コンパイ。
 夜、アルシオーネのN先輩も帰京。3人目のアルシオーネオーナー、Ty先輩も加えて「西高裏」のロイヤルホストで食事。タイ料理フェアだそうで、トムヤムクンを頼む。妥協していない辛さがグッド(その代わり店員さんは「トムヤムクンは大変お辛(から)いですから…」としきりに強調していた)。暑くて辛(から)い国といえば台湾と香港くらいしか行ったことがなく、タイ方面のいわゆる「東南アジア」はこれからの楽しみだけど、台湾の暑くて辛くて何でもおいしい食生活を思い出した。

98/06/29 Mon 82722.7km+16.2km=82738.9km

 週が明け、当然仕事なわけだが今日、野尻キャンプの参加者が東京へ戻ってくる。吉祥寺で恒例の出迎えと打ち上げには是が非でも参加したかったのだが、仕事が年に一度あるかないかの超多忙で、結局会社を出たのが0時近く。Tr先輩に連絡をとり、10人ほどたゆたっているという井の頭公園へ行ってみる。少しだるだるしたところで終電もなくなり、車で来ているというE先輩に家まで送ってもらいシビックで井の頭公園へ引き返す。とりあえず帰って寝たいという数人を送り、帰宅は2時半。眠い。

98/07/04 Sat 82738.9km+216.5km=82955.4km

 予備校時代のY氏(レビン乗り)がハワイで結婚式を挙げた。今日は横浜で船上披露宴。豪勢である。
 船は、山下公園のすぐ北にある大棧橋から15時30分に出航となっている。昼前に家を出、横浜へ向かう途中で、実家の近くに住んでいるI氏を拾う。高速道路を使えば横浜も思いのほか近く、出航の2時間前、13時半にはもう大桟橋に着いてしまった。駐車場に車を預け、I氏と二人の炎天下、山下公園から中華街をうろつく。小腹を満たしに入った小さな中華料理屋で、お粥と小龍包(しょーろんぽー:つづり違う?)を頼む。この味付けがいかにも中華的でおいしく、台湾で食べた美味の数々を思い出す。先日のタイ料理に続いて、またも南へ行きたくなった。
 食事を終えて大棧橋に戻ると、ちょうどよい頃合いだ。船はフロアが3層あり、1階にあたるフロアの広間で披露宴となっている。2階と3階はカフェやレストランで、ここでほかの乗客もくつろいでいるという具合。船だから足元が少〜し心もとなく、お酒はごく少々にしておくのがよさそうだった。
 披露宴はとどこおりなくお開きとなった。5人ほどで渋谷へ出ようということで、電車組と別れたシビックにI氏とP氏を加えて渋谷へ。こちらは別用があるため、渋谷で2人を降ろして帰宅。スーツからTシャツ&ジーンズに着替えその別用、大学の人形劇研究会の合宿にまざるべく秩父へと出発する。
 東京から秩父への道として、所沢街道から飯能を抜けるという方法がある。ところが工事でもしているのか、所沢街道は異常な渋滞である。やむなく少し引き返し、新青梅街道からR16を北上するコースにした。遠回りにはなるが道は流れている。飯能バイパス(R463)から飯能市街を通り、ここからは正丸峠を越えるR299だ。うねる道をぐいぐい進む。家から2時間半ほどで、合宿所として利用させていただいているS寺に着いた。そのまま明け方まで呑み話し。

給油367.2km÷28.7l=12.8km/l

98/07/05 Sun 82955.4km+87.1km=83042.5km

 だらだらと過ごし、夕方になってやっと出発。現役・OG計4人を乗せてギュウギュウと東京へ戻る。

98/07/07 Tue 83042.5km+3.3km=83045.8km

 ボストンから戻ってきたH先輩、我が家を訪ねるの巻。ボストンから我が家に向けて発送された大量の荷物の検分。今はまだ栃木の実家からここまで足を伸ばしている先輩だが、今日もこの近くで下宿を探していたらしい。荷物は1つ1つはそう大きくないが、数が今のところ十数個。不在票がさらに数枚あり、総計は20個近くなりそうだ。H先輩はいくつかの荷からなにか取り出して鞄に詰めていた。駅まで送る。

98/07/10 Fri 83045.8km+36.1km=83081.9km

 会社から帰宅後、特に用事もないままなんとなく出かける。N先輩に連絡をとってみたところ、新宿にいるというので向かうことにする。またPHSを買ったN先輩を拾い、だらだらと新宿から戻った。

98/07/11 Sat 83081.9km+17.6km=83099.5km

 家の近くの街道沿いは、このところ大型店舗の再編が激しい。ホームセンター、カーショップ、電器店などが移動、新設、撤退とさまざまな展開をみせている。先日ホームセンターが移動して残った建物に入った電器店の開店セールへ行ってみるがすでに長蛇の列で、移動したホームセンターのほうへ行く。マグライト(小型の懐中電灯)、車の窓に取り付ける熱気よけなどを買う。
 夕方、自転車でコンビニに寄ったついでにH先輩の下宿を探してみる。通り沿いのアパートで、建物の色を聞いていたためすぐに見つかった。幸い先輩は家におり、家にある荷物をこの新居へ運ぶことにする。ついでに不在票を荷物と引き換えに郵便局へ行く。

給油339.4km÷33.3l=10.2km/l

98/07/15 Wed 83099.5km+5.2km=83104.7km

 駅前のスーパーで米を買い花火を買わない。

98/07/16 Thu 83104.7km+3.3km=83108.0km

 ゆえあって小銭を作るためにコンビニへ。これとこの雑誌を買えばお釣りの都合が一番いいが、買って実際に読むかどうか。コピーをすると言って両替してもらうか。荷物はなく手ぶらだが、財布の中の適当なものを1回コピーすればよい。しかしこれは紙の無駄遣い、役に立たない浪費はしたくない。あれこれ逡巡した末、おいしくなったよ!牛乳プリンを買って小銭を作った。

98/07/17 Fri 83108.0km+85.6km=83193.6km

 今日から週明けにかけて、また秩父の奥にあるS寺へ。同じ人形劇研究会の、今度はOBOGで泊まりに行こうという企画である。有給を取って今日の昼間からもう呑気に過ごさんとする幾人かもいたが、こちらは会社を休むに至らず夜出発することになった。
 ふだん会社を出る時間はたいてい7時半や8時すぎだが、今日はそんな計画だからごく早く帰宅。日が暮れる前にもう中央線に乗るのはきわめて久しぶりだ。夕焼けが紅く美しい。
 準備をすませ、家を出たのは夜9時前。例によって、所沢→飯能→秩父というルートを目指す。ところが飯能バイパス(新しいR463)に出ることができず、旧R463に乗ってしまった。郊外の街道沿いらしく、ファミレス、靴屋、つり具店、ホテルなどがずらずらずらりずらりずらずらずらずらと並んでいる。
 飯能市街まで来ればここはもういつか来た道、R299の一本道をつらつらと、正丸トンネルを抜ければ秩父だ。S寺に着いたのは11時半ごろ。先行は7人ほどで、すでにかなりまったりムード。この日はそう夜ふかしもせずに布団に入った。

98/07/18 Sat 83193.6km+23.3km=83216.9km

 そもそも今回の企画はS寺でだらだらしようという趣旨だし、寺の周りも川が流れているくらいで名所があるわけでもない。全員でどこかへ出かけてしまったところへ後続が到着するかもしれず、結局なんとなく寺か河原でだらだらと過ごすのが常だった。そこへ今回、山を降りたところにある鍾乳洞へ行こうという話が出ていたのである。今日から参加のTさんはこちらに着くのが夕方になるという連絡もあり、ではと2台に分乗した。
 鍾乳洞は高い崖の下にあり、すぐ脇に神社が建っている。この崖、この鍾乳洞。神社を建てて祭りたくなる気持ちもわかる立地なのだった。
 入料を払って穴の入口に立ってみると、ひんやりとした風が上がってくる。中には照明や手すりもついており、奇岩にはきちんと「昇り龍の背」「仁王の足」などの標識が立てられている。出口は入口とは別になっており、初夏の日差しと蝉しぐれの中に戻ると、すぐにはどこに出てきたのかわからないのが面白い感覚だった。買い出しをして寺に戻り、あとはいつものだらりだらり。

98/07/20 Mon 83216.9km+82.9km=83299.8km

 とうとう昨日は車を運転しなかった。とりたててしたことといえば、すいか割りの練習くらいだ。そのすいかも結局割らず、包丁で一刀両断。
 さて、S寺での生活も今日までだ。金曜の夜からだから、もう長いことここにいたような感覚。しかもほとんどなにもせず、だらだら計画は過剰に達成されたといえる。帰り道は2台に分乗し、所沢でここから電車の人々を降ろして帰宅。

98/07/25 Sat 83299.8km+8.8km=83308.6km

 棚を作るために大きめの板を買いたいというH先輩を乗せてホームセンターへ。引っ越したばかりで荷物も少なく、これから生活を作っていこうという気分がありありとうかがえ新鮮だった。

98/08/08 Sat 83308.6km+9.8km=83318.4km

 このところ、どうも車を運転しない。先週今週と仕事が忙しく、仕事以外は省電力モードに入っていたこともある。この土曜日から16日の日曜日まで夏休みなので、ここらで少々遠出でも…とも思うのだがいまいち計画も立たないのだった。
 今日はまたH先輩がらみで、あれを渡したりこれを受け取ったりしたのち本屋へ。

98/08/10 Mon 83318.4km+104.5km=83422.9km

 前の車、レックスの廃車手続きのために軽自動車協会へ。て今は東京都に住んでいるから行き先は都内かと思うでしょう。ところがレックスの登録住所は実家のある神奈川なので、神奈川県の軽自動車協会へ行かなければならない。しかも場所が神奈川県綾瀬市というと、R246をずーっと行った海老名とかあっちのほうなわけです。これって協会の建物が神奈川県に1つしかないから、なるべく県の真ん中に置いてあるってことなのだろうけど、うちからはもうむやみに遠くて、暑いし、おまけにすごくわかりにくいところにあるので、資料の意味も含めて細かく記しておくと

 名称:社団法人全国軽自動車協会連合会神奈川県事務取扱所・神奈川県軽自動車協会
 住所:神奈川県綾瀬市小園847
 電話:0467(78)8616
 受付時間:8:30〜16:00(11:45〜12:45は昼休み)

 厚木基地方面から県道40号を西進してきた場合、「綾北小前」交差点から約800m、わりと大きめの交差点(この交差点の名前がわからない…)を左折して600mほど行くと右手に「軽自動車検査協会はここを右折」的な看板がある。このT字路を右折して信号を1つ過ぎた右手に協会の平屋の建物がある。周辺は工場が多い。先述の県道を走っていて、Y字路の「望地」交差点まで出てしまったらそれは行き過ぎ。800mほど東へ戻る。
 協会の場所もわかりにくければ、手続きの順番もわかりにくくとまどってしまった。必要なものは廃車にする車のナンバープレート、車検証、登録者の三文判。代書を頼まない場合、廃車の手続きはまず2番窓口で用紙を買い(\30)、これに書き込んだら7番窓口でナンバープレートを返納、2番窓口へ戻って用紙と車検証を提出、これで完了。家を出て2時間半後のことである。暑い。
 今日のこの移動はR246を主に使った。月曜日というのはトラックが多いのだったっけ? ディーゼルエンジンをぼふぼふ吹かせる大型車が多くて往生した。物流が止まるお盆休みはあと数日先のようだ。
 帰り道、東名川崎I.C.の近くにあるパソコンショップ「PC DEPOT」に寄ってみる。街道沿いにある郊外型の店ということで全然期待していなかったのだがこれが意外、パーツも一通り揃っているし子供を遊ばせるコーナーもある。さらに中古品まで扱っており、安かろう古かろうな物件が好きな身にはこたえられない。なんとジャンクコーナーには「ご自由にお持ち下さい」(当然保証なし)なものまであってナイスな限りである。この日は残念ながら小物を買うにとどまったが、機会があればまた来たくなる店であった。ここで買った小物とは、モジュラージャックを二股に分岐させるコネクタ。\409[税込]。考えてみると、うちには分岐させるための物件がとっても多い。タコ足コンセントはもちろん、モニタの分配器、Macintoshのシリアル分配器、AV切替器なーどなーど。これに今日買ったモジュラージャックの分配コネクタもあるから、もう大変な状態である。パソコンやその周辺機器、AV製品にテレビゲーム機と、電気物件が多すぎるのが問題なのだ。この話はまたおいおいするとしよう。

給油323.1km÷34.0l=9.5km/l

98/08/13 Thu 83422.9km+69.6km=83492.5km

 大学に実験しに来ている院生のSさんとマンガのやりとりをし、ついでに家まで送る。

98/08/14 Fri 83492.5km+9.5km=83502.0km

 紙を買う。フロントガラスの日よけを買う。ハチミツを買う。こんにゃくゼリーを買う。野菜ジュースを買う。玄米フレークを買う。牛乳を買う。キャベツを買う。コロッケを買う。そうめんを買う。めんつゆを買い忘れた。

98/08/15 Sat 83502.0km+4.4km=83506.4km

 ホチキスを買いに、ホームセンターへ。
 ひさしぶりに同人誌を作っている。前回の「challenge 100,000km!!」を本にまとめようと思ったのだ。レイアウトしてみると40ページほどあり、普通のホチキスでは綴じることができない。そこで大きなホチキスを買おうというわけなのだが、普通のサイズの針(いわゆる10号)を使うホチキスが数百円なのに対し、大きな針のホチキスは何とまあ3000円以上しよる。針も1パック2400本も入っており、これでもう一生この針を買い足すことはなさそうだ。

98/08/21 Fri 83506.4km+13.8km=83520.2km

 8/10に車で寄ったパソコンショップ「PC DEPOT」の支店が甲州街道と新小金井街道の交差点に今日オープンしたというので、H先輩を誘って行ってみる。『LULU』を\970[税抜]で購入。

98/08/23 Sun 83520.2km+22.4km=83542.6km

 雨が小やみになったのを見計らってコンビニで買い物。ついでに家のすぐ北の通りを、探検気分で西へ西へと行ってみる。東は都心に向かう道だからよく使うのだが、逆は小金井のあたりまでしか通ったことがない。でたどりついた源流は、何だか雲散霧消してあいまいに折れる小道になっていたのだった。運転しているうちにまた雨足が強くなってきたので、これがおさまるまでぐるりと適当に回ってから帰宅。

98/09/05 Sat 83542.6km+98.2km=83640.8km

 H先輩は岡崎京子のマンガを全部持っている。ゆえあってその全部が家に来ていたのを、今日返すことになった。ついでに今日は第1土曜日なので、例によって秋葉の呑み会、通称「どいち会」である。ところが岡崎京子との別れを惜しもうと単行本を手に取ったのが運の尽き、気がつけばもう夜も9時半だ。H先輩宅に岡崎京子のマンガを届け都心に向かったが、これがまあどこもかしこも工事工事の渋滞渋滞で、秋葉に着いたのは11時。店に入ってみると「もうラストオーダー入れちゃったよ」との言葉。とほー。で、電車がないという3氏を送って帰宅。
 さて今日の運転はこんなところなのでもうこれでWWWに上げちゃってもよいのだけど、キーボードを替えたのでもう少し文章を打ちたい気分なのだった。Apple Extended Keyboard。先日秋葉で\2000[税抜]でたくさん売っているのを見つけ、会社用と家用に2つ吟味して購入したもの。キーの感触は軽すぎず重すぎない。最近のApple純正キーボードのようなモコモコ感が少なく、キーを押した底がきっちりと指に感じられて心地よい。もともとカチカチしたキータッチが好みなのだが、このキーボードのキータッチはカッチリした中にも適度な柔らかさがあり、とても打ちやすくなっているのだった。
 とここまで打ってみたわけだが、まさに「打てば打つほどいい感じ」である。これまで使っていたELSA Communication Keyboardもカチカチのキータッチを気に入り、無理を言って知人から譲ってもらったものなのだが、これに優るとも劣らぬ、いやELSAには申し訳ないが明らかに優る打ちやすさだ。キー配列は2つともほぼ同じで移行による混乱はほとんどなく、拡張キーボードだからカーソルキーは逆T字、ins/del/home/end/pageup/pagedownキーまでついており、まったくもってすばらしい。ああすばらしいすばらしい。

98/09/06 Sun 83640.8km+5.4km=83646.2km

 H先輩から連絡あり、ゆうべ届けた岡崎京子に足りないぶんがあるという。あっと気づいて心当たりを見てみると、確かに初期のものがまとまって袋に入っていた。これを届け、ついでに晩メシということでなぜかマックとなり、今後の展開について黒い密談。そのままHヤ(本屋)へ流れる。『L.A.コンフィデンシャル』の映画が面白かったので買ってみた小説『LAコンフィデンシャル』(ジェイムズ・エルロイ:文春文庫)、上巻が2/3ほど過ぎたため下巻を購入。小説のスパンが数年にわたっているのを、映画ではごく短い期間の物語としてうまく再構成していることがわかる。小説から入ると複雑に感じられるであろうたくさんの登場人物も、すでに映画を観てビジュアルは与えられ、名前にも慣れているため区別しやすく読みやすい。それにしてもクセのある人間ばかり出てくる話で、もちろんそこが魅力でもあるのだった。

98/09/11 Fri 83646.2km+57.0km=83703.2km

 大学のOBOGで集まり、那須にある宿泊所へ遊びに行く企画が今年も立てられた。のだが、先日の大雨である。宿泊施設に実害はなかったものの、そこまでの道すがら、橋がいくつも落ちてしまい、今年はもう宿泊所を閉めることに決まった。そこで、神奈川県は半原(はんばら:宮ケ瀬ダムの近く)にあるM夫妻の旅館を利用させていただくことになった次第。
 旅館といってもまだ営業はしておらず、建物の手直しや、旅館として営業するための申請はこれから。学年では1つ下のM夫妻、アウトドア指向の2人ではあったが旅館を始めるとは、納得しつつも大したもんである。
 半原までは、調布I.C.から八王子I.C.まで中央高速を使い、八王子バイパスからR412を経由する。夜11時に武蔵境の駅前を出発してから約1時間半で着いた。4台でつるんで行くゆえの遅れを考えればなおのこと、意外な近さという気がする。
 この日はさらに3台が遅れて到着、20人弱で明け方まで呑む。

98/09/13 Sun 83703.2km+161.3km=83864.5km

 今日は夕方に、上馬(かみうま:三軒茶屋からR246をもう少し横浜寄り)でK氏に会う約束と、秋葉でG氏に会う約束がある。晴れ渡った中で、旅館の前を流れる川の水の冷たさに惹かれたが、やむなく昼すぎには半原を出発。同じく都合のあるHさんとGさんを乗せて厚木方面へ。小田急の厚木駅でHさんを降ろし、東名を使って一路東京へ。目黒の寄生虫館の近くに住むGさんを送り、上馬へ向かう。
 K氏と落ち合い、受け渡しの用事はすんだ。どこかで食事でもというが、G氏との約束があるのでそのままK氏を乗せて秋葉原へ向かった。
 以前から、新宿を経由せずに山手線環内へ入る道について考えていた。秋葉原方面から上馬へ、三軒茶屋(夜は工事やら何やらでいつも混んでいる)を経由せずに抜ける道も知りたい。そこで、目黒通りを使うルートを行ってみることにした。秋葉原へは、R246から山手通りへ右折し目黒通りへ入る。JR目黒駅から山手線環内へ。目黒通りからR1へ抜け、東京タワーを間近に見てから北上、皇居をかすめて東京駅のあたりで山手線をもう一度くぐり、首都高を頭上に見ながら昭和通りを改めて北上すれば秋葉原の東側に出るという具合。G氏とは無事落ち合い、受け渡しをすませる。
 帰りはほぼ同じ道を進み、目黒通りを環7で右折、途中のガストで食事。環7とR246の交差点でK氏を降ろして帰宅。

98/09/15 Tue 83864.5km+21.6km=83886.1km

 H先輩が、人に貸していたパソコンを回収したいというので車を出す。
 夜半近く、台風5号の接近で風雨が強まる中、スーパーへ買い物。

98/09/23 Wed 83886.1km+17.0km=83903.1km

 午後、なんとなく東府中のPC DEPOTへ行ってみる。HTMLの本やデジタルデザイン関係の雑誌を、あれこれ立ち読み。
 HTMLについていろいろ調べていると、自分が作ったページのHTMLがとてもいいかげんに書かれているとわかってきた。このページもレイアウトの美しさを求めた結果、本来とは異なる書法をしている部分がある。少しづつ、HTMLの仕様に従うように直していこうと思う。スタイルシートを使えば、読みやすいインデントや行送りでブラウザに表示させることができる。特にWindowsではNetscape Navigator、Internet Explorerともに行送りが醜悪なので、このあたりから勉強していきたいところだ。

98/09/26 Sat 83903.1km+58.3km=83961.4km

 H先輩と共に、PC DEPOTの東府中店から東名川崎店をはしご。あちらは古い98を手に入れたので、それに見合うモニタを探している。こちらはというと、PCカードリーダが欲しいのですよ。なぜかといえば…長い話になりますがおつきあい下さい。

  1. デジカメ(富士フイルムのDS-20)で撮影した画像をMacintoshに転送するにおいて、今はシリアルケーブル(モデムやTAで使うのと同じようなケーブル)を使っている。シリアル転送は、転送速度がけっこう遅い。
  2. DS-20が一度に撮影できる画像の枚数は、使用する記録媒体(スマートメディア)の容量に依存する。標準では2MBのスマートメディアがついており、これだと約20枚撮影可能。最高で2MBのシリアル転送は、時間がかかるけれどまあ許容範囲だった。ところが夏まえに8MBのスマートメディアを買ってしまった。約80枚撮影できる。これに替えてから一度に最も多く撮影したのは40枚程度で、だから4MBくらい。こうなると転送時間が5分以上かかってしまう。カメラの電池の消耗も馬鹿にできない気がしてきた。
  3. 外で文章を打つために持ち歩いているMobileGear(モバイルギア:通称モバギ)という小さなパソコンがある。このデータをMacintoshに転送するのはDS-20よりもさらに面倒で、Macに接続したモデムとモバギの内蔵モデムとを電話線でつなぎ、お互い通信ソフトを起動してファイル転送している。
  4. スマートメディアをPCカードとして使うためのアダプタがある。アダプタにスマートメディアを差し込めば、スマートメディアはPCカード的メモリカードになる。ノートパソコンにはPCカードスロットがあるのが普通だが、デスクトップパソコンでPCカードを利用するには、PCカードリーダを使う必要がある。スマートメディアのPCカードアダプタと、デスクトップパソコン用のPCカードリーダがあれば、DS-20のデータを瞬時にMacintoshに転送できる。ついでに、余っている2MBのスマートメディアをモバギのデータ転送用として使えば、モバギのデータも簡単にMacintoshに転送できる。ブラボーである。

 というわけでPCカードリーダが欲しいのだった。ご静聴ありがとうございました。といってもPC DEPOTはそーれーほーどーは安くないから、市場調査の気分で、雨の中、やけに道が混んでいる中、2店を回ってみたわけである。東名川崎店ではiMacを扱っており、これがもうどんどん売れている。店の入口や奥にはiMacの箱が山積みになっており、カウンターでは店員さんが何台ものiMacにメモリを増設中である。まったく大したものだ。
 PCカードリーダについては、基準になる値段を得られた。これより数千円安く手に入れられればいいだろう。H先輩は東名川崎店の「ご自由にお持ち下さい」棚から古い98専用モニタをいただいていた。ファミレスで食事をして帰宅。
 ところでこのページ、先日タグ付けを変更した。HTMLの仕様書や関連サイトを見ていると、あちこち直したくなってくる。リオのカーニバルのページにはCSS(いわゆる「スタイルシート」)を入れ、行間を空けるようにしてみた。まだ書法としてはダメなページが多いし、ページ間の統一もとれてないので、さらに研究するつもり。

給油291.8km÷35.3l=8.3km/l

後日談
この2日後、9/28に買いました、スマートメディアのPCカードアダプタ。ハギワラシスコム製で2980円。今スマートメディアは16MBのタイプまで出ており、8MBまでしか対応していないこれは安くなっていたのだった。デジカメのDS-20も16MBのスマートメディアには対応しておらず、これで必要にして十分だ。とりあえず、2MBのスマートメディアは問題なくモバギのバックアップに使えるようになった。さらにPCカードリーダを買えば、デジカメのデータ転送もずっと楽になる。さて、いつ買えるか?(記:98/10/04)

98/09/27 Sun 83961.4km+8.9km=83970.3km

 近所のホームセンターやら電器屋やらをはしごして、充電器と充電池の値段を調べに行く。なぜかといえば…すいませんが今日もおつきあい下さい。
 つまりは、マイデジカメであるところのDS-20に使う充電池が欲しいのだった。今のところ、デジカメは乾電池生活を送っている。で、デジカメで使い終わった乾電池というのは、デジカメではもうダメでもまだだいぶ電力が残っているのですね。モバギ(MobileGear:持ち歩き用小型パソコン)に入れると1週間くらい使えたりする。
 デジカメは単3電池を一度に4本使う。モバギは2本。デジカメはわりかしどんどん電池がなくなる。モバギは新品の電池を入れれば30時間(自分の使い方では1か月以上)もつほどの省電力。となるとどうなるかといえば、デジカメで使い終わり、モバギに使われるのを待つ電池が増えてくる。いま数えてみたら20本以上ある。電池大名である。なんだそりゃ。
 会社の近くに、単3のアルカリ電池を30本900円という異常な安値で売っている店があり、ここを愛用していたわけなのだが、先日30本パックを使い終わり、また30本を900円で買うか、それとも充電池と充電器を買うかという話になり、でも充電池とか充電器っていくらくらいするのだろうと市場調査に出てみれば、4本を充電できる充電器が2800円、ニッケル水素の充電池が4本1550円、が今日見つかった最安値。電池は予備を含めて8本必要だから、4本を2パックで3100円。充電器と合わせて5900円なーり。この値段、30本900円の乾電池ならまあ6パック買えるとして減価償却するには180本、つまり45回電池交換すれば充電池のほうがお得になるわけだ。充電池は500回放充電できるということになっており、2パックを交互に使うから1000回電池交換できる。長い目で見れば、また環境に配慮すれば充電池のほうがいいに決まってるのだが、30本パックを6回使いきるまで減価償却できないというのは充電池も意外と値が張るものだね、というところ。駄菓子菓子、ここでハタと気づいたのだ。先日のOBキャンプに出かけた際、デジカメの電池が初日の夜に切れてしまった。近くにはコンビニくらいしかなく、断腸の思いで4本500円もするウルトラスーパーゴージャス電池を買ったのだが、これが普通のアルカリ電池のわりに、普段使っている30本900円アルカリ電池と比べて格段にもちが良い。つまり、1本30円の乾電池にはやっぱり30円なりの電力しか入っていないのではないか。疑念が湧く。ぐつぐつと煮える。
 乾電池のコストを、もっと高く見積もる必要があるらしい。それならば、充電池を使った場合の減価償却ももう少し近くなるはず。よし充電池で決まりだ。週があけたら都心のカメラ屋へ行ってみよう。たぶんそのほうが安くあげられるだろう。
 という結果。ご静聴ありがとうございました。スーパーで買い物をして帰宅。

後日談
この5日後、10/2に買いました、充電器と充電池。富士フイルムのものが充電器3600円、充電池4本1580円。2800円の充電器は単1から単4、さらに箱形の充電池まで充電できる巨大タイプで携行には不適なのだった。買った充電器は単3のみ、4本まで充電できる。これで必要にして十分だ。充電池を使うデジカメDS-20も富士フイルム製で、なんとなくおさまりがよい。(記:98/10/04)

98/10/03 Sat 83970.3km+115.7km=84086.0km

 実家へ。ワープロを買ったがいろいろわからないところがある、という母に文節区切りの変更方法、設定の変更方法、フロッピーディスクの使い道、マニュアルの読み方などを教えに行く。
 実家はそう遠くないのだが、行くと必ず食事に行こうだの何だのとおおげさな話になるのでつい面倒になり、そうなるとたまに実家へ行くのがますますおおげさになる悪循環である。今日も庭でバーベキュー。秋の風とサンマの煙。
 月のはじめの土曜日は〜、というわけで夜8時ごろ実家を発って秋葉原の「どいち会」へ。4氏を送って帰宅。
 今日、トリップメーターが84,000kmを突破した。5か月弱で2300km。頑張らないサンデードライバーとしてはソコソコだろうか。

98/10/04 Sun 84086.0km+6.1km=84092.1km

 実家から、古いハーフサイズ(24枚撮りなら48枚撮れる)のコンパクトカメラ、OLYMPUS-PEN EES-2を持ってきた。1968年3月発売、価格は\12800。何と30年前のカメラだ。写真はほぼ同じ外観のEEで、EES-2では上部にストロボのコネクタがついている。裏蓋を開けてみると、ごく小さなネジが1本落ちて転がっていた。小さいプラスドライバーが必要になり、ホームセンターで精密ドライバーのセットを買う。\300[税抜]。さっそく明日にでも、12枚撮りのフィルムを買ってみよう。
 本屋へ。パソコン/アニメ/ゲームという自分を構成するオタク3本柱の心が突然息を吹き返し、雑誌を大量に購入。どうしちまったんだ!

98/10/07 Wed 84092.1km+4.3km=84096.4km

 大学の人形劇研究会、秋公演の楽日。うーむ、今日車に乗ることになった事情を書こうとすると、面倒なわりに面白味がないので省略。駅前まで行って…ううっ、やっぱりダメだ。今日はもうこれでアップしてしまえ。

98/10/09 Fri 84096.4km+13.2km=84109.6km

 夜、近所に住むMさんからtelあり。三鷹の友人宅に荷物が届いており、友人は出かけているため荷物を家の中に入れるよう頼まれているのだが、三鷹へ行くための自転車は駅前に置きっぱなしであるという。ちょうどこの電話中に割り込みtelを仕掛けてきた、やはり近所のNさんはMさんの大友人であり、3人で三鷹へ。用事はすぐに終了、北口のモスでだべり深夜帰宅。

98/10/10 Sat 84109.6km+78.5km=84188.1km

 S先輩から連絡あり、会社で使わなくなったパソコンを家に運びたいというので車を出す。青梅街道の車はアグレッシブな走りが多く気が抜けない。帰り道は五日市街道にした。青梅街道よりはずっと狭いが、変化に富んでいて飽きないし、おだやかな車ばかりで安心できる。今日は霊柩車を何台か見た。五日市街道にいくつか見つけたお寺には、たいてい葬儀の看板が出ている。そういう時期なのだろうか。もうひとつ、街道沿いのお寺は道の北側にあるものが多い気がするが、これもなにか経緯があるのだろうか?
 夜、友人のまべ氏宅へ、フィルムスキャナの受け渡しに行く。MICROTEKのScanmaker35t plus。ファミレスで食事&いろんな話。今日の環7は妙によく流れていた。

98/10/16 Fri 84188.1km+49.9km=84238.0km

 雨である。夜、仕事を終えて電車に乗り、駅を出たところにちょうどバスが来ており、飛び乗って帰宅したのはいいが夕食計画がない。ので車で出る。ついでに本屋へ行こう。本屋のHヤは夜11時まで営業している。余裕である。MdNを買う。結局夕食計画はコンビニメシ。むむむ…
 ところでHヤでは、1470円のMdNを図書券1500円ぶんで買ったのだが、何とおつりが30円戻ってきた。その昔、図書券はおつりが戻ってこないというルールだったような記憶があるのだが、いつの間におつり改革が。
 もうひとつところで、コンビニにPC Computing(というメリケン風パソコン雑誌)が置いてあった。今月号は付録のCD-ROMにTurboLinux Liteが入っている。コンビニでUNIXが手に入る世の中なのだった。しかもPCCは580円。値段だけ見ると、雑誌からのUNIX入手における最安値記録ではないか?
 でコンビニメシを喰らいタモリ倶楽部(←一発変換ATOK)を見、レッド・ドワーフ号を見終わったところで駅前へ出っ発。というのもN先輩から連絡あり、N先輩、Jさんとラーメンを喰らいJさん終電なくなるもN先輩タクシー代の持ち合わせなく、じゃじゃじゃじゃじゃあじゃあ地球寄ってく?地球寄ってく?なんか疲れちった、ららららーららららららら(©アコム)、というわけにもゆかず、財布(の中身)ないのに気づいてー、3人でJさんちまでドライブぅ〜(©オザケン)。

98/10/18 Sun 84238.0km+8.6km=84246.6km

 外出から戻った夜、スーパーへ行き電球を買う。というか今日は中野新宿秋葉原へ行ったので、どこかで切れた電球の代わりを買おうと思っていて忘れてしまったのだ。中野には10/04に実家から持ってきた、古いカメラで撮った写真を現像するため(中野ブロードウェイに、早くて腕の良いDPE屋があるのだ)。新宿にはPHSの修理を頼むため。秋葉にはPCカードアダプタを探すため。
 PHSの故障は、イヤホンマイクを挿した状態で端子の金属部分が折れてしまい、この金属部分がジャック内に残ってしまったのだった。ジャックに端子の部分がささっているものだから、機械としてはイヤホンマイクがささっていると考える。そうなるとPHSを耳につけてもなにも聞こえず、音声通話ができない。内部が故障したわけではないので通話機能そのものに支障がないところが憎い。
 修理には数日かかるという。それまでの代貸機は、偶然にも自分が持っている機種とまったく(色まで)同じだった。これならこれでもいいような気が。なんちて。

給油306.5km÷33.3l=9.2km/l

後日談
PHSの修理費は2800円かかるという連絡があったので、どうせならと新しい機種に乗り替えることにした。パーソナルの店では同番移行ができ、本体の値段や手数料も思ったほどではない。で、最新機種の331Sにする。着信音を自作できるので、さっそくゼビウスのBGMなど入れてみた。ゲーマーやのう。(記:98/11/01)

98/10/26 Mon 84246.6km+34.8km=84281.4km

 週のはじめから波乱の土俵際。夜の11時すぎに近所のNさんよりtelあり、今日の消印が必要で新宿郵便局まで行きたいというので甲州街道を爆走。結局0時直前に郵便局には着いたのだが、書類をまとめているうちに次の日になってしまい、本日消印有効がきかなくなってしまった。さっき出しても今出しても、宛先に届くのは同じ時間であろうのに、数分の違いが消印の日付で1日の違いに拡張されて有効無効が決まるとは、レ・消印ミゼラブルである。
 しかし実はNさんは、今日のようなギリギリが好きな人なのだった。しかも、うまく人の助けを借りてギリギリをくぐり抜ける才覚を持っている。同じようにギリギリに陥っても、できるだけ独力でやろうとしてしまう(=人の使い方を知らない)自分とは正反対で、皮肉抜きに大したものだと思う。あえてギリギリを誘い込んで自分のやる気を鼓舞し、その上でうまく人に頼りつつギリギリを撃退する。ここまで鮮やかに決めるには、周囲の誰がどの程度の手伝い能力を持っているか、また誰がどの程度手伝おうとしてくれるかを完璧に把握していなければならないわけで、人を見る目に関してはタンゲイスベカラザル能力といえよう。
 ところが今日はギリギリとの攻防について見込みが甘く、ギリギリを駆逐できなかった。ギリギリが好きとはいってもギリギリに負けるのは嫌いなNさん、本当に残念そうだ。「うまく消印をもらえていたら別の人生が待っていたかもしれない」なんてことを言っている。確かにこの気持ちはわかるのだ。受け入れがたい事態に遭ったとき、現実を認めたくないとき、別の人生について考えるのは自然なことだろう。たとえば事故を起こしてしまったとき。現場に数秒ずれて近づいていたならこんなことにはならなかったはず、家を出るのが少し遅ければ、いや、あの信号が赤だったなら…なんていろいろ考えてしまう。現実を受け入れるためのワンクッションを、心が求めているのだ。もちろん覆水は盆に返らないから、目の前の苦境をどう打破するかに心を砕くべきなのだが、すぐには切り替えられないものである。

98/10/31 Sat 84281.4km+38.2km=84319.6km

 突然秋葉へ行く気になった。しかし夜6時。秋葉は夜が早い街で、7時に閉まる店も多い。それでもせっかく思い立ったので行ってみることにする。方南通りを使うが、予想以上の混雑で7時になってもまだ新宿にすら着かない。秋葉はあきらめ、新宿のヨドバシやらソフマップやらをうろうろして帰宅。

98/11/01 Sun 84319.6km+29.9km=84349.5km

 昨日今日と、今年も大学の学祭である。十年一日のごとく、やってることは毎年毎年毎年毎年ぜーんぜんまったくちっとも変わらないのだが、卒業してしまうとこれが安らぐところでもあり、しかしもうチョッと洗練や変革が欲しくもある複雑な気分。
 で人形劇研究会はこれも恒例、子供向けの公演をいつもの教室で打ち、その打ち上げで駅前へ。10人強で店に入ったのが6時半、途中で数名を加え、果しなき会話の果に11時でようやく解散。調布のほうへの足がなくなってしまったY氏を京王よみうりランドへ送り、近所のNさんを家まで送って帰宅。

98/11/07 Sat 84349.5km+55.4km=84404.9km

 現在、我が家で「使える」パソコン――つまり配線だの何だのをしなくとも、電源を入れればすぐに利用できるようになっているパソコン――は3台ある。そのうち、もっとも使われていないPC(DX2/66/16MB/200MB)はちっとも使っていないに近く、机の下に適当に立てているのだがその実これはデスクトップ型で、CD-ROMの出し入れに苦労したりするものだからますます使わなくなるという悪循環。古いゆえに巨大なデスクトップパソコンを横置きできるほどの土地は机の下には当然なく、すでにプレステだのツインファミコン(!)だのが橋頭堡を築いている。では机の下を階層化じゃーと棚を見にホームセンターへ。エレクターもどきのキャスター付きが\7800[税別]。サイズも申し分なく、これはいいかもしれない。が、とりあえず様子見。財布も含めて。
 本屋へ。『COMIC CUE!』の最新号が出ていた。この本は雰囲気が自分の好みに近く、気に入っている。盲目的に購入。それから、諸星大二郎の『西遊妖猿伝』が新版かつ完全版とのふれこみで出ている。いい機会とまず1巻を購入。
 秋葉へ。いつもの呑みであるところの「どいち会」だが、前日飲まされたバリウムのせいで体調が悪い。明日は早起きしなければならないこともあり、H氏からCバス用の10BASE-Tボード(!!)を受け取ったのみで帰宅。

98/11/15 Sun 84404.9km+13.3km=84418.2km

 今週の火曜日夜から水曜日未明にかけて、しし座流星群が見られる。寝そべって鑑賞するためのアルミシートを買いに、ホームセンターへ。780円[税別]。
 ついでに、別のホームセンターへも行ってみた。こちらは変な食料品(「スパム・メール」の語源の語源になった「スパム」とか)を売っていたりして、独特の味がある店だったのだが、何だか陳列品が少なく、棚がスカスカである。斜陽な空気。もしかして閉店してしまうのか? 芋けんぴと歯ブラシを買って帰る。

98/11/17 Tue 84418.2km+159.5km=84577.7km

 今夜から未明にかけて、しし座流星群が見られるという。遠出はせず近所で見るつもりだったのだが、Mさんからtelあり、学生時代にお世話になったKさんという方が小淵沢に別荘を持っており、Nさんと一緒にお邪魔して、そこで流星群を見ようと思っているがどうだろうという話。
 小淵沢までは、調布から中央高速で1時間半程度。風強く、時折小雪が舞っている。暗い空の雲の切れ目には、さらさらと星が覗いている。Kさん宅でカレーをごちそうになったところで0時を回った。以下翌日。

給油189.4km÷23.0l=8.2km/l

98/11/18 Wed 84577.7km+161.4km=84739.1km

 さてその翌日。腹ごしらえがすんだところで防寒パーツを装着し、車で5分ほどのところにあるSさん宅へ向かう。Mさん、Kさんとも三鷹のナントカ(詳細は失念)な関係で、今日はいろんな人々がこのSさん宅に集合しようとしているとのこと。
 さて、火が焚かれ大鍋の豚汁をいただき、熱を内外に蓄積したところで空を見上げれば、あれはオリオン、あれは昴、あれは天の川。すでにちらほらと星も流れる中、先日買っておいたアルミシートに寝そべり、極大の時間とされる午前4時前後を待った。
 ちらりと流れては、集まった人々の口から「おお」とか「ああ」とか声が出る。声があれば、見つけられなかった星でもそれが流れたことがわかる。声を聞いてから探しても遅いことはわかっていても、星と声をセットで知覚すべくつい声の方向を探してしまう。
 流星は速く、願い事を3回となえるなら「金金金」か「愛愛愛」くらいなものだが、それすら予告なく流れる星には間に合わず、口の端に言葉を用意して待っていてもやっぱり「おお」とか「ああ」の声しか出てこない。流星雨になれば、適当に3回となえればどれかにその願いが当たろうものの、ちょい、つい、と1分に1個か多くて2個程度しか流れないまま時間は過ぎ、午前4時を回ったところで一閃、巨大な火球が東の空を裂いた。結局これが今年のしし座流星群のハイライトで、空にいつまでも残り、龍のようにうねる流星痕を残したこれを見られたことでよしとすべきこの夜ももう白み始めてきた。
 Kさん宅へ戻り、MさんNさんとも1時間ほど仮眠。テレビでは、流星が期待ほど観測されなかったことや、午前4時13分の火球の出現などを報じていた。午前7時半すぎ、3人でKさん宅を辞する。東京までは1時間半程度だろうか。
 と思ったらこれが大間違い、さとう珠緒がJHのCMで述べていたように中央高速は集中工事で、そのため八王子I.C.を過ぎたところで大渋滞。果てなく続く車の列を国立府中I.C.で下りてかわしたつもりが甲州街道も渋滞で、帰宅は出発から4時間近い11時すぎだった。

98/11/21 Sat 84739.1km+9.8km=84748.9km

 今年最初の灯油を買う。去年の初灯油は11/17、今年は4日遅れである。過去30年のデータを見てみましょう、って天気予報じゃないんだから。

98/11/29 Sun 84748.9km+10.7km=84759.6km

 いつもと違うスーパーで買い物をしていたら、2コ下のB氏にひっさしぶりに会った。G3 Macを持っており(うらやまし〜)ネットにつながるというので、ここのURLを教える。
 この11月は、都内の降水量が今のところ1mm以下だという。車はもうほこりだらけで、いよいよ堪えかねガソリンスタンドで洗車。ピカピカである。福福。

後日談
後日というか翌日、雨が降りました。(記:98/11/30)

98/12/05 Sat 84759.6km+51.9km=84811.5km

 月のはじめの土曜日は〜、と秋葉での呑み「どいち会」へ。今日はその前に映画『ダークシティ』を観たので、その話を。
 いつのどことも知れない夜の街で、記憶をなくした主人公が侵略者の真相に近づいていく、というような物語。こちらとしては、夜の映像をどのように撮っているかに興味があったのだが、話のほうでも意外ないいネタが使われていた。
 映像については、監督が『クロウ−飛翔伝説』(未見だけど)のアレックス・プロヤスで、この監督はどうやら暗〜い映像が好きらしいという印象があったため、街灯や室内灯だけが作る深い陰影の味わいはなかなか期待通り。そもそも『ダークシティ』なんてタイトルの映画を撮る人が、夜の映像にこだわりを見せないわけがないのだ。
 話の「いいネタ」とは、記憶の「思い出」的な側面を強調して語っていた部分。過去の思い出について誰もが持っているであろう、なんとなくあやふやでちょっと苦いような感触を物語に利用しているのが好みでした。ほら、小さい頃の思い出って、実際に体験したことなのか、それとも夢で見たことなのか、区別できなかったりするでしょう。だから夢って「思い出製造装置」であると思っていたりするのだけど、こういった「思い出の曖昧さ」をこの映画ではうまく利用していて、ナルホドと考えたくなる話になっていたのが収穫。
 では、これがいい映画かといえば残念ながら。話立てはB級もB級、都合よすぎの展開、話を進めるために出てきてやられちゃう人たち、思わせぶりなだけで物語になんの結果ももたらさないアイテム。ポスターに出てくるうず巻きがあるでしょう。何とあのうず巻きは、本筋とまったく関係ないのだ。予告編を見た人の中には、侵略者の1人だけが子供の外見を持っていることを知っているかもしれないが、あれも特に意味はありません。このへんの意味づけの面白さを期待して観に行くと、ぷんすかしながら劇場を出ることになってしまうという、まことにいいかげんな作りの映画なのだった。

98/12/23 Wed 84811.5km+7.1km=84818.6km

 ひさしぶりに車を出す。といっても近所の買い物や給油程度だけれど。先月の末に洗車してすぐ雨が降り、それ以来ほかしといたらまたほこりだらけになってしまった。ここでうっかり洗車するとまた雨が降るだろうから気が抜けない。洗車するのが早いか、雨が降るのが早いか、これはもう根くらべだ。なんちて。
 などと与太を飛ばしつつ、もう今年も暮れようとしている。5月にやってきたこのシビック、走行距離は7か月で約3000kmといまいち伸び悩みである。実のところこの企画も、前回のchallenge 100,000kmから約1年4か月に渡って走行記録をつけてきたが、そろそろ飽きてきてしまった。このページは年内でいったん更新を停止して、ドライブというネタに限らない、もうちょっと普通の日記をつけ始めようかと思っている。ドライブの話もおりまぜつつ、本や映画や生活のことをつづる感じで。乞うご期待。

給油381.8km÷33.3l=11.5km/l

98/12/26 Sat 84818.6km+10.2km=84828.8km

 15年近く使っていた石油ファンヒーターの調子がいよいよ悪くなってきた。スイッチを入れてもすぐに停止してしまう。ネジを外して中を開け、高い圧力で空気を吹き出すスプレーを使ってほこりを払ってみたものの、ほとんど好転しない。石油ファンヒーターの修理法を紹介するページも見たが、そこまで分解する気にはならず、近所のホームセンターで8980円[税抜]で新しいものを買ってしまった。サイズは小さくタンクは大きく、その石油タンクの栓も手を汚さずに開けることができたり、「ニューロ秒速点火」だの「消臭名人」だの、さすが15年前にくらべると便利追求に余念がない。ただやっぱり、まったくにおわないというわけにはいかないみたいだけれど(←ひらがなばかりだね)。

98/12/27 Sun 84828.8km+14.3km=84843.1km

 ゲーム仲間のT氏が語るには、かつてやり込んだゲームをあるゲーセンで見つけたという。改めてハイスコアを目指す参考にと、このゲームの攻略が紹介されている当時のゲーム雑誌を探しているのだった。押し入れの奥から引っぱり出した8年前の「ゲーメスト」数冊を渡すために駅前で落ち合い、そのまま彼の家まで送る。
 大学の後輩のKさんが語るには、今まで使っていたパソコンがいらなくなったという。Windows 95がそこそこ動く程度のマシンで、どう処分したものやら困っているのだった。それならうちでLinuxでも入れて遊ぼうと、モニタを含めた一式をゆずってもらう。486DX/33MHz/16MB/500MB。ファミレスで食事。

98/12/28 Mon 84843.1km+7.2km=84850.3km

 すっかり年末。年末といえば大掃除である。あふれ返るコンピュータ類をどこかに納めてしまいたい。我々に残された最後の楽園、それは机の下だ。コンピュータ2台、15インチモニタ、スキャナを机の下の空間にうまく納めるには棚を買うしかない、と決断し、決断しよう、決断しなければ、決断しなくちゃなあ。実はだーいぶ前から、棚を買おう買おういつ買おうそのうち買おう明日買おうと思ってはいたんですよ。棚に収納しようとしているものが上の通り盛りだくさんで、どんな具合に納めたらいいかを考えるのがおっくうな時代が長かったのだが、それも今日でおしまいだ。机の下と各種収納物の寸法をメモして敵情視察に出発。ホームセンターを2軒回り、3種類の棚と、棚板や柱を自分で組み合わせて作れる棚の寸法を得た。これで材料は揃った。さあパズルの始まりです。

98/12/29 Tue 84850.3km+11.8km=84862.1km

 机の下に納める棚の大きさを決めるためのパズルは、困難を極めた。試行錯誤の末、PC1台とスキャナを棚から横へ少しはみ出させることでなんとか入りそうな結果が出た。しかし余裕はわずかしかない。念のため巻き尺を持って、ホームセンターへ行く。
 やられた。スキャナの奥行きが44cmであるのに対し棚の奥行きは46cmで、数字の上では納まることになるのだが、スキャナがはみ出すとなると支柱の太さを勘案しなければならない。果たして柱の太さは3cmあり、棚の奥行きの実効は計ってみると40cmしかないのだった。これでは、スキャナを横にはみ出させて置くことはできない。
 この棚ではだめだ。
 もう一回り大きな棚は注文になるが、これならスキャナなどをはみ出させたりすることなく、すべてを納めることができる。これに決めるべく、棚の各部の寸法をとってみた。すると今度は、高さに問題があるとわかった。
 机の下には、高さ55cmの空間がある。モニタの高さは35cm、その下の段に入れるPCの高さは15cmである。棚板の厚みが3cmで2枚あるので、これだけでもう56cmになってしまうのだった。実際にはさらに、最下部の棚板と床の間に最低でも5cmが必要で、これで61cmとなってしまう。つまり、このモニタとこのPCを棚に入れてしまうと、それでもう机の下には入らなくなってしまうのだ。最初に決めていた棚への入れ方に、すでにこの問題があったことになる。棚への入れ方から考え直さねばならない。
 パズルはふりだしに戻った。
 今日はここまでで頭が疲れ果ててしまった。別の棚のカタログをもらい帰宅。

98/12/31 Thu 84862.1km+10.2km=84872.3km

 灯油のポンプに穴が開いてしまった。ホームセンターで買う。100円[税抜]。ちょうど灯油も切れた。ガソリンスタンドで買う。680円[税込]。
 というところで、このDrive my car challenge 100,000km!! PART IIはひとまず幕ということにします。100,000kmへの道のりはまだまだ始まったばかり。応援ありがとう!! 次号からは題材をドライブに絞らず、書きたくなったことをその時書くコーナーが始まります。お楽しみに! と、打ち切りになった連載マンガ(と次号予告)のようにシメてみたりして。

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