- 秋は空が高く見える季節です。 秋雨前線が消え、冷たく乾いた気団が大陸からやって来るころになると、5000メートル以上の高空に広がる雲を目にすることが多くなります。 乾燥した空気は透明度も高く澄んでいて、遠くの景色もよく見えます。
- 写真の雲は巻積雲といい、別名 鰯(いわし)雲とか鱗(うろこ)雲と呼ばれています。 こういう雲は秋によく見られ、俳句の季語にもなっています。
- その雲の下、ランディングしてくるパラグライダーを地上から見上げて撮影しました。 青と白の穏やかなコントラストが、パラグライダーを引き立てます。
- 巻積雲は秋の空を彩る美しい雲のひとつですが天候が悪化していく前兆として現れることが多く、実際この次の日はどんよりとした曇天や冷たい雨が降った地域が多かったようです。
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