細木数子に占いでずばり言われたら

　高名な『安岡正篤』から、学んだと自称する『六星占術』の本です。
　近年、この著者の悪名の為、『六星占術』の本が少なくなってきたので、興味のある方は、参考までに購入されては如何でしょうか?
　下記の本もご一緒にどうぞ。
　　　あぶく銭師たちよ!―昭和虚人伝 佐野 眞一 (著)　 ちくま文庫
　　　京都に蠢く懲りない面々―淫靡な実力者たち 講談社プラスアルファ文庫
細木数子地獄への道　細木数子被害者の会 (著)
　『安岡正篤　細木数子』でｗｅｂ検索すれば、多少は調べられますが、有名になったのが、パソコンが普及する以前なので、やはり、当時の資料を基にした、これらの書籍は一読の価値があると思います。

先日ふと手に取ってみた。
1月の収支を計算していたら、やたらと要らぬ出費を続けてしまっていた。
1月の金銭面「衝動買い等で浪費しやすいので、財布のひもはしっかり締めて下さい」
あれ？・・・当たってる？
今月はバイクを購入したところ。
2月の金銭面「経済的にも厳しい状況が続くが、借金はしないと決めて生活する事」
ッ！！！！！・・・・・（鳥肌ビンビン）
トドメ→土星人（＋）は今年から大殺界に入る！（何じゃ？その大殺界ってのは？しかも3年間？）
これで買わずにおれますか？　気持ち悪くなり、即購入しました。
本書の特徴は同じ星人でもタイプは陽（＋）・陰（−）に別れ、運気もそれぞれ異なり、
今年の全体運・恋愛･結婚運、仕事･勉強運、財運、健康運、
人間関係運、旅行･レジャー運に言及しています。
他の星人との相性、月別運も書いてあります。
参考程度にサラッと目を通しておく価値は充分あると思います。
評判の『誕生日事典』を事前に読んでいたし、
運命はやはり‘ある’というのを最近少し実感しつつあります。

今まで、このシリーズは読んだことがなかったが、
読んでみて面白いと思った。
信じる、信じないは抜きとし、なぜそのようになるのかが
詳しく書いてあり面白かった。
話題性で、初めて買う際に、いきなり○○人と
いうことがわからないので、どれから買ったらよいのか
書いてあると誤買せずにすむと思う。
ま、興味が無い人は、いきなり土星人の本を買う人は
いないと思いますが。

さしずめ私は人生の天気予報として捉えています。『億万長者は占いを参考にしないが大富豪は占いを参考にするそうですよ』本書は人生の天気予報として大事なメッセージがこめられていると思います。
ただ、欲を言えば構成内容にもう少し工夫がほしい。

人生には常に先の見えない不安がつきまといます。
私は占いが絶対なんて思ってはいませんが
ひとつの目安があれば、多少なりとも
不安は払拭されるのではないでしょうか。
決して過信することなく、ひとつの情報源と
考えれば、占いも有益な物になると思います。
「どうせ当たらないよ」
と、はじめから目を閉じてしまうのは
もったいないと思います。