
スケール:1/72
メーカー:ハセガワ(デカールはフジミ)
1994年完成
タイガーミートのこと
タイガーミートというのは、世界の空軍で虎印の部隊が一同に会する航空祭のことです。
以前は西側だけだったのですが、冷戦終結後は旧東側の部隊も交えたお祭りとなっています。
このF−16はベルギー空軍の機体で、1991年(たぶん)のタイガーミートにこのようなハデハデ特殊マーキングで参加しました(いつもベルギー空軍はこういう派手なスペシャルマーキングでやってきます)。
F-16A PLUS タイガーミートのこと
キットはハセガワですがデカールはフジミのものを使っています。もともとこのタイガーミート仕様はフジミから発売されたものでした。
しかし、フジミのF−16はキライなので、デカールだけもらって機体はハセガワのものを使用しました。フジミの機体?さて、どうなったのでしょうか?(笑)
ベルギー空軍機ということなので、垂直尾翼の尻尾を延長しています。ここはパラシュートが入っているところです。プラ板の箱で再現しています。
また、作り分けのポイントとして、エアインテイク脇の航空灯があるのですが、資料写真を見る限りではノーマルだったのでここは変えてありません。
通常ならセンサーなどが増設されているので「でめきん」になっています。
はじめは着陸姿勢で作っていたのですが、このときの展示会のテーマ「エアモデル」で飛行モデル展示をすることになったので急遽変更しています。
パイプとのジョイントはボールジョイントを使い、ある程度の姿勢変更はできるようになっています。取り付け位置を決めるのが少々骨ですが、うまく付ければバランスよくできます。
塗装はゴーストグレーとイエローだけで、虎縞はすべてデカールとなっています。この縞がフジミのデカールです。
デカールはいくつかの模様がひとかたまりになっていましたが、縞の部分だけ切り抜いて1枚1枚貼っています。
同じスケールの同じ機体といってもメーカーが違えば形が違います。少しずつでも違いがあると、1枚ずつ貼っていくうちにズレが蓄積されて全体のバランスを崩してしまうことも考えられます。
なので、端から順に貼らずに、色々なところを貼り散らかすように貼っていきました。多少密度が偏っているところもできてしまいましたが、全体的にはまずまずだと思います。
最後にトップコートを吹いて完成です。ちょっとデカールが浮いてしまったところが出ましたが、まぁいいでしょう。なかなかこういうおいしい機体はないので、チャンスがあればまた似たようなのを作ってみたいですね。
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