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　　　　　　　　　　　　　　　　　Dr.ハマネコの部屋

　今日６月12日から妻の濱　三喜子が芝居に出演する。テレビや映画で活躍中の赤塚さん主催の「裏長屋マンションズ」の芝居だ。
妻は自称プロの女優だが、ギャラだけで生活しているわけではないので、プロと呼べるかは疑問である。
　でも、芝居は良いもので、老若男女を問わず仲間として付き合える。大勢の人間が集まっているのだから人間関係やら何やらあって当然だが、妻はそういうことは一言も言わない。昔から近所の井戸端会議には一切参加しないたちだから、面倒な処からは一線画しているのかもしれない。まあ、はたから見ていると楽しそうで羨ましい。
　羨ましいので小生も数年前、演劇サークルに属してみたが、あまりおもしろくないので行かなくなってしまった。やはり好きなものに打ち込む姿勢が大事なのであって、小生のように芝居が楽しそうだからなんていう安易な動機では長続きしないのであろう。
小生は昔から多趣味で、何でもそこそここなすのだが、一つに打ち込むことはなかった。
　結局、練習をしないから昔弾けたピアノも弾けなくなり、社交ダンスも踊れなくなり、茶の湯の点前ももう忘れかけている。今、できることは何もないと言える。寂しい限りである。
　とことんやって、ある一定のレベルにまで達し、それを継続しなければ本当に楽しいことはなくなってしまうのだろう。