ふりーはーとメールマガジン == 2001/07/22
第4号
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● お盆によせて

 筆者は,この夏の終わるころ五十歳を迎えることになっている。

 それなりの歳と言えばそれまでだが,親しくしていた知人や身寄りの者が鬼籍に入って行く。
 夭折(ようせつ)というのは,まわりの者にとっても,本人の無念さを思い辛いものであるが,例え歳に不足はないと言われようが見送ることに寂しさは残る。
 自らの来し方行く末に思いをはせる事となる。

 どうも,世を挙げて「健康指向」があるようだ。
 そんなにも,食い物を厳選し,体を動かす必要があるのか。
 TV番組で,何々が躰(からだ)に良いと取り上げられると,食品売場から,一斉にその何々が消えてしまう。
 今やTV業界と食品業界は手を組んで,不良在庫になりそうな食材を値崩れさせず捌くために,「何々が躰に良い番組」を制作していると言う(なバカなとは思うが,案外本当かもしれぬ。)。
 歩きすぎて膝を痛める知合いもいる。
 深夜,歩道のない道を目立たぬ服装でウォーキングしている者がある。
 「健康の為なら命を落とすもいとわぬ。」と言い切る。

 また,癒されることを渇望することも流行っているらしい。
 癒し系何々が氾濫することになる。
 癒し系何々商品が多量に余ったので,「冷やし中華」であると偽って売ったという話は,未だ聞かない。

 一時期,ストイックな(?)生活を自らに課して宗教書(?)(密教とか修験道等)の類を読んだことがある。
 喫煙者が,禁煙すれば,それは,それで立派な禁欲生活と言える。
 飛躍するが,健康指向者は現代の修行者なのかも知れぬ。
 得難いものを得ようと志すところが似てなくもないではないか。

 最近,手持ちの録音テープの中に,昨年亡くなった学生時代の友人の声を発見した。
 その音源から,パソコンでCDを作成し,今,手元にあるが,なんとか,彼の墓前に手向けたいと思っている。
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後記
 第4号をお送りするが,散漫な内容で申し訳ない。金曜日が休日だったのが敗因。
前号に書いた梅干し,土用に入ったので昨日からざるに上げて天日に干している。3日2晩晴天が続けば大成功。


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