F/A-18E Super HORNET

スケール:1/72
メーカー:フジミ改造
1997年完成

スーパーホーネットのこと
 スーパーホーネットは2001年に実戦配備を控えたアメリカ海軍の次期主力戦闘攻撃機です。最近はステルス機がはやりですが、金がかかってしょうがねぇってことで普通の戦闘機となっています。
 従来のC型をベースにひと回り機体を大型化し、航続距離と最大搭載量を増加させています。開発コストを抑えるため、C型と共通となる部分も多くなっています。 一番大きく変わったのは、主翼前縁のストレーキ部分(LEXという)です。今までのくびれた形から半月型になり、面積も大きくなりました。MIG29に似ています。 また、エアインテイクが丸形から四辺形のタイプに変更になっています。エンジンの強化によって必要な空気が増えたためと言われています。あとは目立ちませんが機体の全長が長くなり、主翼の面積も拡大しています。
 就任の際には多目的機として運用され、現在のF−14やA−6に変わって要撃から攻撃までを広くこなすことになるようです。

フジミのホーネット
 図面は「航空ファン」に掲載されたものを使用しました。C型との比較図面だったのでちょうど良かったです。これを1/72スケールに拡大コピーして使っています。 キットはパーツ分割の都合などからフジミのF/A-18Aを選びました。実は素組みでも組み上げるのが難しいキットなのですが、ワンパーツの多いハセガワ製のキットに比べると改造向きなのでした。
 基本的な改造工作はプラ板でやっています。プラ板でハリボテを作って組み合わせるといった感じです。曲面はポリパテを盛って削り出すといった強引なワザを使った部分もあります。 主翼は上下2枚のパーツからなっていたので、上下違うところでカットして、スライドさせて接着、主翼面積の拡大をやっています。胴体の延長は、延長する部分を切断した後、プラ板の板で樽のようにして間をつなぎ、表面にポリパテを盛って成形しています。
 機体を切り刻んで改造するという工作はやったことがなかったのですが、自分なりにまずまずうまくいったと思っています。ただ、改造工作に追われるあまり、表面処理などの基礎部分がおろそかになったところがある点が反省です。 集中力が足りませんでした。

イタレリのキットを見てみたい
 この作品を作る間に間に合わなかったのですが、イタレリからスーパーホーネットのキットが出るそうです。 どんな作りになっているのか大変気になります。写真資料もあったのですが、どうもよくわからない面取りの部分があったりして、わたしの作品にはある程度フィクションが入っています。 そこんところがどうなのか?正確に再現されるかは不明ですが見てみたいものです。


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