
スケール:non
メーカー:地球外生物とゆかいな仲間たち
1999年完成
あやめさんのこと
あやめさんは、セガサターンの人気ゲーム「サクラ大戦」のキャラクターです。物語は彼女を中心に回っていきます。真の主役といっても良いのではないでしょうか?
そんなあやめさんの役どころは「年上のお姉さん」ってところかな?(笑)艶のある魅力で大神くんをメロメロにしてしまいます。
あやめさんのこと
キットは「でふぉるめマリア」同様「地球外生物とゆかいな仲間たち」のもので、ワンダーフェスティバルで購入しました。デキがよいので作るのがとても楽しかったです。
造形そのものは問題ありませんでしたが、わたしの製作過程の方で問題がありました。塗装前に下地塗装としてホワイトを吹きます。この下地に新兵器のモデラーズカラー(ビン入りのもの)のスーパーホワイトを使ったのです。
モデラーズカラーはMr.カラータイプの塗料で、わたしもそのつもりで使いました。うすめ液は専用のものが出ているのでそれを使っています。このスーパーホワイトはとても隠蔽力が強く、缶スプレーは以前からよく使っていました。
で、待望のビン入りカラーが出たということで早速買い求め、その隠蔽力の高さに感心しながらエアブラシで塗装していったわけです。
ここまでは何の問題もありません。スーパーホワイトを塗った上に、いつも通りMr.カラーで塗装し、きれいに仕上がりました。完成です。ところが...
トラブル発生
数日後、なんとひび割れが発生してしまったのです。髪の毛の茶色(土地色)の部分なのですが、塗膜にひびが入っていました。「なんでこんなことになったのだろう???」と思いながら、濃い色だったので筆でリタッチして塗りつぶしました。
が、またしばらくするとひびができてしまったのです。「?????」困ってしまいました。
「これはスーパーホワイトとMr.カラーの相性が悪いに違いない。」そう思わざるを得ませんでした。食い付きが悪く、乾燥して収縮するMr.カラーの塗膜を捕まえておくことができなかったんだと思います。予兆はありました。肌色を塗っていたときです。表面に付いたゴミをマスキングテープで取り除いたときに、肌色の塗膜も剥がれてしまったのです。
そのときは「もう少し待てばよかったか」と思ったのですが、食い付きの悪さを反映した出来事だったんですね〜。気づきませんでした。
それはともかく、なんとかしなくては展示会に出せません。この上からいくらリタッチしても無駄と悟ったわたしは、頭部をまるごとフラットクリアでコーティングしてしまいました。このフラットクリアは、モデラーズの缶スプレーでした。そして塗面を固定し、その上から髪だけ塗り直すことにしたのです。これでダメならあきらめるしかありませんでした。
顔の部分はマスキングし、髪の毛を土地色と茶色で再塗装しました。そのマスキングを剥がすときに、肌色の一部が剥がれたりしましたが(かなり泣きです)リタッチして誤魔化しています。で、結果はどうだったかというとなんとかひび割れの再発は食い止められたようでした。やれやれです。
トラブルの考察(自己流)
これまで、缶スプレーのスーパーホワイトを使っていて、今回のようなトラブルは起こっていませんでした。これは、色の種類による相性もあるのかもしれません。今回ひび割れしたのは土地色だけでしたし。デイトナグリーンやRLMレッドでは起こりませんでした(ですが、色の境目で下地が見えかかっているところあり)。
ですので、全ての場合においてモデラーズカラーのスーパーホワイトをMr.カラーの下地に吹くのはまずいということにはならないと思います。しかし、危険を冒さずに塗装をしていくのであれば、使わない方が賢明といえるでしょう。わたしは、下地塗装の切り札としてこのスーパーホワイトに期待していたのですが、今回の教訓からこれ以後は下地に使わないことにしました。
現在は同じMr.カラーのキャラクターホワイトを使っています。なかなか思い通りにはいかないものですね〜。
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