細木数子に占いでずばり言われたら

前作『正統四柱推命術』に続く好著です。前作を読んでいない人でも命式の出し方がクリアにわかる導入部。本書では更に進んで、五行について徹底的に論じ、行運の見方についても原則をわかりやすく教えてくれます。内容は大変豊富なのに、構成も文章も非常に明快で、（類書にありがちな）「もうわけわかんなーい」の密林に迷い込まずにすみます。命式・運命大盤・運命小盤の図も使いやすくて重宝です。真理とは実は明快なことなのか！と納得できます。これから四柱推命の本を初めて読む方、密林を延々と歩き回って疲れて来た方、どちらにもおすすめです。これを読んで見当をつければ、密林も何だか明るく感じられる事でしょう。私はそうでしたよ。

　
驚愕と衝撃です。星１０個！！！
本書の前書である「増補改訂　正統四柱推命術」も目からウロコでしたが、本書はそれ以上の内容でした。
高値で専門的（学術的）な数々の四柱推命の書籍と悪戦苦闘を続けてきた迷宮から脱出させてくれました。
各書籍で異なる身旺/身弱、用神の出し方（迷子の原因）も分かり易い。
（某書籍では自分で熟達しなさい！などと言うものもあった）
その上、大運と歳運の命盤をチャートで分かりやすく作成でき、推命の仕方まで丁寧に記載されている。
又他の書籍では公式の様に取り扱われている変通星の意味や相剋関係について、
陰陽五行の原点に立ち返って説明されているので、今まで漠然としていたものが理解できた。
四柱推命と格闘している方々には前書と併せてお勧めです。